58話
氷の壁の先の神殿に進む二人……周りに置かれた太陽神をかたどった石像も凍りついている
「ここは特に寒いぜ……」
「帰りたい……」
寒さで弱気になってきた二人……しかし頑張って歩いて行くと床に魔法陣が光っている大きい部屋に出た魔法陣の中心には水着の女、魔王だ
「貴様らがここに来たということは3人は死んだか」
魔王は無感動に言った
「次はお前の番だぜ!くらえエクサファイアー!」
ダルスの先制炎魔法! 真っ赤な炎が魔王を包んだ! しかし次の瞬間、炎が凍りつき砕け散った!
「馬鹿な! 炎が凍るとはありえないぜ!」
「魔王だからありえるのだ……さあ、残り60秒だ」
「十分過ぎる時間だぜ! 倒すぜ!」
「威勢のいい子供だ……十二神魔王ホワイトアウト、いざ出陣」
魔王ホワイトアウトとの戦闘!
「焼き尽くすぜ! ファイヤー!ファイヤー!ファイヤー!ファイヤー!」
無数の炎が魔王ホワイトアウトに襲いかかる!
「無意味」
炎はすべて凍ってしまった!
「まだまだ! エクサファイアー!エクサファイアー!エクサファイアー!」
上級炎魔法だ!しかし!
「弱い」
それも全て凍ってしまった! あせるダルス達
「だったら逆に氷だぜ! スーパーウルトラブリザード!」
吹雪攻撃!
「普通に効かない」
しかし効果が無い!
「やっやばいぜ……」
その時ルーノンが言った
「そうだ! あのハルバードは!?」
「おおそれがあったぜ!」
ダルスがハルバードを構えて魔王ホワイトアウトに突っ込んだ!
「ダメ」
今度は魔王ホワイトアウトの吹雪攻撃!一面が真っ白に染まる!
「くっ進めないぜ!」
「はい、時間切……」
魔王ホワイトアウトがそう言いかけた時だ!
「うおおおダルスよ大丈夫か!」
「お前はドラゴン! 吹雪で何も見えないが!」
傷だらけのドラゴンが駆けつけたのだ! しかしダルスが振り返ると
「あっハルバードがドラゴンに刺さってしまった!」
「うっ!力がみなぎ……ぐわーっ!爆発する!」
次の瞬間ドラゴンは爆発した!その勢いで吹雪ごと吹き飛ばした!
「ウワーッ!」
「シールド!」
ダルスとルーノンをシールドが包んだ……そして視界が戻ると
「あっ魔方陣が描かれた床が砕け散っている!」
「しまった……よくもやってくれたな」
魔王ホワイトアウトは無事だがどうやら計画は防いだようだ
「そうか魔法陣が魔法だったのか……」
「仕方ない計画はやり直すしかないな……だがお前たちは殺す」
「これはこっちのセリフだぜ!」
「ダルス、二人の力で今度こそ倒そう!」
相当に強い魔王……