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126話

ダルスたちは助けた魔王の隠れ家に招待された

「みんなロボットに掴まってしまったのです……残ったのは数人」

「許せないぜ、このパンは美味しい」

「南にある町では今もレジスタンスがロボ軍団が食い止めています……お願いです、奴らを倒してください!」

「もちろんだともだぜ! このスープもおいしい……」

そして食料を分けてもらい、ダルスたちは南の町に向かった……

一方その頃マジックカンパニー……

「やぁ、君が魔王アクセラレイター君だね? 元魔王チェイサー派閥だった」

「なんだ? 俺を君付けとは馴れ馴れしいガキだ」

そこではカフェテリアで読書していた魔王アクセラレイターに小柄な少女が憮然に話しかけていた

だが我々はこの少女を知っているはずだ!

「そういう態度は良くないね、私は君の上司だよ?」

「上司? アッまさか……魔法戦士ポポとはアンタのことか!?」

「そう、その通りさ」

魔王アクセラレイターは驚いた! 噂によれば魔法戦士ポポは捕虜の魔王を容赦なく実験材料にし脳や脊髄を魔王アーマーの材料にする非道な人間と聞いていたからだ

まさか自分より年下の女とは思っていなかったのだ

「アー、これは……トンダシツレイヲシマシタモウシワケゴザイマセン」

「露骨に嫌そうな謝罪だねぇ……まあどうでもいいや」

ポポはアクセラレイターのテーブルの正面の席に座った

「さて、ちょっとしたミーティングをしに来たのだよ、私は」

クリアファイルから数枚の資料を出し、テーブルに広げる

「知っての通り、我々のチームの目的は人間界に居る魔王を倒すことだ」

「この絵の奴がそうなのか……そうなのですか?」

「そうさ、この彫りの深い男は魔王クリエイターで隣の美人の女は魔王オリジネイター、玉座に座った冠頭に載せたこいつは魔王ザ・ロード、膝下くらいの長さの布を巻きつけた格好をしてるマッチョマンは魔王クラフツマン、顔と腕が4本あるこれは魔王ユニバース、なんか球体にでかい口がたくさん開いたようなこれは魔王カオスだ」

「後半の奴は人型留めてないっすね」

「私も詳しくは聞いてないが、社長の元同僚の研究員だったそうだがいろいろあって今は人間界で隠居しているらしい……まあ、こっちの魔王侵略と目的は変わらないだろうけどね」

「要するにこいつらをぶっ潰せば良いんでしょう?」

「極端に言えばそういうことだね、飛行船で地球を回って魔王を殺し回るのさ」

そこにポポは思い出したように付け足した

「そしてこの魔王たちは神器というレアアイテムを持っているので奪ってこいとも言われているのさ……その内の1つのハルバード型神器は奪われてるそうだがね」

「へぇ、まあそういう面倒くさそうなことはそっちが任されてくださいよ……俺は殴って蹴るくらいしかできないんで」

ポポは笑った

「それでいいよ、君はそれで……この資料はあげるからちゃんと読んでおいてくれよ」

ポポは席を立った

「一緒に入れといたカードは飛行船の鍵だよ、時間があったら様子見に来なよ」

ポポは去っていった……すると背後からまた別人の声がした

「変わった上司でしたね?」

「おう、リッカー無事だったか」

アクセラレイターは笑って振り向いた

その友人は実際なんの問題もないようであった

「ええ、私はダルス一行を狙う仕事を与えられましたよ」

「まじかよ、そりゃ大変だな……そいつらはこっちの魔王を倒しまくってるらしいじゃん」

「そうです、今も掲示板を見たら魔王オクトパスさんが殺られたという情報を見ました……ですが私が直接戦闘する機会はないようなので心配は少なくて済みます」

「ほう、なんでだ?」

「魔王ラプチャーさんという強力な味方がいるのですよ……外見は子供ですが」

「また子供かよ! ガキの方が強いのか? この組織はよぉ……」

「魔王は見かけによりませんからね……フゥム、そうだ、人間界の話をしに来たのだった」

「おー、聞かせてくれ! 知識は大事だ、あの上司を出し抜くつもりでいくぜ、俺は!」

そして二人の会話は続いた……

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