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183話

魔王ビザールの眼光破壊光線が発射された!

そして煙がおさまっていくと……そこには灼熱のクレーターだけが残っていた……

「アアーッ!? ヤキツクシテシマッタ! コレデハタベラレナイ!」

魔王ビザールは叫ぶ!

「ツカイニクイ! ……シカタナイ、ベツナノサガソ……ム、アレハタベモノ!」

見ると、道にお団子が落ちていた

「ムッシャムッシャウマイ

さらに道にはたくさんお団子が落ちている……ビザールは拾って食べていく……

「オウ? コンナトコロニトビラガ」

ビザールの前に石で出来た門があった、中は別の空間が写っている

「ミタコトアルヨウナ……ワスレタ」

「ドーン!」

突如背後から衝撃!

「グシャーッ!?」

魔王ビザールが門の中にプッシュされた!

魔王モンクが蹴り飛ばしたのだ!

「アイ、任務完了ー」

門は再び白い石に戻り、モンクは懐に収めた

「あーチクショウ、あとは勝手にやってくれよな……」

モンクは衣服も体もボロボロである

「ネイチャーの野郎、あんなメチャクチャなのと戦わせやがて……もう俺は抜けるぜ」

モンクは道に座り込もうとしたが、やめた

「一応あのオッサンも探してくっか……めんどくせぇな……」

モンクは歩きながら回復呪文を唱える……

「南無阿弥陀仏……」

モンクの傷が回復していった……

モンクはゾンビ濃度の高い場所に歩いて行った……


同刻、魔王カタクラフトは!

「シュッシュシューッ!」

赤蛇と葡萄の木をからませた死体、魔王サマエルと交戦している!

「さて! どの武器を使うとするかな! よしこれだ!」

カタクラフトが取り出したのは刃渡り1メートルの斧!

距離を詰め斧を振り上げた!

「シャーァ!」

魔王サマエルは赤蛇を突き出す! 斧が当たるより早くカタクラフトの顔面に噛みつき!

「甘いわ阿呆め!」

カタクラフトは頭を振り下ろす! 彼の兜には豪奢な装飾が施されているがその全ては刃や槌のような武器なのだ!

「キシャーッ!?」

赤蛇の頭が無残に弾ける!

「それどっこいしょーっ!」

巨大斧を振り下ろした!

「シュシュジュジュジューッ!」

魔王サマエルはバックリと割れた!

「ガッハッハッハ! 口ほどにもないわ!」

しかしサマエルの切断面から泡立つようにぶどうの実が溢れ

「復活はさせんぞワハハ」

カタクラフトはすかさずプラスチック爆弾を放り込み爆破!

「ジュジュジュジャーッ!?」

サマエルが爆散! しかし肉片はまだ生きており死体の口や目が動く

「もひとつおまけだ! くらってけ!」

カタクラフトは銀色の太い筒を出し、担いだ!

「草も蛇も死体も焼けば灰よーッ!」

火炎放射攻撃!

「ジャゥォォォォォォ!」

魔王サマエルが焼き尽くされる!

「まだまだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

魔王カタクラフトは巨大扇風機を取り出す!

「灰も散らせば復活は不可能だろう!」

竜巻が起こり、魔王サマエルだった粉が四方八方に吹き飛ばされる!

「とどめだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

魔王カタクラフトはどくろが彫られた石製プレートを取り出し、吹き飛ばされる灰にかざす!

すると石製プレートに魔王サマエルの名前と姿が浮かび上がった!

「これはどっかのカルト集団が使っていた呪いのアイテムで蘇生を封印する効果なのだ! ガッハッハこれでもう手も足も出まい!」

高笑いする魔王カタクラフト! しかし魔王ネクロマンサーが平然としている

「ほぉー、ほぉー……魔王サマエルまで……これはますますおまえをゾンビにしたくなったわい」

「ワッハッハ戯れ言! その程度じゃ俺様を倒すには百年早いわ!」

「そうじゃな、では儂の最高傑作……予定の、現行最強戦力のテストゾンビ魔王でお相手するとしようかの」

そして魔王ネクロマンサーは手を広げる……その中に金属の心臓が現れた

「ビザールが作った大量のゾンビ! 奇しくも最高の材料がそろっとる!」

街中で銀色の光が輝く! ネクロマンサーの元に数千体のゾンビが集まってきた!

「ワッハッハッハハハハハ! 今度の獲物は遊び甲斐がありそうだ!」

ゾンビは血と肉と骨へとぐちゃぐちゃに分解され、鉄の心臓を覆うように融合していく!

「フォフォフォ! 素晴らしき我が作品よ、我が子よ! 今こそ誕生の時じゃ!」

それは赤い肉体と白と黒の羽根を携えた巨人!

「ゾンビシリーズナンバー4444! 魔王タナトス!!」

その魔王、死そのもの!

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