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229話(第2部2話『バーニング・ダウン・ザ・テンプル』6)

ドロボウ少女ククメロイデスの祖父が死んだ

「なぅ何が!」

ダルス達が神社内に駆け込むとおじいさんが死んでいた

「寿命かな」

「いやおかしいわ……この現場をみたところ、このおじいさんは畳の上で仰向けに寝ていて一見天寿を全うしたように見えるわ……でもあれを見て」

部屋の開き戸近くの壁には血がついたへこみがあった

「そしてこの老人の手……殴ったような跡があるわ」

そしてネクロが衝撃の事実を言い放った

「つまり……こういうことよ!」



この日老人は部屋に居ると「こんにちはー!」

「おや来客じゃ……だれかな」

しかし開けるとお化けが居た!

「おばけでええええええええす! 死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

「う、ウワアアアアアアア!」

おじいさんは思わず正拳突きを叩き込んだ!

「ウッすり抜けた! ギャー手が!」

突きはおばけをすりぬけ、壁を殴ってしまった!

「ガス状ボディなので無効デス! では死ね!」

おばけが老人の体内に入り込み……生命力を奪い去る!

「リュボップブォォォォォオオオオ!!」

おじいさんは死んだ……

「ククク……俺はおばけなので物的証拠は残らん……こうして横たえとけば寿命で死んだと思うだろう」

そしておばけは室内をウロウロ物色した

「無い! どこだ! 魔王オリジネイターの神器……天の剣が無い! おばけなので部屋は荒れてないが……」

そしておばけは諦めることにしたのだ

「仕方ない、帰ろう……」

おばけは去っていった……



「つまり私の考えによると……おばけが殺人犯よ!」

「よくぞ見破った!」

「誰だぜ!」

ターン! ふすまを開けお化けが……黒いガス状で人の上半身のシルエット、目だけ光っているおばけが現れた

「おばけでええええええええええええす! 張り込んでいて正解だった……俺の目的は天の剣……小娘! 貴様が持っているそれだ!」

「お、お前がおじいちゃ……ジジイを殺したのか! なんであたしの剣を狙う!」

怒り叫ぶククメロイデス!

「我が主、煙神デューモス様の命令ってもんよ」

「だからって殺すことないだろ! 商談なり相談なりをまず挟め!」

「ではその剣を1円でゆずれ!」

「ふざけんな! いろいろとなめるなぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

ククが間合いまで一気に踏み込む!

「お望みとあらばたっぷり喰らえ!」

柄から光が溢れ、瞬時に刀身を形成!

切りかかった!

「アバーッ!」

おばけは光に切り裂かれ消滅した……


「へっあっけなグワーッ!」

ククが吹き飛ぶ!

「油を断つと敵が大きい……注意力だーっ!」

不思議! 物陰からもう一体のお化けが現れククを攻撃したのだ!

「複数犯の可能性は思い至らなかったのかなぁー! 天の剣は頂いたギャーッ!!」

影の腕を剣柄に伸ばしたおばけは悲鳴をあげた!

「俺達も複数犯だぜ……」

「別に犯人じゃないわただの複数よ」

ダルスが魔法コマンド:ブリザードでおばけを冷凍させていたのだ!

「昨日倒した煙のモンスターと同じ種類みたいだぜ」

「弱点も同じのようね……つまりけしかけたのも同じ奴ね」

「こ。凍ってしまう……助けピキピキカチコチバリン」

砕け散った……


「大丈夫だぜ? しっかりせい」

倒れていたククを起こした

「助けて……くれたの……」

「俺は悪そうなのやっつけただけだぜ」

「……ありがとう」

ククは立ち上がり、部屋の奥……神棚がある場所に近づいた

「今のおばけは何なのか? なんでおじいちゃんは殺されちゃったのか……、それは知るためにまずあたしから話をしよう」

神棚に天の剣を置いた

「この剣とこの神社の言い伝えについて」

魔王神話伝説……

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