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115話

植物じみて虹色な扉をダルスは開けた

「こっここは! どこだ」

そこは今までの不思議な世界と一変して普通な部屋だった研究室みたいで白衣の人たちが話していた

「やああなたここはどこだぜ」

ダルスは聞くが反応がなかった、そして白衣の人間はダルスたちをすり抜けてダルスはびっくりした

リッカーが気づいた

「この部屋はおそらく立体映像のようなものでしょうね……過去の出来事が再現されているのか」

「様子を見てみよ―」

そして様子見……研究員の会話

「凄い新発見です! これはまさに魔法を実現できるかも知れませんよ!」

「早速実験の用意を……人類の新たな一歩よ」

研究員たちは興奮してモニタを見ていた……

「ハハハ魔法だってそんなの昔からあるぜハハハ」

「なんで魔法を見つけたくらいで驚いてるんだろう」

笑うダルス……リッカーは油断なく見ている……すると部屋が一瞬真っ暗闇になり、次の瞬間別の映像が現れた

白い拾い部屋には先程の研究員たちが集まっておりその中心には巨大な透明ケース! 中には複雑な機械が組み込まれておりそれらは部屋に設置されたコンピュータ類に繋がれていた

「……率100%、実験開始」

研究員がボタンを押した

次の瞬間透明ケースは爆発した! 虹色の光が空間に満ち、この世の物とは思えない奇怪な音が鳴り響いた! 研究員達はパニックしうろたえる!

「なっ何がグバッ」

一人の研究員を虹色の光線が貫いた! するとその体が痙攣し膨張していき、虹色に変色し、服を破って肉体から触手が生えた! さらに全身に無数の目が開き、口が開き、角や羽が生えて腕が無数に伸びた!

「何が! 何が! 主任!」

「アアアア主任が化け物!」

研究員たちは一瞬で怪物と化した仲間に恐怖した

そして虹色の光は一点で球体となり電撃や冷気、炎や石に黒い何かなどを放射したのだ!

「にっ逃げろグエッ」

研究員が黒い闇に食われ死んだ! 混乱していた研究員も脱出を試み始めるが……

「科学! 科学の進展! 逃すか! 奇跡を!」

「逃げてください! 死にますよ!」

一人の男は虹色の光球に近づこうとし、仲間が逃がそうと身体を引っ張っていた!

「ああっこれは!」

その狂気を目に浮かばせた研究員は見た! かつて主任だった男から伸びた触手が虹色の光球を捉えた様を!

「貴様ぁぁぁ! 何をする気……ウッ」

狂気の研究員に怪物の触手が突き刺さった! さらにその男を逃がそうとしていた研究員や、逃げ遅れていた者、気絶していたものや死者さえも触手が伸び、体内に根を張った! するとみるみる研究員は変形していく……、鳥の顔と翼を持つ姿、輝く巨人の姿、様々な動物や植物が人の形をしている姿などだ

「馬鹿な! この男……!」

もはや怖くて目を瞑っていたダルスとルーノンだが、魔法狩人リッカー、魔王ウィザードの部下であるこの人間だけはその惨状を見ており、あることに気がついたのだ

あの狂気の目をした研究員が変わり果てた姿、青い肌でその顔は狼のように牙が生えた口をしていて、目は昆虫のような複眼……

「社長……?」

「グ……ゲ……」

そして怪物の体中の口が開き、光球を食らった!

怪物の身体は一瞬で弾け、虹色の光の爆発! 奇妙な爆音! 

「うわあああああ!」

驚くダルス……そしてすべてが虹色に……

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