176話
前回までのあらすじ
人間世界はマジックカンパニー本社に乗り込んだネクロ達はダルスを奪還に成功、その後現れた戦艦内に侵入した所瀕死の魔王ライブラリに遭遇、彼女はさらわれた魔王アクセラレイターを救うべく彼女はダルス一行の仲間となり、とともに魔王世界に乗り込むのであった!
「なんかゾンビの気配がした気がするがまあいいや、ということで……こっここが魔王世界!」
魔王ゲートキーパーの門をくぐり抜けたそこは古めかしい立派な神殿!
「懐かしのナントカ遺跡だぜ!」
「ハイ・スカイ・フィールドです……前回は十二神ロイドに敗北して逃げてしまったわけですが……」
「今なら強くなったはずだぜ負けないぜ!ウオオ」
そして遺跡に入ろうとすると
「待て貴様ここは通さん!」
魔王インターラプターが襲いかかってきた! 体が大きく強いが倒し進んでいくと
「私は魔王パンツァーウギャーッ!」「俺様は魔王バズーカグギャー!」「クククこの魔王フレイムスロワーウンバババーッ!」
化学兵器魔王が襲いかかって来るが科学ゆえに電気や水や温度変化に弱く倒して進んで行くと……
「ははは楽勝ウグェッ」
ダルスに矢が刺さった! 倒れた!
「ダルスーーッ! 一体なにもの! ハッこの矢には見覚えがあるような気が」
ルーノンが気づいた
「よくぞ見破りましたね……私です」
神殿の柱の裏から一人の魔王……いや、人間が現れた! 高性能人口ハンタースーツに身を包み大量の弓矢を携帯している青年
「お、おまえは……魔法狩人リッカー! ひさしぶり」
「クックックそうです私は魔法狩人リッカー!」
リッカーは目が虚ろで言葉もおかしい!
「なんか前と雰囲気が違うわねまぁ倒しましょう」
「それでは我が主魔王ウィザード様の為……狩らせてもらいます!」
魔法狩人リッカーが襲いかかってきた!
「対魔王洗脳薬弓矢!」
リッカーが弓を射る!
「ルーノン!」
ネクロが呼びかけ!
「はーい! リフレクション!」
弓矢が倍の力で反射されリッカーにささった!!
「グワーッ! ア ア ア ……アバババ」
リッカーが泡を吹き痙攣!
「あっけないわね」
「この感じは洗脳された魔王だと思います、以前科学都市で戦いました」
ミリアンが言った
「多分ラプチャーのせいね……あっ動き出した」
リッカーがフラフラと立ち上がった
「ウウ……私は一体」
「あっ元に戻った感じ!」
「おそらく……洗脳と洗脳で中和され正常になったんだと思います」
ライブラリがすいりした
「ハッ私は……そうだ魔王ラプチャーに洗脳されここで警備を……」
「あなたは元からマジックカンパニー所属でしょう? なんで洗脳されたのかしら」
ネクロが問うた
「それは」
「それはねー、君が不用意に真実に近づきすぎちゃったからだよー」
突如何者かが答えた!
「だっ誰……エッ! ダルス!」
「この雰囲気は……魔王ラプチャー!」
ダルスの体は笑顔で答えた
「そうそう! 魔王ラプチャーです! いやぁこの人に肉体を細胞の一つ残らず吹き飛ばされちゃったから避難中なの」
「ダルスの体を返しなさい!」
「言われずともこれは心身ともにイレギュラーで支配しにくいんだ、まぁそれはともかくリッカーに教えた情報はそこのライブラリ経由で知っちゃたし今更どうでもいいんだよねー……じゃっ私は精神内に潜ってるからじゃあねーこの体は殺さないようにお願いね」
ダルスは気絶した……そして立ち上がった
「ウッなんだかわからないぜ」
「よかった!」
そしてネクロがリッカーが話しかけた
「もはやあなたがウィザードにつく理由は無いでしょ? 一緒にいかない?」
「そうさせてもらいましょう……まず情報の交換をさせていただきたい」
「いいわ、他の魔王が来る前に手短に済ませましょう」
そして情報交換……ライブラリが来た理由を説明すると
「なにっアクセラレイターが! くっ彼も裏切られたのですか……」
「知り合いなの!?」
ライブラリが聞いた
「ええ、彼は親友です……! 完全に吹っ切れました、ウィザードをぶっ倒しアクセラレイターを助けましょう!」
リッカーが決意!
「よろしくだぜ!」
「一緒にがんばろー」
リッカーが仲間になった……その時!
ガッシャンガッシャンガッシャン……
「大量の足音だぜ! 来たか!」
「マオー イグナイター デス」「マオー インフィニティ デス」「マオー フロンティア デス」「マオー フューチャー デス」
数百体の人造魔王が進行してきた!
「雪辱だぜ!」
魔王大決戦……!