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123話

空を旅するダルス達

「空は快適だぜ」

「セーレのすり抜け能力で敵が来てもへっちゃらね」

「でもハルバードのエネルギーで動かしているので、これを狙われると危ないので注意してください」

ペガサス馬車にはハルバードが刺さっており、黄金のエネルギーがこの規格外の魔法を発動させているのだ

「ハルバードだけはすり抜け出来ないので」

「ハハハ、まあ大丈夫だろう」

すると突如複数の羽根が生えた魔王が馬車に飛んできた!

「こんにちは! 私は魔王ダウンバーストです! あなた方の命を狙いに来ました!」

「右に同じ! 魔王フーファイターです! 魔王ウィザード様の命により、拉致します!」

ダウンバーストは腕が鳥の翼になっていて飛行している! その目は猛禽類の鋭さだ!

フーファイターは全身を薄い銀色の装甲で覆っており、円盤型の飛行する機械の上に立つ!

「ピヨピヨ! 魔王ビーク……ピヨピヨ」

これは人の頭ほどの小さな魔王だが、クチバシだけが異様に大きく、2メートルはある! 知能は低そうだ

「セーレを守るのよ!」

「いくぜ魔法コマンドブリザザーク(強化氷魔法)!」

猛吹雪が発生し敵魔王を凍らせる!

「無駄! 魔法コマンドギガファイア!」

魔王フーファイターが飛行円盤のボタンを押すと火炎が放射され氷を溶かしてしまった

「なんてハイテク!」

「これが科学! さあダウンバーストさん、あの神器ハルバードを狙いなさい!」

「承知! ピィィィーッ!」

魔王ダウンバーストは翼を格納し弾丸のように高速落下突進!

「ウワーッ! 速いぜ!」

空気を切り裂きペガサス馬車を貫通し車内に突き出す! そして輝くハルバードを破壊せんと体当たりをするつもりだ!

「甘いです!」

しかしこの瞬間! セーレはハルバードの穂先くるりと回した!

「アアァァァヴァヴァァァァゴォォォ!」

これにより魔王ダウンバーストは頭からハルバードに突き刺さった! 生命力が暴走し肉体が爆散!

「すごいぜ! 俺には出来ないタイミング」

「ダルス、あなた天使っぽい羽生やせたでしょ、あれで戦ってきて」

ネクロに言われ、がんばって羽を出してダルスは外に飛び出た

「バッサバッサ……羽は疲れるぜ……」

すると魔王フーファイターが怒り

「まさかダウンバーストさんが殺られるとは、なんということだ、まぁそれはともかく魔王ビーク、お前も行け!」

「ピヨーッ! ピピピヨピピピピヨ、ピヨッピヨ」

「何、死にたくないから嫌だと! 貴様それでも科学の崇拝者か!」

「ピーヨー! ピピピヨピヨヨヨ、ピー!」

「何、そんなのは知らない、ロボに連れ去られ改造され洗脳されてしまっただと! 馬鹿な妄想! 我々は生まれた時からウィザード様の元で科学の発展に貢献してきた!」

「ピヨーッ! ピピヨピヨヨヨヨ!」

「何、知能も下げられ記憶も曖昧だが、俺は間違っていない! 思い出してきた……だとぉ! 妄想もいいかげんにしろ! 鳥頭! 烏合の衆! アホ!」

魔王ビークは翼を広げて抗議しているようだ

「隙あり! 魔法コマンド・ヒートメテオ(燃える隕石を発生させぶつける大技で魔力消費が多い必殺技)!」

口論で気を取られていた魔王の脳天を打ち砕いた!

「ピヨゲボッ!」「アアアアグジャゲゴッ!」

燃えて死ぬ

「まさに焼き鳥だぜ……」

ハルバードは守られた……一方その頃マジックカンパニーでは

「……と、いうわけです」

「ふむ、つまり神の果実はどうやら3つともダルスの精神内に残ったままのようだな……洗脳や精神操作に長けた魔王を送り込み回収させよう」

そこでは魔法狩人リッカーと魔王ウィザードが話していた

「ところで、一つお伺いしたいことがあるのですが」

「何だね? 言ってみるが良い……先に言うが、特に君にペナルティを与える気はないので安心し給え」

少しの間を置いて、リッカーは切り出す

「ダルス内にて、私は過去の映像と思わしきものを見ました……風変わりな部屋で研究者のような人間が機械を動かし、事故が起きた」

「ほう、それで?」

「七色の光の爆発が起き、一人の人間が怪物に変貌した」

「……」

「怪物は触手を周囲の人間に突き刺し、それを人ならざる姿に変えた……その一人に、社長と似た姿が」

「もうよい」

「……」

「シンギュラリティの記憶を見たか……なるほど、神の果実とはそういうものだったか」

魔王ウィザードは笑みを浮かべ、リッカーに向き合った

「昔話をしよう、ロマンに溢れた昔話を……」

魔王の秘密……

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