200話
「ARRRRRRRRRRGH!! 行25sf26動牙ァ規定048*…-神5489問題解/決……85((0894…希2026落0101不可再2645……afd4ゥ65起動プロ涅セス失死ttt敗吸ェ収562捕食……」
「ゴチャゴチャわけわカんなイんダうるさイんダーーッ!」
ビザールが魔王アーマーの猛攻を糸テクニックで回避しつつタナトスの背後に回りこむ!タナトスの背に大目玉が開くがビザールは触手を打ち込だ!
「ARRRRGH!?」
タナトスの耳をつんざくような叫び!
「おまエを! 食べてやル!」
ビザールの全身から虹色のミンチ肉が噴き出る! それは一瞬で無数の口を持つワーム状の触手になった!
「パワー・アップは認めん」
ウィザードはタナトスを消滅させるべく無数の火炎球を魔法形成し隕石じみて叩きつける!
キーーン!
だがしかし! 火球はタナトスを逸れでたらめな方向に飛ぶ!
タナトスは魔ザメの群れに襲われる魔クジラのようにおぞましい触手に食いちぎられていく!
一体何が妨害をしたのか!?
「満を持して私達がとーじょーだ」
ルーノンが反射魔法で逸らしたのだ!
「既に特異点は破られている……爆心地から逃げたほうが身のためだぞ?」
その時クナイの雨が魔王アーマーに降り注ぎ、爆発!
魔王アーマーが爆煙に飲まれる!
「逃げずに走り続ければ絶対目的地につくのよ!」
ネクロのヘヴィメタルレインエクスプロージョンの術だ!
瞬きほどの僅かな時間! 魔王アーマーは黒煙を吹き飛ばす!
しかしその一瞬で魔王ビザールは食事を完了させていた!
「グシャァァァァァ! 美味! 絶好調!」
大樹の如き虹色の触手!
血色に染まる死神の大翼!
ゾンビの少女を核とする異形の捕食者はゾンビ体を強烈な勢いで魔王アーマーに叩きつける!
ズガガガガガガガガガ!
高圧血液隼者! エネルギー照射! 噛みちぎり! 骨の弾丸! 死者の腕! 束縛糸! そして屍肉による単純なる質量攻撃!
タナトスとの融合によりすべての攻撃には即死効果を持ち、魔王アーマーの自動反射防壁が崩壊していく!
「グシャッグシャッグシャッッ! そノ殻食い破ッてやル!」
「愚かなことだ……魔法コマンドディスチャージ」
その瞬間、バリアーが消えた
バリアが吸収したエネルギーが魔王ビザールに放出された
「グ……」
叫び声をかき消すほどの爆発!
魔王ビザールは一撃で霧散した!
しかしウィザードは眉をひそめた
敵対者の目に恐怖は無く、むしろ、してやったりという目!
「この瞬間を待っていた!!」
バリアが解かれたこの瞬間!
ペガサスに跨がり黄金の槍斧を携えた魔王が魔王アーマーに駆け抜け……内部にすり抜けた!
「ふむ……ラプチャー経由ワクチン魔王生成プロ……」
その瞬間! 極彩色の石雪崩が魔王アーマーの顔を殴った!
「そうはさせないぜ!」
浮遊するダルスが魔王ウィザードに向き合う!
更に無数の攻撃が魔王アーマーを襲う!
「貴様に踏みにじられた魔王の怒りを思い知らせてやるわ!」
漁師のおじいさん魔王が!
「俺たちは魔王の運命を彼女に賭けた!」
「今こそ年貢の納め時だぜぇ、科学野郎!」
魔王ギルドが!
「力で敵わぬとも不屈の信念で粘り勝つ!」
ドラゴンが!
ルーノンが、ネクロが、そしてダルスが!
魔王ウィザードを取り囲む!
魔王世界が未知なる力に侵食され認識不能のノイズと化す
叫びじみた異音が響き、大地はより強く震える……
科学が強引に次元の天井を穿ち、神の力が流れこむ