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137話

アジトのエントランスでは乱闘が起こっていた

「さぁあなたで最後よ観念しなさい」

マジックカンパニーの刺客魔王9人は既に敗れ倒れたり串刺しになったりしていた

「畜生ーっ! ウィザード様バンザーイ!」

魔王パワーマガジンは隠し持っていた小型マイクロ原子爆弾のピンを抜いた!

「アッやばいわ! セーレバリアよ! フルパワーで!」

「オーケー! ギガバリア!」

ネクロ達をバリアが覆う! そして大爆発が起きすべてが閃光に包まれた……

「……ハッ! これはいったい!?」

「なにもなかったよー!」

そう、光だけでなにも起きておらず、魔王パワーマガジンがいただけが部分が円形に消滅していたのだ

「ドーム状に強力なバリアを張ったみたいだ」

「危ないところだったわね! あの爆発じゃあなたたちはなんとかしのげても建物が崩壊するところだったわ」

魔王パワーマガジンがいた場所の後ろから見知らぬ女の声がした

「あっあなたは! ……いやあなた達は!」

ネクロは目を見張った!

その女は全身を鎧で覆い盾を構えている……さらに他に3つの人影! ローブを纏い杖を持つ少年、白衣を着た無愛想な男、そして大剣を携えた勇壮な青年!

「パラディンのメリー、魔術師のカーム、医者のファジ、剣士のリム!」

「そう俺たちはレジェンダリーブレイブソルジャーギルド! 久しぶりだな!」

「どうしてここに?」

ネクロが問うた

「それより君たちの仲間の少年……ダルスが地下牢にいる! そこに行きながら説明する!」

そしてギルドについていく

「まず、俺たちはウィザードの元につかなかった十二神魔王の元部下達が反乱を起こそうとしているという情報を掴み、その中に紛れ込んだのだ」

エレベータホールに足を進めながらリムが言った

「どうやら空飛ぶ戦艦に乗って人間界に行くという計画をマジックカンパニーが企てているらしく、そこを襲撃する算段だった」

「人間世界ですって!?」

ネクロ達は驚いた

「ああ……そして手はず通り襲撃をしたのだが、魔王アクセライターとかいう男がとんでもなく強く、あっという間に反乱軍を倒して難なく飛んでいってしまった」

「とにかく速えんだよ、俺の魔法を使う暇もなかったぜ」

魔術師のカームが苦々しく言った

「そこで敗北を悟った俺たちギルドは、混乱に乗じてアジト内に侵入したのだが……中の奴らに見つかり、抵抗する間もなく地下牢にワープさせられた」

ネクロ達はエレベータホールにたどり着き、乗り込む

「それじゃあどうしてここに?」

「すべての牢の鍵が空いたのだ……出てダルスという男を殺せ、そう言ってな……」

「そんな! それじゃあ今ダルスは!」

「いままさに囚人たちと戦っているだろう……我々は襲撃作戦時に用意した偽造IDカードでエレベータを使い君たちの所にきたわけだ」

エレベータは下っていく……工場、農場、祭壇……様々なフロアが見える

「だが、彼は強い男だ、並の魔王が束になって勝てる相手ではない……それより君たちが彼の側にいなかったことを心配して先に探そうと思ったのだ」

リムたちギルドメンバーは少し前に怪物化したダルスと交戦した経験があるのだ! 街一つを壊滅させる力を! それを内包する男がこと戦闘において敗北することなど全く考えてはいない

「地下18階、地下牢デス」

案内ロボットの合成音声が流れ、エレベータが開かれた

「やはりな……」

その光景は壊滅的であった……牢屋も監獄も破壊し尽くされ、何百人という魔王が地に倒れていた

「さすがね! ダルス! 来たわよ!」

「ダルスーッ!」

ネクロとルーノンは叫んだが、ダルスの声はしなかった

「あれー、いないのかな」

「すれ違いかしら……」

ダルスはいずこ……

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