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220話(第2部1話『セットアウト・オナ・ストレンジ・トリップ』4)

謎の人物との戦いが始まった……

「誰だか知らんが我らの邪魔をするなら許さんぞ……密輸野郎のボディガードといったところか……」

男は巨大な鉄輪を構えた!

「俺は魔王フープローラーだ……では死ぬが良い!」

フープローラーは鉄輪を金属製のロッドで叩き、射出した!

「こんなの避けるの簡単だぜひょいっと」

ダルスは避けた

「グワーッ!」

しかし鉄輪はブーメランじみてカーブして命中した!

「弱そうな雑魚めが! 我が美麗なる戦法に酔いしれて死ね! トゥ! トゥ! トゥー!」

鉄輪を金属ロッドで操りダルスにぶつけていく!

「ギャーッ! ギャーッ! ギャーッ! だれかたすけて」


「ダルスがピンチよ!」

「レスキューたい出動!」

ネクロとルーノンが助けに出る!

「そうは問屋が卸さねぇんだよぉ!」

しかし緑色の男が矢を放った!

「うわっ!」

ルーノンはブリッジ姿勢で回避!

「グググギィィィィィィ!!」

矢はその辺に居た無関係な誰かに命中!

その不幸な民間人はグジュグジュに腐り落ちた!

「おそろしい技ね……」

ネクロが感心すると緑の男は得意げに笑った

「イッヒッヒ! 俺の名前は魔王レラジェ……貴様らもああなるんだ!」

「魔王……? ウィザードは死んだわ……あなた達は何者なのかしら」

「ああんウィザードを知ってるのか? お前らただの人間じゃ無いようだな……」

魔王レラジェは少し驚いた

「なら魔王の恐ろしさもわかるだろうが? 大人しく降参したらどうだ? 人間風情がァ……」

「お生憎様ね、私達は魔王なんか掃いて捨てるほど倒していったのよ!」

「クックック! 楽しいねェ……では溶かされろやァ!」

「来るよネクロ!」

「ごめんダルス1人でなんとかしてね!」


「ギャーッ! わかったグオーッ!」

鉄輪に蹂躙されるダルス!

「貴様ら人間は魔法機械とかいうおもちゃを使わなければ魔法を使えん雑魚だそれ故に使う隙を与えず攻撃を与えれば一切反撃されることなく一方的に勝利できるというわけよわかるかこの美しき戦法がまるで聖書に記されし孫氏の兵法の如きであろうフハハハハーッ!」

「くっ魔法機械を使う暇がないぜ! こうなったら……がんばるしかないぜ!」

するとダルスはがんばり、鉄輪の中に入った!

「ばっ馬鹿な! 馬鹿だ!」

「ぐるぐるだぜ!」

ダルスは土星の公転じみて鉄輪とともに回転しながら魔王フープローラーに接近!

「ダルスパンチ!」

「グワーッ!?」

パンチがフープローラーの顔面にめり込んだ!

回転により威力が二倍!

「今だぜ! 魔法コマンド:アシッド!」

「アアアアアバァァァァ!」

酸の雨が降り注ぎフープローラーとその鉄の道具が錆びついた!

「くそっ! くそっ! 今殴られてわかった! 貴様人間じゃないな!」

フープローラーは床を這いながらダルスを睨む!

「そうだぜ! 確か俺は……魔王と……自分を神と言ってたやつとのハーフらしい……よくわからないけど……まあいいや魔法コマンド:ダーク!」

闇魔法!

「ゴバッブ!」

魔王フープローラーは塵と化して死んだ……


一方ネクロとルーノンの戦いでは

「おい! 1人死んだぞ! 大丈夫なのか!?」

黒い燕尾服の老人が焦った

「うるせぇ! こっちも聞いてない仕事なんだよぉ!」

レラジェは既にの一部が腐敗、骨も折れている……反射を食らっているのだ

「チクショウが! 死ねぇ!」

矢を放つ!

「もう見切ったわ」

ネクロは矢を手で止めた!

鏃に触れなければ問題ないのだ

「ほいっと」

矢を投げ返した!

「ウゲゲゲゲゲーーッ!」

レラジェに命中! 体が腐敗し溶けた!

「キサマ、魔王ー! 大金をかけて雇ったんだぞ! 働けよ、ワシのために!」

黒い燕尾服が怒鳴り散らす!

「はぁー、はぁー……仕事は、もう……済んでる……ぜ」

レラジェは溶けなかった片手を引っ張った!

「ウオッ!? 俺の……!」

乗客の1人が声を上げた!

その男の持つブリーフケースが引っ張られレラジェに回収された!

透明な糸がすでに取り付けられていたのだ!

「おらよッ! グフっ……」

「おお、これが……よくやったぞ!」

燕尾服の老人がケースを受け取る!

「くそっこの返しやがれ……ギャース!」

密輸者は溶けて死んだ!

「これで……いいだろ……俺は逃げるぞ……」

レラジェは車窓に走る!

「おい待て! ワシはこのあとどうなると思って……」

「うるせぇ! 契約はすでに済んでいる! 勝手にしやがれ!」

レラジェは窓を突き破り脱出した!

「逃したわね……さて」

ルーノンは後ろに逃げようとする黒い燕尾服の男の肩を掴んだ

「事情を聞かせてもらいましょうか? あの魔王達について」

インタビュー……

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