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194話

前回までのあらすじ

ダルスは偽ダルスと力を合わせ魔法戦士ポポに辛勝するも魔王ウィザードと魔王シンギュラリティの融合は止められなかった

魔王ネイチャーは魔王ライブラリと魔法狩人リッカーを科学都市に呼び寄せるが魔王ギャラクシーの放ったハルバードにより魔王ゲートキーパーを暴発させられ、ゲートキーパーは消え空間の穴が様々な場所で影響を起こし始めてしまう!

魔王モンクと魔王カタクラフトは人間世界の魔王ビザールを倒す仕事をネイチャーに与えられるが、その最中姿を表した魔王ネクロマンサーとその製造物、魔王タナトスの圧倒的力によりカタクラフトは死に、モンクも絶体絶命に追いつめられる!

しかし死がモンクを襲う直前、魔王ギャラクシーの暴走が生んだ次元の歪みにモンク達は飲み込まれる!

ワープホールの激流の中でタナトスは何処へと消え、ネクロマンサーとモンクは虹色に光る渦に吸い込まれてしまった!


そして同刻、魔王ネイチャーの手により科学都市で無差別破壊を行っていた魔王ビザールはうまそうな人工・魔王シンギュラリティ再現体を捕食することに成功したのだが……


「ワオワオ……チカラが……ハラのソコからワキアガってクル……」

流暢! 人工シンギュラリティ肉がゾンビ肉を強化なのだ!

「ゾンビ反応ヲ感知感知感知……! 命令ガ無イタメ自動判断シタ結果捕食シマス!」

突如の裂け目から巨大なゾンビが現れたのだ!

「だれダ! オマエは!」

「私ハ魔王タナトス! 魔王ネクロマンサーニ造ラレシ……全テノゾンビヲ司リシ魔王デアル」

するとビザールは何かに気がついたようだ

「ネクロマンサー……きイタことガアル! アアそうダ、おもイダシタゾ! わたしヲつくッタやつダナ!」

始祖魔王の肉が脳細胞を活性化しているのだ! ゾンビシナプス結合だ!

「検索……照合確認完了、検体番号0056、原名はアイノス、機械軍ノ戦闘デ発生シタ死体ヲ魔王ウィザードカラネクロマンサーニ献上されゾンビ化、ダルス排除班ニ加ワルガ敗北シ、ソノ後局地的ナ騒乱ヲ起コシタ……」

長々と話す魔王タナトス

「シカシ情報以上ノゾンビ力ヲ有シテイル……捕食シゾンビ統制及ビ私ヲ強化!」

「ツマリ……くウカくワレルカ……ククク」

2人のゾンビが向き合う

「グシャァァ……たベル!」

「事故判断ニ基ヅキ……戦闘開始シマス」

ゾンビの戦いが始まった!

まず虹色爆発が起きる! 周辺の科学研究練がゴミじみて吹き飛ぶ!

「命ヲ落トス……亡者ノ手」

魔王タナトスの腕が巨大化し爆風をなぎ払う!

「キシャァァァァ……」

しかしタナトスの腕は虹色の粘着性の糸に絡め取られていた!

「やキつくサレロ!」

魔王ビザールの体が膨張……大量の目と牙の生えた触手の怪物が現れ巨大な怪光線を発射した!

「夜ノ帳」

魔王タナトスを中心に漆黒のカーテンが広がり怪光線を受け流した!

「不吉ノ黒猫」

カーテンから黒い巨大な化物が飛び出てビザールに襲いかかる!

「しょうどうぶつゴトキ、ガァァァァ!」

ビザールの体から赤い血の肉と骨の濁流が噴射し化物を飲み込んだ!

「生贄ノ黒猫」

怪物が大爆発し血肉が吹き飛んだ! 炸裂弾じみて骨が飛ぶ!

「なおレ!」

奇妙なことに化物の骨が戻っていく! 怪物が復元する!

「たベル!」

牙を持つ口が無数にある触手がタナトスに突き刺さる!

「狂気ノ月」

タナトスの居た場所は白い球体になっていた! ビザールの触手はそれを一瞬で食いつくすが……!

「女神ノ月」

ビザールの上空から顔のついた月が衝突する!

「グシャッバァー!」

押しつぶされる! 月に接触したゾンビ細胞は即死効果により完全に沈黙!

「処刑ノ十字」

さらに空を飛ぶタナトスより十字状の赤い液体が噴射される! 当たれば死ぬ!

「くッタ……くッタ……」

魔王ビザールがタナトスの肉を捕食したことで変化していく……白く!

「ちから、とリこンダぞ!」

ビザールから無数の白い手が吹き出る!

高圧縮血流を無数の手が埋め尽くし壁となった!

「埋葬」

地盤が砕ける!

「とベル!」

ビザールの体が人型に戻り背中から白と黒の翼が展開し、飛び上がる!

「鎮魂歌」

魔王タナトスに無数の顔が浮かび恐ろしい叫び声!

「グォォォォォ!」

ビザールが苦しむ! 体が熱を帯び……周囲の物体が砕け、燃える!

金切り声が余りの甲高さにマイクロ波となったのだ!

「グシャ、グシャァァァァァァァァ!!」

ビザールから無数の虹色触手が伸び、自分に巻かれていく……そして巨大な木の形になった!

そして蔦じみた触手から蕾が開き……

「魔王反応ヲ確認……1,2,3、ソレ以上……」

開いた蕾から魔王が這い出てくる……

無数の魔王!

「信ジラレナイ……始祖魔王ノ力ヲココマデ……」

意思無き造られたゾンビのはずのタナトスが驚嘆を覚えた

「魔王ヴォイドです」

数体の細い魔王から波動が発せられ、魔王タナトスの能力が封じられた! 歌う顔が消える!

「魔王ロットです」

ドロドロの液体に塗れた魔王から細菌が飛び散り、タナトスに喰らいかかる!

「魔王ルインです」

産業廃棄物で積み上げられた魔王!

「魔王キャンサーです」がん細胞の魔王!

「魔王グレイブです」墓を背負う魔王!

「ディスペアーです」漆黒の鎧の魔王!

「ディスコンフォートです」「ディシースです」「インセイン」「ライフレス」「コフィン」

大量の魔王が這い上がりタナトスに群がり、食い荒らす!

「冥府送リ」

タナトスは赤い翼を何本も生やし暴れまわるが大量の魔王を捌き切れない!

「ワームです」「モージです」「スケルトンです」「フェイタルです」「バッチャーです」

「深刻ナ……トラブル……解決索を検索索索索不可不可可可可……」

蟻の巣じみて赤い巨人が食い破られる!

「アアア、ア、ガァァァァァァァァババババゾゾゾゲゲゲ失敗失敗修正不能不能……!」

一人の魔王がタナトスの体から鉄の心臓を引き千切った!

「深刻なエラー……活動を終了します」

タナトスが沈黙した……ゾンビは止まらず食い続ける……赤い巨人が見る見る小さくなり……消えていった……

「グシャ、グシャァァァ……戻れ」

大量のゾンビが巨大なビザールに戻り、溶け、融合し……下の姿に戻った……

「良い感覚ダ……初めて満腹になったようダ……」

少女は腕を開き空を仰いだ……

「うン?」

空が割れていく……中から巨大な機械の腕が降り、ビザールを掴んだ!

「グシャー!」

ビザールは外に放り投げられた!

「なんだあの巨大ロボットハ!?」

「おっお前は魔王ビザール!? なんだぜ!」

ダルスが驚いた

「魔王アーマー・無限大は完成した……障害は排除され、シンギュラリティが来る!」

魔王ウィザード!

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