36話
ダルスは目が覚めると病院のベッド
「ハッ!気絶した俺は病院に運ばれ寝ていたというわけか!今は朝なのでルーノンたちからはぐれてから丸一日経過しているので心配をかけているはずだ戻らなくては!」
「あっダルスさん目が覚めたんですね……」
部屋にはミリアンと少女たちが居た
「俺はもう元気だし帰るぜ!心配かけたね」
「そうですか……あの私はウァルランという街に居るので機会があったらまた…」
その時ブツンと部屋の明かりが消えたそして
「アッハーーーーーッ!」
甲高い笑い声が病院中に響き渡った……足音が近づいてくる
「敵か!」
病室の扉が開き、白衣を纏うやせ細った紫色の肌の男が入る!
「アヒョーッ!もう目覚めたのか!さすがだねぇ―!」
「誰だお前は!?」
男はよだれを垂らしながら笑う!少女たちは恐怖!
「私は十二神魔王の一人の魔王セイヴァーだよぉぉぉぉぉ!ダルスくぅぅぅぅぅんん!」
ダルス驚愕
「何十二神魔王が何故こんなところに!」
「病院なら怪しまれずに人体改造できるからねぇ!君も改造したかったんだけど遅かったねぇ……そこで!」
魔王セイヴァーの両手にメスとドリルが発生した
「この場で手術タイムをアヒヒヒーッ!」
魔王セイヴァーが襲いかかってきた!
「喰らえギガファイヤー!ギガ岩落とし!ミラクル砲!」
「アプオォーッ!」
魔王セイヴァーは吹き飛んだ
「口ほどにもない魔王だぜ」
魔王セイヴァーは気持ち悪い動きで立ち上がった
「やっぱり私は戦闘にゃあ向いてないねぇ……こうするのが一番だねぇ!」
その時天井が爆発し手術服を着た人間がたくさん飛び降りてきた
「こっこれは目が光りよだれをたらし体にチューブから何かが流れ込んでいる!奇声を発する者も!改造されている!」
「なんだかよくわからないですがひどい有様ですねまさか病院でこんなことが行われているとは」
魔王セイヴァーは甲高く笑った
「アヒヒヒーッ!魔王の侵略はもう始まってるんだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!ヤッチマエーッ!」
改造人間が襲いかかってきた少女たちに被害が及ばぬよう注意して倒した
「なんて奴だ!罪なき人々に容赦なく魔法を打ち込むとは!」
「涙を呑んで戦うこともあるぜ!そしてトドメだギガ絶対零度レーザー!」
「ヒィーッ!」
魔王セイヴァーは凍りつきそして砕けた
「邪悪な敵だったぜおっなにか落としたぞ……これは魔導書!これを読めば魔法が使えるようになる優れ物」
そして病院をあとにしたダルス達
「それじゃあなまたいつか!」
少女たちは口々に色々言った感謝とか寂しさとかそういったものを
そして電車に乗ったダルス
「電車といえば駅弁だぜ!ネピアテルグ名物エーテル弁当だぜ!魔力も回復するのでお得」
「このマナ弁当も人気なのよ素早さがあがるわ」
「おおミリアンそれも美味そなぜミリアンがいる!?」
そうふと気づくとミリアンが座っていた
「来ちゃった」
ミリアンは笑顔で言った
真の戦いが始まる……