243話(第2部4話『レイド・ア・イントリーグ』6)
そしてリョウ暴力カーディナルは大爆発して死んだ……
「正義は勝つぜ……そういえばこれからどうしよう」
「他のカーディナルの情報が必要よ! でも私達が来ることは読めてたみたいだから、手がかりがあるかどうか……」
「うーん、どうもカーディナルって正体がつかめないかんじだぜ」
「そうね、町の住民にもまるで知られていないし……目的も大きさもさっぱりなのよね」
ダルス達は周辺を捜索した……そして
「おっこれは!」
ダルスが発見!
「魔王タッツェルブルムの残骸からなんかでてきたぜ!」
タッツェルブルムからドロップした物、それはスティック状の機械である
「魔法メモリね……こいつらは確かハンムラビとかいう魔王派遣会社の連中だったわね?」
「うん、こいつリーダーだったみたいだしいい情報もってるかもだぜ! ではカシャッと」
魔法機械に魔法メモリを差すと、画像と文字データが表示された
「なになに……任務の情報みたいだな……極秘って書いてるぜ!」
「わくわくするわね……ええと……天皇の確保……天皇!?」
一同は驚いた
「天皇といえば、この前戦った雲煙天皇デューモス……! あれのこと!?」
「そうみたいだぜ……なに、現状確認済みの天皇は6体、内1体はカーディナルとの協力を結ぶことに成功しているが、残る5体は世界中に散っている……その対策として、新興組織である諸君らハンムラビと契約をした……該当するメンバーに、まずワクワクポリス内部に発生した天皇の対処を依頼する……」
ダルスは読んでいく
「ターゲットの名前はパルテロ・トト……ワクワクポリス・ウォーターフロントエリアで大道芸人をしていた男……調査に行ったカーディナル軍が既に撃退されている……諸君らの任務はこの天皇をなるべく周辺への被害を少なく確保することであるが……場合によっては殺害も許可する……と書いてあるぜ!」
「これはすごい情報ね……他にも細かいスケジュールや出現箇所の予測データが書かれているわ!」
一同はデータをよく調べた
「よーし! じゃあ今度はこの芸人の天皇のところに行ってカーディナルと対決する感じでいこうぜ!」
「さんせーい! あ、でも」
ルーノンが気づく
「先にドラゴンと合流したいねー」
「だぜ! 天皇と戦うことになったら戦力はどんだけあっても足りないくらいだぜ!」
「そうね……駅のあたりにでも行って、まずはドラゴンと会えるようにしましょう」
「……ドラゴンっていったいなんなんだ……?」
ククの疑問を残し、彼らは崩壊寸前の豪華料亭を去っていった……