107話
倒れ伏したダルス
「とうとう仕留めたわぁ」
「身柄を拘束し本社に送るでござるよ」
魔王デボーティドが腕の剣を収納し倒れているダルスに触れた……そのとき!
「アガァァァァァ!オオオオオオオ!」
突如ダルスが痙攣し吠える!
「ぬっ何でござるか!虹色に光り、何かが伸びて……」
ダルスの身体が触手に覆い尽くされ、怪物に変貌した!
「キシャァァァァァァオ!」
「こっこれは! 目と腕が16個もあり触手が大量で不規則に口が!」
「デボーティド! 仕留めるわよ!」
「おうでござるギャアアアー!」
怪物の目から熱光線!魔王デボーティドは即死した!
「なっなんなのようこれぇ!」
魔王エミネンスはダイヤモンド防壁を作り出し逃げようとするが
「キシャー!」
地面が抉れ触手が突き出す!そして絡み合い檻が形成!魔王エミネンスは閉じ込められた!
「ひ……!」
触手から無数の目玉が出現し一斉に魔王を見た!
「ああ」
そして怪光線が放たれ魔王エミネンスは死んだ……
そしてミリアンふと気づくと
『あれ、ダルスいない……ダルスー!」
ミリアンの叫び……
一方その少し前に戻ってルーノンは
「キルキルキルキルキルキルキルキル」
「シールドブロックガードバリア!」
魔法剣士シュバギの猛攻をルーノンは防いでいた
「隙ありぃッヒヒヒー!」
洞窟の天井を蹴ってルーノンの頭上から剣を振り下ろす!
「隙ありはこっちー! ギガリフレクト!」
斬撃が二倍の力と量で跳ね返される!
「アガガガガガガ! 切られ、俺が切ららららららら!」
シュバギは切り裂かれ倒れた
「ふぅー……切り札使っちゃってもう魔力がないー……
崩壊した石の扉から漏れる光を見るルーノン
「ここは引くしか無いねー……ん?」
所持品の赤い果実のような何かが光を発し、震えていたのだ
「これは鎮守の森の地下ダンジョンで見つけたよくわからないアイテム!」
驚くが、壊れた石の扉からも緑色の光! その中で魔法狩人リッカーも驚いていた
「くっ目的の神の果実を手に入れましたがこんな話は聞いていませんよ!?」
そして光が弾け、ルーノンとリッカーは姿を消した……