12話
ここは魔王の間
「魔王様!どうやらテトラグラマトンも死んだようです!あの使えないクズ共め…」
紫色のローブに身を包んだ病的に痩せ細った男、魔王側近ギョギョップが恐る恐る言った
「そうか……ククク」
それ以上魔王は何も言わなかったが
なぜ魔王様は笑っておられるのだ……侵入者がこの部屋に来るということだぞ?それだけ余裕ということか?
ギョギョップは訝しんだ
そしてここは例のくぼみ壁
「よし宝玉をはめるぞ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「扉が開くのね」
ところがその時床に穴が開いた落ちる3人
「ウワーッ!」
きづくと光のない部屋
「騙された!?」
「だれも扉が開くなんて言っておらん!勝手に開けようとして図々しいわ!」
目の前にはやせ細った男
「わしは魔王様の側近ギョギョップ!貴様らガキどもなどの相手をするほど魔王様は暇ではないのだ!わしがここで殺す!」
ネクロが殴って倒した
そしてここは魔王の間
「ふむ、ついにここに来たか……フフフ」
骨で出来た玉座に座る男は鎧を装備し禍々しい仮面をしている間違いなく魔王
「魔王ー!いまこそかたきを討つ時だー!!」
ネクロが真空飛び膝蹴りを繰り出す!しかし魔王の身体をバリアが多いネクロを吹き飛ばしたそして壁に叩きつけられた
「ウグーッ!」
「ふ~む前身の骨が砕けた程度か頑丈な奴め、ギョギョップなら肉塊とかしていただろうに」
「くっあのネクロが一撃で!」
「あれは反射魔法だよ!攻撃しちゃダメ!」
ルーノンが注意
「どうしようもないのか……」
「フハハハハその程度か、ダルス」
魔王は笑い、手招きをする
「くっまだ何もしていない!全力をぶち込んでやるのみ!」
ダルスの腕の魔法コマンダー機械が唸りを上げる!
「うおおおお食らえダーク!」
闇属性の塊が射出される!魔王は避けることすらしない!
「ふっ痛くも痒くも「隙あらば死ね!」
その時突如ネクロが現れ魔王の顔面に拳を叩き込んだ!
「ぬぅ!」
魔王が怯む!
「ふっ油断したわね。カッコつけて反射魔法を使わなかったからよ。」
「ネクロ!?前身の骨が折れたんじゃ…」
ネクロは得意気に言った
「予め回復魔法を自分にかけていたのよ。」
「そっそうかそれなら傷つくのと同時に回復し続けて実質防御ということか」
そのときルーノンのはっと驚く声
「魔王の仮面が!」
魔王の悪趣味な仮面にヒビが入り、そして割れた!
一同驚愕
「そっその顔は!」
「髪!目!まるで……」
「俺そっくりだと!?」
そう魔王の顔は壮年のダルスの顔だった