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227話(第2部2話『バーニング・ダウン・ザ・テンプル』4)

寺から戻り宿屋で一泊し、翌日メインシティに来たダルス達……

メインシティは地上は様々な商店のネオンサインや巨大看板、露天商や屋台がひしめき合い、上空には青い空を反射する高層ビル群が伸び、その隙間を縫ってモノレールが張り巡らされている……

「よし観光しようぜ!」

「カードのレベルも上がったし資金も入ったし、ま、良いわね」

許可が出た

「それにしてもドラゴンの行方が気になるわねぇ」

「ピクシーからの気配はまだ無いね……でもドラゴンは強いし大丈夫でしょう」

観光が始まった……


「観光っても何すればよいんだろう」

「たしかによくわからないわね……モンスターとか悪人とかいないかしら……」

「みたかんじ平和だねー、会社員や市民、観光客が街を歩いているだけだね」

「アッそこのビルに巨大街頭テレビモニタがあるよ」

見ると、テレビに映像が流れている


「……ということで最大規模塾の経営者であるマイケル氏の死は全国の教育機関に大きな影響があると見られます……ではCMです」

ニュースキャスターの姿から映像が移り変わりコマーシャルが流れる

「観光客のみなさまへオススメスポット! グルメ巡りのオイシイ・運河・ストリート! 伝説の英雄の遺跡ラトナトラヤ・キャッスル! 世界中の珍しいモンスターが放し飼いされている超物園! メインシティの素晴らしい天望を楽しめるランドMk-IIタワー! 魔法修行が気軽に楽しめるハイテック道場! 自然に囲まれリラックスを、ニョキニョキ自然公園! ワクワクの歴史を学べるワクワク歴史資料館! かつて大量の金が採掘されたワクワク金山! ほかにも素晴らしいスポットがたくさん! お近くの観光案内所へお越しください! なお最新技術の展示・体験を行うマジックズ・フューチャーセンターは諸事情により休館中です」

そして番組はニュースに戻った……


「なるほど、面白そうなのがたくさんあるぜ!」

「そうねぇ、ルーノンはどこ行きたい?」

「わたしグルメのやつ行きたい!」

「俺も食べたいぜ!」

ダルス達はしゃぐ

「いいわね、じゃあそのなんとか運河に向かいましょうか」


ガタンゴトン……モノレールで移動した

「着いたぜr! 観光客でいっぱい」

「活気づいているわね」

「ワクワクポリスって意外と平和なのかな?」

「一見そうだけど……だけどどっかで何かカーディナルが悪いことしてるはずよ……」

「見ろ! クラーケン焼きだ! おいしそうだぜ!」

そしていろいろ食べたり買い物を楽むダルス一行……

「なんか揚げたやつとかフルーツジュース、エリクサーやなんか揚げたやつ、海鮮や粉を焼いたやつや饅頭、ラーメンやポーション、肉やなんか揚げたやつなどよりどりみどりだぜ!」

「おいしいね!」

アーケード街を歩く……しかしその時


「おやなにやら少女が俺達の方に向かって走ってきているぜそしてそのまま俺にぶつかり……通り過ぎていったぜアッ俺の財布がないぜ!」

「スリじゃない?」

「そうみたいだぜ! 泥棒とは悪いからいけないぜ! これもカーディナルの仕業か!」

「多分違うと思う……でも困るし追いましょう」

話している間に盗人少女はスイスイと人混みを抜けていく

「ヘヘヘマヌケな観光客どもめ! 裕福なお前らの眠った預金をアタシらが有効に所得再分配してやるってんだよーッ!」

しかし少女は急停止し、上空にジャンプした!

次の瞬間、少女が居た場所の地面が突き上がった!

「魔法コマンド:隆起! ……は、避けられたぜ!」

少女は隆起した地面に着地し、そこからハイジャンプ、商店の天井に飛び移って走る!

「魔法使いか! 珍しくもないね! 逃げ切ってやるよ!」

「だったら私は追い詰めるわ」

「何っ!?」

少女は振り向き驚く!

空中に複数の足場が展開されておりそこを踏んでネクロが高速で追ってきていた!

「魔法使い:シールド」

ルーノンの盾魔法を足場にしたのだ!

「チィ! だけどこっちも生まれついての泥棒……狙った獲物は逃さねぇ!」

少女は服から奇妙な剣……柄しか無い剣を取り出した!

「アタシの一番のお宝だ! よーく見な!」

柄から光の粒が溢れ出す! 瞬間、巨大な光がきらめいた!

「どーだ! 何も見えまい!」

「目眩ましね……でも、甘いわ」

「な、何だと……」

光が収まると、盗人少女はネクロに拘束されていた!

「なんで目潰しが効かなかった……ハッ!」

ネクロの目の当たりがサングラスじみて黒い靄が覆っていた、そして靄は消えた

「俺の暗黒魔法だぜ!」

いつの間にか近くに居たダルスが自慢した

「盗む相手が悪かったわね、お嬢さん」

「う、うぐ……」

御用だ……

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