160話
マジックカンパニービルに急ぐダルス達
「俺はダルスウィザードアジトで閉じ込められ偽ダルスに乗っ取られたがなんとか意識を取り戻したぜ!」
「わたしはルーノンねらいどおりにダルスを元に戻したけどネクロがピンチらしく大急ぎ!」
そういうことなのだ……
「そしてついたぜ! こっこれは!」
巨大な塔マジックカンパニー本社はこれまた巨大な戦艦が突き刺さり燃えて崩壊していた……
「アッあれは誰か戦っている!」
「奴は……魔王ラプチャー! そして魔王ビザールです!」
ビル周囲にはビザールの作った虹色の蜘蛛の巣が張り巡らされている
「もー、洗脳が効かないしすぐダメージ回復するし面倒だなぁ」
「グシャァァァ……ワタシノノウミソハクサッテイルカラナ!」
ゾンビは片手にカドゥケウス棒、もう片方にはエクスキューショナーソードを握り糸から糸を伝って移動するのだ
「ま、神の果実は社長の手に渡ったし魔法戦士ポポも魔王抹殺任務を済ませてアクセラレイターも輸送完了……」
ラプチャーはビザールの噛み付きやパンチを踊るようによける!
「わたしは遊んじゃって大丈夫か! あははっ!」
ラプチャーは凄まじい笑顔!
「ようし! 必殺ブレインブレイカー!」
「コッコレハ!」
ラプチャーの頭から伸びる樹状の光が何かを形作る……
「キョダイナノウガツクラレテ……イヤ、コレハカオダ! ノウミソデデキタカオ!」
ビザールは原始的恐怖を感じた……脳は笑顔だ
「たまには君が食べられてみなよ!」
巨大な脳顔は牙の生えた口を開けてビザールに襲いかかった!
「グジュゥゥゥゥゥオマエモタベテ、ワタシハモットツヨクナルノダ!」
魔王ビザールは脳顔に食らいつく!
一方その様子を見ているのはダルス達……
「うーむ恐ろしい戦いだぜ帰りたい……アッネクロ! ドラゴンにおじいさん……知らない魔王数名!」
「ダルス自我を取り戻したのね良かった」
「おうでもみんな大ダメージだぜ大丈夫だぜ?」
「なんとか魔法コマンドで回復したわ……あの魔王ラプチャーは強くて」
「あのピエロみたいな魔王か! でもなんで戦ってるの」
彼らはカラフルな分泌物を飛び散らせ戦う魔王を見た
「わからないわ……あれはそう……」
そしてネクロ達が起きたことを説明した……
突如戦艦が現れビルに衝突、同時に魔王ビザールが出てラプチャーを食べようとしたのだという
「そういえばあのゾンビはダルスを食おうとしていたわね」
「たっ食べられたくはないぜ……」
「ダルスが帰ってきたしこっちの世界に用はないわね……魔王ウィザードの居場所に行きたいところだけど」
「ダルスさんも戻ってきましたし、できればラプチャーは倒しておきたいですね」
セーレが言った
「それじゃあ様子を見て弱った所で戦闘するぜ」
「あっじゃあダルス、これ魔法機械! 魔法大型アウトレットで買ってきたよ」
「ありがたいぜ!」
そして戦いを見ていると……
0時45分
「アハハハハハハハハ! 歌って踊って!」
ラプチャーは笑った……一面に無数の脳人間が踊りながら念仏を唱えている
「南無阿弥陀仏」「南無不可思議光如来」「ハレルーヤ!」
「グォォォォォォォ!」
魔王ビザールは苦しんでいる……
「サンズノカワガミエル……」
「ようしトドメだ! 爆破!」
すると脳人間達が一斉に爆発した!
爆発の煙が消えると……そこにはもう誰も居なかった
「んー、まぁ樂しかったかな」
「今だぁー! 魔法コマンドギガサンダーク!ギガファイアーク!ギガブリザーダルク!ギガ地震!ギガダーカーク!ギガホーラルク!」
ダルスの不意打ち六属性究極呪文攻撃!
「なっグワアアアアア!」
魔王ラプチャーは強烈なエネルギーを直に受け消し飛んだ……
「やった勝ったぜ!」
「やっぱりダルスはつよいわね!」
「エヘヘ……ウッ」
「どうしたの!?」
「なんか頭痛がして何かが入ってきたような気がするが気のせいだぜ」
その時ダルスに何かが飛んできて弾き飛ばされた!
「ギャーッ! なんだぜ!」
「ツイニミツケタゾ! オマエヲ……タベル!」
死んだはずの魔王ビザールが襲いかかってきたのだ!




