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146話

「ギャァーッ!」

偽ダルスは鋼鉄の巨人に殴られ石の壁に叩きつけられる! 壁を破壊し神殿内部に転がり込んだ!

「アハハ、弱いじゃん」

魔王ラプチャーは笑う! 精神世界では彼女はおよそなんでもできる!

ここはダルス精神世界……謎のアイテム・神の果実を求め肉体ごと侵入した魔王ラプチャーと、偽ダルスが戦闘しているのだ

「そしてあなたは誰なの? 教えてよ」

魔王ラプチャーが手を伸ばすと空中に大量のヘビが発生し矢のように偽ダルスに飛ぶ!

「貴様こそ何者だ!」

偽ダルスが叫ぶと同時に、直径1メートルほど黒い球体を複数出現させ放つ! ヘビと衝突し爆散した!

「私は魔王ラプチャーだよ、この先にある物を取りに来たの」

ラプチャーは視線を偽ダルスに向ける、すると無数の槍が偽ダルスの周囲360度を囲むように出現!

「行かせねえよ! お前は招かれざる客だ!」

槍が放たれる! しかし偽ダルスは彼の影に瞬時に溶け、槍空振り相殺した!

「俺は真のダルスだ!」

偽ダルスがラプチャーの背後に伸びる影から出現し、黒い炎が燃える拳で殴りつけた!

「俺が! 本物だ! あいつが! ニセモノなのだ!」

偽ダルスは魔王ラプチャーを連続で殴る! 黒い炎が縄じみて渦巻き彼女を拘束し、逃さない!

「そして! 真実に! 近づく者を! 選別する! それが! 俺の」

「なるほどね」

サンドバッグされていたラプチャーの首が180度回転し偽ダルスに目を合わせ、笑顔を作った

「ウワッ!? 何だ貴様」

偽ダルスは思わず驚き、後ずさった

「あなたの精神は全部わかった」

ラプチャーは当たり前のように黒い炎の束縛を解いた、そして無傷である

「君は気が付くとこの世界にいてダルスの見る外の景色を見ていた、しかしダルスはあなたに気づくこと無くあなたは自分が何者かはわからず時を過ごしていた」

偽ダルスは更に後ずさる……この短時間ですべて知ったというのか? およそ十数年の出来ことを?

「ただ一つあなたの中に存在していた情報は、神の果実と魔力誕生の記憶を守るという指名だけだった、でしょ?」

偽ダルスは疑い深い目で、ラプチャーに答える

「なぜわかった? ……いや知ってどうする?」

ラプチャーは変わらぬ笑顔で返した

「ハハハ、神の果実は魔王シンギュラリティのいわば心臓で魔王シンギュラリティは一万年前の東京の大学で勤めてた学者が魔力と融合して生まれた新生物、同時に魔王に変えられた人間は魔力を使って人間界を復興させ(社長もそのうちの一人だけど科学のため戦争とかさせてるけど内緒)、その後遺跡と神器を作り自らを封印させた(ちなみに今社長がポポを派遣し殺してるけど内緒)、シンギュラリティは自ら作った魔王世界で子孫魔王を量産した後地下深くに眠った(現在社長が十二神魔王ロボと奴隷魔王を使って占拠しているのは内緒)……悪いけど君の守ってる秘密はもう知り尽くしちゃってるからネタバレの余地ないんだよねもう」

精神世界はラプチャーの世界! どれだけ話しても酸欠とかしないのですごい

「なんだと! そして一体何を……」

ラプチャーはなお尋ねる

「要は御社とご提携をしたいってことだぜ? 精神体!」

ラプチャーはニヤリと笑った……

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