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116話

一方その頃ネクロ達は町を覆い尽くす大樹じみたモンスターと交戦していた

「私達は攻撃を凌ぐのが精一杯だけどセーレは透過能力で接近!」

そしてセーレは樹の幹にも虹色のモンスターの中心に迫る!

「ハルバード!」

セーレは金色のハルバードを構える!

化け物は焦るかのように怪光線、触手、噛み付きで攻撃するがすり抜け無効! 

「えいや!」

ハルバードが化け物の目の一つを貫く!

怪物は悲鳴を街中に響き渡ら、狂乱する触手が無差別破壊!

「ぐっ……」

しかし一筋縄ではいかぬ! ハルバードの穂先から金色の光が怪物の肉体を染め上げていくが即死には至らない! 通常の生き物ならエネルギー過剰供給により爆発するがこの規格外の生物をオーバーフローさせるには足りない!

「なんてありえない生命力……ウアー!」

セーレが苦しむ! これは一体!? 遠目から見ていたネクロは気づいた

「ああっ!化け物の虹色の光がセーレの金色の光を押し返しているわ!」

「アアアアアーッ!」

虹色の光がハルバードを伝わり腕に! セーレの腕が変色し痙攣し数本の枝じみた触手が突き出た! 肉体が怪物化している!

「これは……!?」

この危機的状況下の中セーレの思考速度が高速化した

このままでは怪物と一体化して死ぬことをセーレは直感的に理解した! しかしハルバードを離せば透過能力は使用できず殺されるだろう!

「あ」

しかしセーレが決断を下すより早く虹色の光がセーレの全身を包んだ!

「セーレ! くっ邪魔!」

ネクロは叫んだ、進もうにも触手が妨げる!

セーレの意識は失われ、ペガサスは消え落下していく……

ふと気が付くとセーレは光がない暗闇に立っていた

「ここは……?」

「魔王よ……我に還るのだ……魔王よ……」

セーレの眼前には先ほど戦闘していた触手怪物が存在していた……大きさは彼女の二倍程度だが

無数の目や口、威圧的に広げた数十本の腕! セーレは逃げようとしたが触手が彼女を絡めとった!

「アアアアアーッ!」

「還るのだ……魔王……我がもとに還るのだ……魔王……」

セーレの精神に怪物の声が反響する……

「やめろ、離せ……! ああ、アアアアアアアアハハハハハハハハハハハ!」

還れ……還れ……魂の根源へ……魔王よ……還るのだ……我がもとに……

「ハハハハハ! アハハハハハハ! そうだ、行かなくちゃ! 帰ろう! ハハハハハハ……」

狂ったように笑うセーレ……怪物に一体化されていく……

その時だ!

「ウワーッ! なんだぜ!」

「おおっーと!」

空中に穴が開き三人の乱入者が降ってきた! ルーノン! 魔法狩人リッカー! そして着地失敗し転んだダルスだ!

「痛いぜ……暗いぜ怖いぜどこ?ここ?」

「あっあれはセーレ!」

「見るからに危険な状況ですね……」

「助けるぜ!」

ダルスが駆けた!

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