61話
そして市長についていくと博物館みたいなところ
「お礼にこれをさしあげます」
そう言って赤く光る石を渡された
「こっこの石は! 暖かく、赤く、山の上の神殿にあったやつにそっくりだぜ!」
「そうですこれはミニプロミネンス紅玉! 色々あって砕けたプロミネンス紅玉のかけらで、炎と光のパワーを高めます!」
「火力こそ全てだぜ!」
そしてお礼を言われて街を出た……そして歩いていると
「そういえば目的地がないわね」
ネクロが気づいた
「うーんあてがないぜ……さまようしかないのか」
そしてしばらく歩くと草原があり、とりあえず歩いていると女性の悲鳴「ひぃー助けてー!」
「赤いゴブリンに女性が襲われているぜ! 助けなければ!」
弱くネクロが殴って倒したするとゴブリンは土下座した
「ゴメンナサイ! ゴブリン村の村長を助けるのに金が必要で……」
「どういうことだぜ!」
「私たちゴブリンの村にゴブリンが住んでいて、その長老のゴブリンが病気でみんなどうすることも出来ずに仕方なく人を襲いました…」
「ふうんかわいそうだし見てこようぜ治せるかも魔法で」
ダルスが提案しみんなで行くことになった
「草原のその先に……村! 住人はみんなゴブリンで竪穴式住居に住んでいるぜ」
「あそこの一番大きい家に長老がいます」
赤いゴブリンについていって家に入ると床に敷いた草に横たわる年老いたゴブリン
「苦しそうだぜ……」
「お願いします助けてください長老が死んでは村中のゴブリンが生きる方法がわからず暴れてしまいます」
「それは良くないぜ! 回復はネクロが得意なのでお願い!」
ダルスがネクロに頼んだ
「ハイハイ……それっスーパーメディカルヒール!」
ポワワと光が出てゴブリン長老を包み込んだ
「どう治った? ダメね良くならないわ魔法でもダメね」
「そっそんな! 魔法使い様でもダメなんてもうオシマイだ」
打ちひしがれる赤ゴブリン……その時ネクロが言った
「魔法でダメならもうひとつ手があるわ」
「てっ手とは!?」
赤ゴブリンはつばを飲んで聞いた
「薬局で薬を買うのよ! ダルス買ってきて」
「おう!買ってくるぜ……(数分後)……買ってきたぜ!」
「ありがとうダルスそれじゃ薬を飲ませてはい回復したわ」
ゴブリン長老が起き上がった!
「スゴイ! これが薬の力!」
感動する赤ゴブリン
「おおありがとうありがとう旅の方よ……お礼にゴブリンの秘宝をあげ」
その時突然ゴブリン長老が爆発した!
「ビャアアアーッ!」
「長老が死んだ!?」
一体何が起こったのかと周囲を見回すダルスたちすると次の瞬間もろい壁が破壊され外から何かが飛び込んできた!
「だっ誰だぜ!」
そして侵入者は名乗りを上げる!
「俺はトレジャーハンターエルフ! ゴブリンの宝をいただきに参った!」
「エルフなのに泥棒とは非常識な! 宝は俺のものだぜ! 喰らえプロミネンスファイア!」
炎が出てトレジャーハンターエルフを燃やす!家も燃える
「ふっ……その程度か!」
「クッ涼しい顔をしてるぜ!」
家は全焼し灰しか残っていないがトレジャーハンターエルフは無傷だ!
「それではこちらのターンだ! 刮目せよ! エルフ一族最強魔法! 超弩級エルフ砲!」
突如として巨大な砲身が現れエネルギーの塊をダルスに発射!
「エルフが何だぜ! こっちは魔王だぜ! ダークキャノン!」
ダルスもありったけの魔力を闇エネルギーとして放出!
2つのエネルギーがぶつかり合う! そして次の瞬間とてつもなく大爆発が起き、ゴブリンの村は焼き払われた!
「やるなお前ぇぇぇぇぇぇぇ!」
「そっちもなかなかのものだぜ! だが俺が勝つぜ!」
トレジャーハンターエルフとダルスはお互いに魔力切れだ! よって殴りあう二人!
「ウオーッ!」「ウラーッ!」「トォー!」「ハァー!」「クラエーッ!」「ヒッサツーッ!」「サイキョウーッ!」
ビシバシと殴りあう二人……その横ではゴブリンたちが呆然としていた
「ああ……村が……」
「何もかもがなくなってしまった……」
絶望するゴブリンたち……赤ゴブリンも感情を失っていたその時戦いを見ていたドラゴンが言った
「そういえばモンスターがたくさん住んでいる村があると聞いたことがあるぞ」
「えっそれは一体?」
赤ゴブリンが聞いた
「かいぶつの森というところだ……行き場を失ったモンスターがたくさん生活しているらしい言ってみたらどうだ」
ゴブリンたちは賛同した
「それでは私達はその新天地で生きようと思います」
「それがいいだろう私の知り合いのドラゴン種族もいるはずだからそいつを頼れ、名前はドラモンという」
「ありがとうございますドラゴンさん」
その時ダルスの叫びが聞こえた
「勝ったーッ!」「負けたーッ!」
トレジャーハンターエウフは空高く吹き飛んでいったダルスが勝ったのだ!
「さあ勝ったぜ! 秘宝くれ」
ゴブリンに言うダルス
「まあもう必要ないのであげます」
そしてゴブリンの秘宝をもらった丸い緑の水晶球だ
「それを古代の洞窟という洞窟で使うと秘密の扉が開くと言い伝えがあるのですそれでは私達は行きます」
「おうまた会おうぜ!」
そしてダルス達はゴブリンの村をあとにしたのだった
「そうだダルス、あなたは格闘戦の練習が足りないと思うわ鍛えたほうがいい」
「確かにそうだぜネクロならあんなエルフは一瞬だっただろう」
話すダルスとネクロ、そこにミリアンが入ってきた
「だったらダルス、この近くに修行タウンという修行の街があるって」
ミリアンは本を見せた
「おおっおあつらえ向きだぜ! 行ってみようぜ!」
鍛えろ……