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179話

「ピキイィィィィィ!」

洞窟中に奇声!

「ギャッ! 虹色の植物に目が!口が! 生きてるぜ!?」

蔓状の植物はさけび、、悶えるようにくねっている!

「そう、この植物全ては魔王シンギュラリティの肉体! とある科学者は魔王に成り果て、大いなる意思に導かれ私を含む研究者達を神話魔王にし、私以外はシンギュラリティの意思により無意識に人間を生きながらえさせるべく魔法の知識や前時代の遺産を与えようとし、それを円滑にするべく前時代の神話を元に救済活動を行い、魔王シンギュラリティ本人は魔王を自ら生産しそれが魔王世界の全ての魔王の祖先であり、魔王世界が一定の規模まで育ったところで自らを遺跡に封印し、鎮守の一族を作り出し守っていたのだが、私が管理するため生体コアを抽出しそれが神の果実だが、天使に擬態した何者か我もとから盗み出し、魔王と自分のキメラを作り神の果実を埋め込みそれがダルス、貴様だ………だがそんなことはどうでもいいのだ!」

魔王ウィザードはまくし立てた!

「何っどうでもよいとは!? ……アッ神殿が崩壊するぜ!」

地が割れ、天蓋が崩れ、触手じみた蔦が襲い掛かってくる!

「みなさん! ここは引きます! 」

セーレがペガサス馬車を召喚した!

「乗ってください!」

急いで乗り込み、壁抜けし脱出した! 魔王ウィザードは塔じみた大型機械をなにやら操作していた


…………

「逃げ切ったぜ! ありがとうセーレ!」

「しかし簡単に行き過ぎに思えます……わざと逃されたような」

その時頭上からゴゴゴゴゴと重低音!

「なっあれは……空に穴が!」

そして巨大な空間の裂け目からゆっくりと人型のロボットが降りてきた……

「なっ……4000メートルはある巨体! 巨大ロボット!」

するとロボットから声!

「ハハハハハハ! 見えるかな聞こえるかな感じるかな! この科学を!」

「この声は……魔法戦士ポポ!」

「随分と高揚しているわね……待って山が!」

神殿のそびえる巨大な山が崩れていき……空気が破裂した! 雲がはじけ飛び、陽光が異形の姿を照らしだした!

「あっあれは! 怪人化したダルスの姿、よりも、もっと……!」

地平線の果てまで広がる無数の植物が連なり森じみて基盤となり、蔦のような植物が絡み合い人間の形を形成している! そしてその全てに無数の眼球と口が付いている! 数万本の長い腕と固定化されたビーム触手が蠢く!

「やややややばいぜ! でかすぎ!」

「ハハハハ! 黙ってみているがいいよ!」

ポポの声!

「魔王世界征服の理由、その半分! その答えがこれだ!」

巨大ロボットは異形の神に向き合う!

「魔王298100987体の! 脳脊髄心臓を材料に製造した! 魔王アーマー・無限大!」

「なっ! あれが魔王アーマーだというのか!」

そして魔王アーマー・無限大から白い光の波動が放たれた!

「さぁ終わりの時だ、魔王シンギュラリティ! 魔力無効システェェェェム!」

ポポが叫ぶ! 魔王シンギュラリティが動きを止め、肉が剥がれボロボロと崩れていく!「アアアアアアア!」

数十万個の口から叫び声!

「そして、魔法コマンドゴッドアークソード!」

魔王アーマー・無限大の手に宇宙まで伸びる巨大な光の剣が出現!

「技術的特異点の化身よ! 新世界の礎として死を迎えなよ!」

魔王アーマー・無限大の背部からロケットエンジンが起動! ソニックブームが木をなぎ倒し、津波を起こす! 鼓膜の破れんばかりの音が空気を切り裂く!

「トァァァァァァァ!!」

魔王アーマー・無限大がその巨体ごとシンギュラリティの胴体を貫いた! 光剣が触手を切り裂く!

「アアアアア……ナゼ……ワタシハ……!」

魔王シンギュラリティは大爆発した!

魔王世界中が震え、閃光に包まれた……

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