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186話

魔法戦士ポポが襲いかかってこない

しかしポポの魔王アーマーが消え、中から白衣の少女が現れた

「さて、現在の状況をおさらいしよう時間稼ぎだけど」

「ふむ」

魔法戦士ポポが説明を始めた

「まず我々は特異点突破という現象を起こすことが目的なんだよ」

「まって、まずその特異点とかシンギュラリティってなんなんだぜ?」

ダルスが質問

「良い質問だね、特異点突破とは次元の天井……まぁ社長も詳細は教えてくれないけど、何らかの境界を壊すことでこの世界に新たな物質と法則を取り込み世界を進化させることだよ」

「世界の進化って何だぜ?」

「私達が生まれる前の世界には魔法がなかったのは知ってるかい? 一万年前、人間だった頃の社長のチームが特異点突破を起こし……世界に魔力が満ち全てが変わったのさ」

「何っ一万年!」

「そう、一万年! 大昔には文明があったのさ、そしてその差異魔王シンギュラリティが生まれ社長は魔王になり……そして膨大な魔力の氾濫により前時代の人類の9割以上が死滅し、魔力に適応できた生物が生き残ったのだよ」

「なにっ死滅!」

驚くダルス

「つまり……」

「その現象がまた起きれば世界が破滅よ! なぜウィザードはそんなことをするの!」

「もちろん科学さ! 未知なる物質は新たな発見をもたらす! 未だ解明不可能な謎を理解し、そして新たな命題を生む!」

ポポは熱を帯びたような昂ぶり方で言った!

「そんなよくわかんない感じのために世界をぶっ壊すのか! というかそんなのしたらお前たちも死んじゃうじゃないの」

「もちろん対策は講じているさ、そのための魔王シンギュラリティのコントロールだよ」ポポは魔王アーマー装着中の魔王シンギュラリティを指さし言った

「始まりの魔王に社長は特異点を意味するシンギュラリティの名を与えた……それはあれが特異点突破現象そのものの性質を保有するため、特異点突破時の大破壊をある程度制御可能なんだよ……まぁもちろん未知の物質が相手だから完全な予想は不可能、人類全滅を防げれば御の字ってとこかな?」

「くっやっぱり狂気だぜ!」

「フフ、私達は結局のところ好奇心に突き動かされるのみなのさ! そして、特異点突破を起こすにはある特定の物理現象を起こす必要があり、具体的方法は未判明のため膨大な数の実験を行っているのは大丈夫だよね?」

「なんだっけ」

ダルス!

「君の頭の悪さは精神に神の果実とか入ってたせいなのかな?違うだろうなぁ……科学都市だよ、今魔王アクセラレイターの能力で時間を加速させて実験しているんだよ」

「そうだったごめん……それじゃあその科学都市を破壊すれば解決だぜ?」

「そういうことになるね、それをさせないためにこうやって君達と戦おうとしてるんだけどさ」

ポポは呆れたように言った

「もっとも科学都市の行き方は私も知らないからもうどうしようもないと思うけどね、おそらくは社長の魔王結界を使っていると思うけど」

「……魔王結界は原則……魔王本人の意思意外では入ることはできない……」

セーレが悔しげに言った

「どうすれば……」

「こうするのさ!」

その時突如男の声!

「えっ!」「なっ」

石の門が現れたかと思うと魔法狩人リッカーと魔王ライブラリが別空間に引っ張られた!「魔王ゲートキーパーとネイチャー」

しかしポポの表情には多少の驚きはあるが、それは興味であり困惑ではない

「魔王ネイチャー、科学都市に行くなら用心することをオススメするよ」

「イヒヒ、何故だい?」

石の門から顔を出して魔王ネイチャーが笑う

「君に復讐をしたがってる奴が待っている」

「そりゃあ楽しみだね、イヒヒヒ」

ネイチャーは去り、石の門は閉じた……

「んーー」

ポポは体を伸ばした

「前提条件はこんなものかな? 他に何か質問は?」

「ないぜ!」

「よし、だいぶ時間も稼いだしそろそろ始めようか」

「騙された時間稼ぎだったのか」

「魔法コマンドエクイップメント」

ポポの周囲に黒い鋭利なフォルムの魔王アーマーが現れ装備された!

「魔法コマンドオーバーレイ」

ポポの上に赤い人型ロボットが出現! 魔王アブソーバーだ!

そしてバラバラに解体され、黒いアーマーの上に更に装着された! 黒と赤の鬼神!

「魔王アーマー・アブソリューション! さぁ、残り時間は3分だよ、100%の力で来なよ」

「ついに決着をつける時だぜ!」

魔法戦士ポポが襲いかかってきた!

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