157話
ハハハハハハハハハヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャキキキキキキキキキポホホホホホホホホククククククくククク
「あーもううるさいわね!」
「HAHAHAHAHA!woooooow!」
笑顔阿修羅を吹き飛ばした!
「悪趣味の極みだな」
リムが毒づいた……360度見渡す限り笑顔で埋め尽くされており、歩くたびに顔が泣きながら笑ったり、じっとしていると沈み込みそうになり、出現する敵も笑顔生首ジャグラーや、喜劇を上映するモニターを背負った軍人や、スマイルスライムなどみんな笑顔「カーム顔色悪いわよ」
「うっうるせえよ! ……うるせえよ……」
魔王ギルドも大変そう……その時笑顔の中からズブリと二人のピエロの魔王が現れた!
「イヒヒヒヒヒヒヒ! お楽しみいただけましたでしょうかー!」
「喜劇は観客の死で幕を下ろすです!」
一人は三原色カラーの服を着て三角帽子の細身の青年魔王、もう一方は緑と紫色の派手な衣装で帽子が二股に分かれている壮年の男魔王で、その顔はひん剥かれ葉をむき出しにした凶悪的な笑みを浮かべている
「僕はラプチャー四天王の一人、魔王バフーン!」「同じく魔王フール!ケケケケケケ」
しかしネクロと剣士のリムはすかさず攻撃した
「デストロイブレード!」
「ドリルクナイ!」
「ウギャーッ!」
倒した
「もう操られなんかしないわよ!」
そして巨大な顔面が左右にグチャリと開いていき禍々しいオーラ……
「ハロー! 魔王ラプチャーだよ! イェイ!」
「なんだこの空間は!」
一同は驚いた……その部屋は明らかに建物の外観より広い宇宙のような空間であった!
「星の代わりに人の顔が浮いていやがる!」
そう、顔だった……笑顔、泣き顔や怒り顔などの顔が光り、回り、声を上げる!
「ここは私の魔王結界! 面白いでしょ」
「くっ立っているだけで精神が削れていく……だがそんなことより! ダルスはどこ!」ラプチャーは笑って答えた
「いやー、なんか気分が悪いとか言ってどっかいっちゃったよ」
「なるほど……おそらくはダルスの潜在意識が嫌がってるに違いないわ! 私も嫌だもんここ」
ラプチャーは跳ね跳びながら近づいてくる
「でもここに来たからには私と遊んでくれるんだよね?」
「否、殺すのよ! 行くわよみんな!」
戦闘態勢を取る!
「ハハハハハ! 歌って踊って笑って死ね!」
魔王ラプチャーが襲いかかってきた!