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195話

あらすじ

魔王アクセラレイターの救出のため科学都市に乗り込んだ魔王ネイチャー、ゲートキーパー、ライブラリ、魔法狩人リッカーは魔王ギャラクシーに苦戦を強いられる……

しかしギャラクシーがセーレから奪った神器ハルバードをゲートキーパーに刺したところ、謎の暴走が起き世界中に空間の繋がりが発生してしまったのだ……


「貴様らなど半分の私で十分だ……」

青く光る魔王ギャラクシー

「ヘヘヘ……いろいろメチャクチャにしちまってよ、アンタのボスにする謝罪の用意でもしたらどうだい?」

魔王ネイチャーが挑発する

「言葉など我々には不要! 失敗は行動で解決するのみ!」

すると……魔王ギャラクシーの腕部分が切り離されネイチャー達に飛んできた!

「ウギャッ!」

ネイチャーが殴られ飛ぶ!

「超重力の書!」

ライブラリが魔道書で攻撃! ブラックホールが発生しギャラクシーの腕を粉々に粉砕した!

「ハハハ無駄だ!」

砕けた青い粒子は渦を巻き一点に集まり……大砲になった!

「ファイア!」

エネルギー弾が発射され、魔道書は自動でバリアを発生させ防御!

「我が最高のテックの前に本などアナログが通用するとでも!」

大砲は再び分解、新たに星空じみた無数の青い光の点となった!

「フルファイア!」

無数のレーザービーム照射!

「魔道書! ……くっ!」

魔道書は自動でバリアを貼るが、圧倒的な質量の前にバリアがもたない!

「ハハハハハ! 貴様らアナログローテックプリミティブなど問題はない! あの忌々しいゲートキーパーも後で排除してやろう」

しかしその時背後から人影!

「取る!」

矢が放たれ魔王ギャラクシーに命中!

「ギャンギャギャーッ!」

「魔王の神経系に作用し魔力伝達を止め殺す毒矢だ! 死ね!」

魔王ギャラクシーは倒れた!

「やったのか……? いや!」

しかしギャラクシーのナノマシン群体レーザービームは止まらずライブラリが苦しんでいた!

「本体を倒してもだめなのですか!?」

「本体など無い! 我が99億のナノマシン……一つ一つがスタンドアロンし私なのだ!」倒れた魔王ギャラクシーが分解し……再び一体に戻った!

「再構成! 魔力依存の弱点は解決済みよ!」

復元したギャラクシーがリッカーに回し蹴り!

「ゴブッ」

吹き飛ぶ!

「どうすれば……! 突破口を」

「そんなものはない!」

青い粒子に分解したギャラクシーがリッカーに高速で近づき、いくつかの腕や足に変わり殴る!蹴る!

「グ……」

リッカーは動かなくなった

「リッカーさん! くっ、倒れているあなたも戦闘して!」

防戦一方のライブラリが地面に転がっているネイチャーに叫ぶ!

「アー、悪いんだが……この前アレに勝った時の手、もう対策されてるっぽいんだよね……マジヤバイ」

「そんな……このままでは、アクセラレイターも、世界も……」

「素晴らしくなるのだ! 我が主、魔王ウィザードの手でな!」

リッカーを始末したギャラクシーが分解再構成し無数の青い小型レーザー照射装置となりさらに力を加えた!

「耐えられない……ならば爆裂の書!」

さらなる魔道書が現れ大爆発をおこした!

無数のギャラクシーが吹き飛ぶ!

「翼の書!」

ライブラリの体が舞い上がる!

「チッ質量を分散しすぎたか……」

散った青い粒子は再び人型となり、上空のライブラリを追い飛行!

「加速装置には行かせはせん!」

しかしギャラクシーは違和感を感じた!

「ヒヒヒ、お前さんはここで止めるぜ」

魔王ネイチャーが足にしがみつき止めたのだ

「貴様か! またくだらん毒でも使う気か? ああ、貴様には個人的な報復もせねばな」ギャラクシーの脚部が再構成されドリルになった!

「ああ、またまた毒っていうかドラッグさ……キメてやるよ」

小さな注射器を取り出したネイチャーは……自分自身に打った!

「おお……クルぜ、クルぜ……最高だ」

ネイチャーが喜びに悶える! これは危ない!

「狂人が……科学で死ね!」

ギャラクシーはドリルの右足、ハンマーの右腕、バズソーの左腕、目から高エネルギ圧縮ビーム砲でネイチャーを襲う!

「キタ、キタ、キタ、キタゼ!」

その瞬間激しい光がすべてを包んだ!

「何っ!」

ギャラクシーの攻撃は猛烈な力で吹き飛ばされた! 瞬間再構成!

「半身は加速装置を守りに行け!」

ギャラクシーの半分がもう一人のギャラクシーとなり上昇していった!

「いかなる魔術を……なっ馬鹿な!」

光が止み、ギャラクシーが見たものは……

「ヒヒヒ……久しぶりにこの姿になったぜ……こいつは超トップシークレットよ」

それは正しく異形であった!

気の狂いそうなサイケデリックな模様の宝玉のようなものを中心に黒く薄い円盤が回転し、球体から伸びた針がカリカリとひっかいている!

そこからさらに数珠繋ぎの球体が6本伸びておりそれぞれの先端に目玉、手、スピーカーがある

その背後に浮いている鉢植えからは細長い緑色の葉やきのこなどが生い茂り森のようである!

「データに無い事例だ……分析しデータ収集の上で排除する」

「おー、この状態でも俺を認識できるのか? というかバグ自体が発生してねぇ……ってことはすでにシンギュラリティの準備は万端ってことかよ」

以外にも人の姿の同じように喋る魔王ネイチャー

「貴様、我らが崇高なる計画を知るか? 貴様の正体はなんだ!」

「神」

ネイチャーはさらりと言った

「というかここより一階高いとこのいきものかな……あんたの崇め奉る男が1万年前に壊した世界のさ」

「なるほどな……高次元生命体の仮説はカンパニーの最高層部では提案されていたそうだ……あながち戯言ではなさそうであるが」

ギャラクシーは腕をロケット砲に再構成し、構えた

「ならば貴様は今一度モルモットになるため地下牢に行け!」

青い破壊光線を放つ!

「ヒッヒ、自然に還れよ、クソテクノロジー!」

ネイチャーから狂気的な極彩色の光! 悲鳴と狂喜の叫びがギャラクシーを包む!

「ゴギガ……ガガガガ……ビビビビガーッ!」

ギャラクシーは為す術も無く虹色のノイズと化し消滅した!

「さぁてと……んじゃ、救出に加わるかね……」

ネイチャーの身体が光り、一瞬で元の人の姿に戻った

「おっと忘れてた」

地面に倒れている魔法狩人リッカーにネイチャーは注射を打った

「……グッ!」

リッカーが痙攣し、すぐに目を開けた

「ハァー、ハァー……何をした?」

「治療さ、ヒヒ、お薬をプスッとね」

リッカーは死にそうな目でネイチャーを睨んだ

「生まれてから一番不快な感覚だ」

「大丈夫大丈夫、生きてりゃなんとかなるって! んで、行くよな?」

ネイチャーは上を指差した

「当然だ……ハァ、聞きたいことはいろいろありますが……どう行くつもりですか?」

「……」

ネイチャーは黙った

「考えてなかった……アンタ魔法機械でなんとかなんねぇのかい?」

「私の魔法機械にはあそこまで高く飛ぶ魔法はインストールされませんよ」

「……困ったな!」

どうなるのか……

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