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207話

ダルス母のメーテラーと魔王ネイチャーが変身する……

「ああまったく……ヒヒ、クルぜ……」

魔王ネイチャーの体が激しい光と共に変形し……薬物中毒者の禁断症状幻覚じみた色合いの宝石の周囲に黒く薄い円盤が回転し、宝石から生えた手の爪が円盤をひっかいており、宝玉から数珠つなぎの球体が伸び、その先端には目玉、手、スピーカーがあり、背後には細長い緑色の植物やきのこが森のように存在している!

「フフ……もう一度殺してあげましょう、狂人」

メータラーは虹色に光り変貌……

カラフルな球体で満たされた巨大透明球体の下部にチェス盤じみて白黒の部品から成るピラミッド型が繋がり、その三角錐の各面には1つずつ虹色の空間が見える穴が開いている!

「ばけもの!」

ダルス達は仰天した!

「魔王ネイチャーとは一体なんなんだぜ!」

「俺が知るか! とりあえずアレだ、あいつらバトる雰囲気だし避難すんぞ!」

「それが良さそうだぜ! あの時間止めるの使ってよ」

「別にいいがお前は頑丈そうだから後だぞ……ン?」

アクセラレイターは能力が使えなかった

「なんだ、これ、魔力、が……」

アクセラレイターは膝をついた

「うっ苦しいぜ魔力が足りないぜ……! ただでさえ満身創痍なのに」

ダルスも倒れた……

そして彼らの魔王感覚は魔力の流れが、空に浮かぶ2体の異形に吸い込まれるのがわかった

「魔力が薄い……これだから下層次元は嫌いなのです」

「ヒヒヒヒそりゃあアンタが自分で蓋しちまったからだろうが」

「そんなことは言われずともわかっています……では死になさい、自然神ジンよ」

異形メーテラーのピラミッドの穴から虹色の宝石が噴出! 魔王ネイチャーを襲う!

「あっあの技は! 俺のと同じのか!」

そう、それはダルスの虹翼による質量攻撃と同等のものだ!

「華やかな見た目のわりにゃパワー押しだよなアンタ、ヒヒヒ!」

異形ネイチャーは爪で回転円板をひっかくとスピーカーから幻想的なロック・ミュージックが流れる!

すると虹色の奔流はくねり、メーテラーの元に進路を変えた!「フン……キャンセル」

大質量はメーテラーに命中する前に霧散!

だがその時、無数の金属製の紫の煙が燻ぶる管がメーテラーに飛んできた!

「弱すぎますよ」

三角錐から虹翼が姿を表し鉄管を弾いた!

「ヒヒヒ、かかったな」

「グッ!? これは……」

鉄管は羽根が弾く直前にブースト加速し虹翼にめり込んだ!

「ア、ビギ……アッアッアッバババ!」

異形メーテラーは苦しむ!

「ヒヒヒ、スゴイだろ? 神界殺しのために長年掛けて育てた薬草……を燃やした煙を味わいなよ」

「お、の、れ……無礼な真似を……! ガフッ!ゴボッ!」

メーテラーの無機物じみた肉体が汚染されていく!

異空穴部分から緑色に光る液を吐いた!

「ヒヒヒ……お終いにしようぜ……」

ネイチャー異形体の背部植物が樹海のように膨れ上がり、メーテラーを飲み込んだ!

「ヒヒヒハハ、自然に還れよ! 母なる神サン!」

メーテラーを覆い尽くした植物群が爆発的発光!

「ギョッヴゥォォォォォォォォォォォォ!」

メーテラーの無機質ボディから力が吸い取られる!

「ギゴゴ……、舐めるなよ野蛮人がァ!」

メーテラーから数十メートルもある水晶の長槍が伸びた!

「えっちょっとま」

ダルスに突き刺さった!

「ッウギャギャーッ!」

「お前!」

倒れているアクセラレイターが叫ぶが動けない!

「ダルスーッ!」

ルーノン、ネクロ、ドラゴンがダルスに駆け寄る!

「無駄だ!」

メーテラーから宝石状物質が豪雨じみて降り注ぐ!

「これでは近づけない! ダルスに何を……アッあれは!」

ダルスの力が吸い取られ、白色化する!

「ギャギャギャギャギャ! 力が抜けるぜーーッ!」

苦しむダルス!

「ウッもう限界だ……バタリ」

ダルスが意識を失った

「ダルス」

「我が子よ! 最後の役割を果たしてくれたな……フフフフ!」

メーテラーの体が変化し……三角錐の穴から目と口のある触手が生えた!

「フフフハハハハハ! 野蛮人! 既に崩壊しつつあるこの世界もろとも消えろ!」

メーテラーから虹色の強力破壊光線がネイチャーに放たれた!!

「ヒヒヒ、クレイジー……やっぱ嫌いだぜアンタ」

ネイチャーは目の前に大量の植物を生み出し守る!

次の瞬間、ネイチャーは爆熱に飲まれた!

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