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118話

「再会だぜ」

再会……再会を喜び合う……

「なんだ、あの怪物、ひとりでに崩壊したが……その者たちは?」

ギルドメンバーの剣士リムが尋ねた

「俺はダルス」

「私達が探していた仲間よ……一人知らないのもいるけど、でもなんでモンスターの中から出てきたの?」

「モンスターとは」

そして全員でこれでまでの出来事を話し、共有した……

「つまりその闇の世界であの怪物を倒したことで現実の怪物も崩壊したわけね」

「ダルスさん達が居た、死んだはずの魔王がいた世界って何だったのですか?」

セーレ質問

「うーむわからないぜ」

「私が答えましょう」

魔法狩人リッカーが初めて口を開いた、全員の視線が集まった

「ご紹介に与りました私はマジックカンパニーから派遣されましたリッカーと申します」

セーレは疑い深く鋭い目つきをした

「単刀直入に言うと、あの世界はダルスの精神世界でしょう」

「だから死んだ魔王がいたのか! 魔王の記憶が精神!」

納得だ

「そして現実世界の怪物は精神世界から現実のダルスの肉体を乗っ取った存在であると私は考えています」

「なるほどだぜ!」

しかしダルス以外は納得してない

「一体何が操っていたというのですか……町一つ破壊し尽くす化け物を作り出すなんて!」

「私が回収するように命じられていた神の果実、それを手にした時2つの果実が共鳴し、ダルスの世界に送られました」

「私が持ってたやつだねー」

ルーノンが言った

「何故か俺の中に入ってたへんなのも?」

ダルスが疑問

「そうです、それこそ神の果実です! すべて神の果実のパワーが引き起こしたのでしょう! そして精神世界に存在していたモンスター……恐らくはダルスの中にあった神の果実が生み出したもの……を倒したことで現実世界のダルスが元に戻ったのでしょう」

「衝撃の事実だぜ……」

「アイツ倒した、私のリフレクションがあったからだよー」

しかしセーレ達はまだ納得してないようだ

「その神の果実とやらは何なんですか? なんでダルスさんの中にあったんですか?」

「フゥム……神の果実については私も社長から詳しくは聞いていないので分からない、と言っておきましょう、後者の質問についても同様です」

リッカーは事務的に言った……セーレは懐疑的な目を向ける

「ま、これ以上の話は社長に直接お聞きになってください」

リッカーは踵を返し、背中の魔法ジェットパックを作動させた

「さて、私から話せることは異常です、次会うときは敵同士! それでは!」

リッカーは空に飛び立っていった……

「またねー」

ルーノンは呑気に挨拶をしたが

「待って! 魔王ウィザードがどこにいるのか教えなさい!」

ネクロが叫ぶが、リッカーは消えてしまった……

「結局、わからないことが増えただけね……」

「だが突き進むだけだぜ!」

旅は続くよどこまでも……

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