101話
「くっ魔王と機械がファイティング」
ロボット軍団は空中に浮く巨大な柱型マシンが1体、天狗型ロボが数十体だ
魔王の抵抗者達は炎や雷などの魔法で戦っているがバリアで効いていない
「おとなしく降伏しなさい……おとなしく降伏しなさい……1分経過したので一人殺します」
とてつもないレーザーが柱ロボから放たれ、魔王が一人悲鳴を上げることすら出来ずに命中して消えた
「おとなしく降伏しなさい……おとなしく降伏しなさい……」
ダルス達は戦慄した
「これが機械軍! 恐ろしく強い」
「私の街が侵略された時もこうでした……逆らうものは問答無用で殺される」
セーレが悲しそうに言った
「だが今は仲間の力だぜ! 世界を守るぜ!」
「そうですね!」
そして柱型マシンに襲いかかった!
「想定しない反乱因子を補足危険度A殺戮プログラム起動します」
柱型マシンは変形し、巨人になった! そして天狗ロボが抵抗者達に攻撃を開始した
「変形とは! アイアンゴーレムと名付けよう」
そしてアイアンゴーレムは足で踏みつけようとし、ダルス達は走ってかわす!
「ゴッドサンダー!ゴッドファイヤ!ゴッドブリザード!だめだ効かない」
「おとなしく死になさい」
アイアンゴーレムの連続レーザー! 守るのが精一杯だ!
「うーんそうすればいいかな……あれセーレがいない」
一方その頃セーレはすり抜け能力を使ってアイアンゴーレム内部に入っていたのだ
「これだけ大きいということは人が入れるんじゃないかと思いましたが、あってたようですね」
そして動力室を見つけた
「ここを壊せば止まるはずです……」
「そうはいかんなぁ……」
中には魔王が待ち構えていたのだ!
「俺様は魔王スタグビートル! ククク……飛んで火に入る夏の虫とはこのことだ!!」
その魔王は光沢のある黒い衣服を着ている強そうな雰囲気の男だ
「動力装置に近づくやつを皆殺しにするのが俺の役目よ!ウラァ!」
魔王スタグビートルは素早く踏み込んで殴る!
「なにっまるで手応えがないだと!」
セーレのすり抜け能力だ!
「今度はこっちの番です! メガファイア!」
セーレの魔法機械が発動!火炎放射!
「ぬうっ! だがこの程度の火力では俺様には火傷一つ付けられんぞ!」
魔王スタグビートルは炎を振り払う!
「それならば!」
セーレは火花を散らすハルバードを構え、魔王スタグビートルの喉元を狙って突き刺す!
「遅い遅い遅い素人がー!」
瞬時に屈み込んでかわし、その姿勢のまま素早くセーレの背後に回りこむ!
「次の攻撃はすり抜けられんぞ! ウラーッ!」
セーレが振り返ると、スタグビートルの複眼じみた目から赤く光った!
そしてその目から怪光線が放たれる!セーレは反射的に横移動回避!
「かかったな!」
魔王スタグビートルは回避の隙をついてセーレの手にあるハルバードに飛び蹴りを決めた!
「しまった!」
ハルバードは手を離れ、床に転がった! そしてセーレの目の黄金色の輝きが消えた!
「ウラウラウラウラウラ!死ねぇ!」
魔王スタグビートルの1秒間に10発の連続パンチ!
「あああああ!」
これにはひとたまりもない!
「これでトドメだ切断されて死ね!!」
魔王スタグビートルの身体から二本の黒い刃が生えた! 刃はセーレの身体を捉える!
「キシャアーッ……ぬう!」
その時部屋全体が90度回転し、魔王スタグビートルは体制を崩し切断しそこねたのだ!
「いったい何が!?」
一方その頃地上では
「新しい魔法機械にインプットされていた弱体化魔法をこれでもかとかけてなんとか柱……アイアンゴーレムを転ばせることが出来たぜ」
「ダルスの火力もさすがよ、でもこれでもダメージはついてはいないわね」
「あれっ見てよ中心のところが金色に光ってるよー」
そしてマシン内部では
「グワボボボボボー! バッババババババー!」
光り輝くハルバードが魔王スタグビートルを貫き、エネルギーの過剰供給により苦しんでいた!
「畜生ー!」
そして爆発して砕け散った……死んだ
「危ないところでした……単独行動は控えましょう」
そして電源を切って脱出した
「おお止まったぜ、おおセーレ、大丈夫だったぜセーレが止めてくれたの」
「はい、これであの機械は大丈夫です」
「すごいぜ!」
しかし気が付くと天狗ロボに魔王反乱者たちは全滅させられていた
「魔王ウィザード許しません……」
天狗ロボは強くないのでやすやすと倒せたがダルス達は怒りを胸に……