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235話(第2部3話『フリークス・レイジ』3)

亜人は食品……

「3番6番12番20番29番! 食品行き!」

「ギャーッ!」「助けてくれー!」

エルフとかスライム怪人みたいなのが肉にされた!


「くそ……だが、指名された瞬間が勝負だぞ……!」

「うむ……」

ドラゴンと電車マンは悲惨な光景に歯を食いしばりつつ、虎視眈々と戦闘準備をする


「よし! 次! 30番31番38番! 食肉加工!」

ドラゴン達の番号が呼ばれた!

「よし、来」


ドラゴンと電車マンが瞬間ワープ!

「たか!」

拘束リングから解放!


「よしブッチャー、加工せグワーッ! 何をすグワーッ! グワーッ!」

ドラゴンが殴る! 電車マンが殴る!

「ぶ、ブッチャー! ドラゴンスレグフッ! なんとかしろーっ!」

看守が叫んだ!


「私は仕事中です、ドラゴンスレイヤーさんお願いします」

「……」

ブッチャーは肉を切る!

ドラゴンスレイヤーは無言で地を蹴って接近!


「来るぞ、ドラゴ……ウギャーーーッ!」

瞬間、電車マンはドラゴンスレイヤーに殴られ食肉冷蔵庫に吹き飛ばされた!

「電車マン! だが魔王など!」


ドラゴンスレイヤーは殴った反動を利用しドラゴンに接近!

「……!」

「ウオオーッ!」

ドラゴンは魔王ドラゴンスレイヤーの腕を掴んだ!


「……!」

「魔王などこれまでに何十体倒したとグワーッ!」

ドラゴンは掴まれた腕をそのまま力ずくで振り回した! ドラゴンは空中に放り投げられる!


「……」

冷徹なる重装兵は宙に浮くドラゴンに槍を投擲!

「アババババババーーーーッ!」

ドラゴンの体に槍が突き刺さり天井に貼り付けられた!


「……」

ドラゴンスレイヤーは鎧の中で鋭い目をドラゴンに向けた

「奴は」


「よし、魔王、よくやった! これでルイ様にお叱りを受けずに済む!」

看守はよろよろと立ち上がった

「では次の食材を……ン、その前にもう一体いたか」


そこにはもう一人、ボロ布を纏う少女が床に座っていた……

「ブッチャー! このガキを加工せよ!」

「あいよー」

ブッチャーが少女の首を掴み釣り上げた! 少女は無気力にだらりと吊るされる!


「これ、ただの人間か?」

「ンー……資料によると、これは獣人ってところかな? なんでも危険が迫ると……」


「ア……アア……」

少女が発光し……空気が震える……!

「AAAAAAAAAAAAAAAAAARGH!!」


「変身する……ヤバイ!」

それは巨大な怪獣! 巨体が天井を破壊し、密室に光が差し込んだ!


「ギャーッ!」

ついでにドラゴンも天井から落下した!


「なんだこれは……!」

10メートルはあろう体長、獅子めいた顔、猿じみた胴体、鰐めいた腕! 名状しがたき凶獣!

「あの子供がか……! なんという……!」

「ゲホ、ゲホーッ! やべえぜドラゴン……!」

屑肉まみれの電車マンが這い出てきた!


「こりゃあもう逃げるしかないぜ……!」

「だが、先に他の捕虜を助け」

BOOOOOOOOOOOOM!!

怪獣が捕虜を踏み潰した!

「南無三!」


「なんだなんだ、看守! ドラゴンスレイヤー! なんだこれは!」

部屋の奥から肥満体型のルイ食料カーディナルがのっそのっそと現れた!

「看守! 貴様の住民カードランクを0点にするぞ!」

「お、お許しを……! ドラゴンスレイヤー!」

「……」


竜殺しの重装歩兵が凶獣に駆ける!

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