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189話

天使が全滅したがミリアンが消滅してしまった

「ミリアン! ミリアンーッ!」

叫ぶ!

「ミリアン! ミリアン? あれ、ミリアンって誰だったかしら」

「エッいやだって……アレ……なんだっけ……今なんの話してたぜ?」

ダルス達に困惑が広がる

「ルーノンはわかる? セーレは?」

しかし他のみんなも惑っている

「うーん……ついさっきまですごいことがあったような……」

「私もわかりません……大事な物が消えてしまったような気がします」

混乱の中、魔王ギルド達が立ち上がった

「俺たちの頭に何か得体の知れないことが起こったのは確実なようだが……いつの間にか天使がいなくなり魔力無効がなくなっているぞ」

「おお! そういえば体が楽だぜ!」

「興味深い、実に探究心をくすぐられるね」

魔法戦士ポポが歩いてきた

「数秒前に魔力ではないエネルギーの爆発がありザ・ロードの天使と魔王アーマーの魔力無効空間が吹き飛ばされたようだ……アーマーには記録があるが、なぜか私自身が認識できない」

「ポポ! なんだかわからないけどお前の不利だぜどうだこうさんするか!」

「ハハハ、その必要はないよ? だってあと10秒でシンギュラリティの魔王アーマー無限大の合体が完了するんだだから」

ポポは絶望的なその一言を言い放った

「なんだって忘れてたぜ!」

「もう3分経ってしまうわよし5秒で倒すわよ!」

ネクロ叫ぶ!

「おう! みんな行くぞウオーッ!」

全員が魔法戦士ポポに攻撃を行う!

「キングスラッシュ!」剣士リムの剣精製エネルギーを一本の剣に込め、一瞬で踏み込み斬りつける攻撃!

「防御解放!」パラディンメリーの盾が砕け赤く光る衝撃波! バリアとは固定化された力の壁でありそれを破壊することで莫大な威力の塊となるのだ!

「綺羅星術式!」魔術師カームは四大属性の上にある領域、調和の取れた宇宙の星々の力を借りた魔術、無限に星を回転させる運動量をぶつけるのだ!

「メディカルマーダー!」医者のファジの医者としての知識を活かし『魔王を死なせる方法』を確実に決める技術だ!

「魔法コマンドターゲットロック!アンド重金属崩壊爆発クナイ!」ネクロは魔法アーマーの露出する魔法機械部分に魔法で狙いを定め、原子単位で爆発するクナイを投擲!

「じゃー私は攻撃苦手だしコレで! 魔法コマンドワンウェイリフレクト!」

ルーノンは魔王アーマーの周囲に反射壁を張った! これは外からは通り抜けるが内側からの攻撃は反射するのだ!

「いくぜー!魔法コマンドメガギガスーパーウルトラゴッドアークマジックフォース!」超大質量の虹色の光を放つ! 魔力とは無限の可能性であるがあえて不完全な状態で放つことでランダムな性質の破壊となるのだ!

全ての攻撃が魔王アーマーに一点集中! 星を揺るがすかと思われるほどの力が炸裂した!

「やったぜー! って、あっ、なっ!」

ダルスは見た! あらゆる破壊の光の中で当然のように直進する魔王アーマーの姿を!

「忘れたのかい? 君達の最もよく知る魔王の能力を!」

セーレのすり抜け能力! 魔王アーマーの性能で神器ハルバードからの魔力供給を代用し再現に成功したのだ!

「忘れてたぜギャーッ!」

魔王アーマー手甲部ブレード機構によりダルスを貫いた!

ダルスはばったりと倒れた

「タイムオーバーだね、社長の合体も完了した」

魔王アーマーは空にそびえ立つ鉄の巨人、魔王アーマー無限大を見た

「グ……」

魔王ギルドが、ネクロが、ルーノンが、ダルスと同様のダメージを受け倒れていた……

「殺してはいないよ、科学の果てにあるものを君達にも見せてあげたいからね」

ポポはいつもの口調で言った……その時!

「ポポォォォォォォォォ!」

突如地面よりペガサスにまたがったセーレが現れた! 壁抜けの能力だ!

セーレの手には何の変哲もないハルバードが握られている!

「フフ、最後は君か、魔王アーマー素材実験体2号!」

黄金のハルバードは魔王ギャラクシー戦で奪われてしまっているが、魔王アーマーを壁と認識すれば壁抜けの能力により中のポポに攻撃できるはずだ!

「アアアアアアアア!」

ハルバードを振り下ろす!

「ブースター起動」

魔王アーマーの背面ジェット機構が作動し烈風! セーレが吹き飛ばされた!

「くっうおおおおおおお!」

ペガサスに力を注ぎ込み風圧に抗い突進する!

「魔法コマンドサンダー」

雷撃! 避けることもできずセーレは雷を受け地面に落ちた

「まったく、プリセット魔法でも魔王を倒せるんだから魔法機械ってのはすごいね、改めて」

巨大な改変の前だからか、ポポは基本的なことを考えた……

「これにて任務完……うん?」

ポポは黒い炎を見た、黒い電撃を見た、黒い水を見た、黒い風を見た

「クク、ハハハハ! 君の体にはあとどれだけの未知があるんだい!」

ポポは笑う!

そこには傷跡を黒いエネルギー体で補い立ち上がったダルスが居た!

「いくぜ、偽ダルス!」

重なる魂!

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