馬鹿な俺っちとゲスな先生の「小説家になろう」のちょっとした講座
エタ作品を持った作者の皆様に伝えたい事
先ずは個人的な見解として、絶対に完結をさせずに次の連載に手を出すのはお勧め出来ないです。
その放置作品を再び書くのはとても大変になりますからね。
人は必ず変わります。変わっていない様でも変化をし続けているんです。
ある作品で五千字書いた一話が消えた瞬間、私は頭が真っ白になった事があります。
多かれ少なかれ、似た様な経験をお持ちの作者様はおられると思います。
神を呪い、また始めから書いたんですが、書き直す前と書き直す後では私は既に「五千字書いた一話を消してしまった」と言う経験の差がある別人です。
まあ、分かりにくい例えなんですが、様々な知識、経験を積み重ねて人は生きてるんで、一度放置しちゃった作品を書いていた頃の自分は過去の自分であり、現在の自分とは違うんですな。
よって、今の自分には書けません。書くにしても本当にしんどいです。
良い子は真似しない方が良いと思いますね。
私の経験上申し上げますが、一年半くらい放置しちゃうと、「これ、俺が書いたの? マジ?」となります。
しかし、曲がりなりにもその作品を完結させると、
あっ、何とかなるもんだな……
などと言う勘違いをしてしまい、現在進行形でエタ作家である事を恥と思わなくなります。
これはいけませんね。
完結しないよりは完結させる方が素晴らしいです。これは言うまでも無い事でしょう。
その人の中にあるイメージを最後まで表現出来る方が個人的には作者としての技量は優れていると私は思ってもおります。
しかし、このサイトの「作者の方へ」を読んでも作者は完結させなきゃいけないなんて何処にも書いて無いんです。
完結出来なくても、作者の方に何ら恥じ入る必要性はありません。
読者の皆様は何か勘違いなされておられませんか?
「完結出来なくて当たり前。完結出来たら、超凄い」であって、「完結出来て当たり前。完結出来なきゃエタ作家」なんて読み手側の傲慢ではありませんか?
確かに人として、作者として、完結に向かう姿勢こそが美しいと思いますがね。
しかし、これは作者の姿勢であり、他人が強要出来る物では無いんです。
「駄目!絶対!エタ作家!」も作家として正しいですし、私の様に「まあ、生きてる内に完結出来りゃ良いや」も正しい。更には、「とても自分には完結出来ないよ」も作者として正しいんです。
作者の姿勢の問題を読者にアレコレと言われる筋合いはありません。
と、こう言ったふざけた主張が可能なんですが、やはり出来るだけ完結した方が良いと個人的には思っております。
やはり、読者あっての作者であり、作者あっての読者ですからね。
このエッセイは書き手側の主張だと言う事を御理解下さい。
それに読者の皆様を大切にしたいと言う姿勢も作者として尊い物だと私は思います。
私はこのサイトの作者に対する優しさが作者の成長を促す物か阻む物なのかは正直分かりません。
気に入らない感想や批判なんかは削除して自分の耳に心地良い物だけを選べちゃう!
なんて素晴らしいんだ!
私は他人様が貴重な時間を割いてまで自分の為に書いて下さった御感想を削除する気持ちは湧きませんよ。
私は御感想至上主義ですからね。
しかし、誹謗中傷は駄目です。内容によっては一撃でアカウント削除される場合もありますので、御注意下さいね。
「感想マニュアル」は読みましょう!
独断と偏見で物を言わせて頂くと、完結させるだけなら簡単なんです。
夢オチなんかに代表される「いきなり超展開」を使えば、あらら不思議。
その一話を書くだけで完結します。
起承転結の起と結しかなかろうが、完結には違いありません。
「俺達はこれからだ」もお勧めですね。
まあ、打ち切りならば、作者としてはやり様は幾らでもあると言いたい訳です。
読者の皆様!
貴方様が大好きな作品のエンディングって、「いきなり超展開エンディング」ですか? 「俺達はこれからだエンディング」ですか?
多分、これらを望まれてはおられないでしょう?
貴方様が仰る完結とは打ち切りではなく、貴方が望む理想的なハッピーエンドだったりしちゃいます?
無茶を言わないで下さい。まあ、無理ではないですけどね。
これらの手法を使わずに完結させる事が出来る作家様がこのサイトに如何程おられるのか。
自分が出来無い事を他人に強要して恥じ入る事が無いのは俗にクソガキと言えますので、私は恥ずかしくて口には出来ません。
さて、私の立場は「このサイトは規約に違反しない限りは自由に表現が出来る素晴らしいサイトであり、私自身は一生懸命に作品を書かれる作者様の味方」とさせて頂きますので、読み専の方にはどうしても手厳しくなってしまいます事は御理解下さい。
要するに完結に拘るのは作者の姿勢であり、作者の権利なんです。
報酬を貰って契約をしている訳ではありませんし、その姿勢に対して文句を言う資格は誰にもございません。
勿論、読者の皆様が完結しない作者を見限るのは読者の皆様に与えられた権利ですので、権利は御自由にお使い下さい。
ところで、このサイトでの完結作品の割合は半数を超えていますし、素人作家の集団がこの完結率なのは驚異的と言えます。
まあ、貴方様が好きなチートやらハーレムの様なタグの付いた作品の完結率はめちゃくちゃ低いかもしれませんが、それを以ってこのサイトの作者が完結をしないと言うのは如何な物かと。
より良い完結作品が増える事は作者も読者も望む嬉しい関係ですが、現状を見ますと、無理の一言です。
えー、読み専の皆様はこのサイトの未評価作品と未感想作品の割合をお調べ下さい。
笑える割合ですからね。
読み専の方が書かれるエッセイって、やはり書き手に対する考察が甘い物が多いと思います。
作者にこうしろ、ああしろが多くなります。
読み手の視点から物事を論じるのですから、当然ですね。
勿論、このエッセイは書き手の立場に立った物ですので、読み専の方にこうしろ、ああしろが出て来ます。
まあ、主張エッセイなんてそんなもんです。
で、結局何が言いたいかと言いますと、
人に続き書かせたいならば、もっと応援しろや。
自身の大好きな作品が叩かれても、自分がそれ以上に行動しろ。
このサイトはタダなんぞ。
タダってある意味作者さんに続けて書いて貰うのが一番難しいんぞ。
その自覚すら無い奴の言葉が作者の皆様に届くか!
との暴言をお送りします。
行動に移さぬ者が何を言ったところで他人の心を打つ事はございません。
私は続けて欲しい作品を書かれておられる作者様を応援します。
続きを書いて貰えないと私が困りますからね。
エタ作家だとなろうの作者様を馬鹿にする読み専の方は他者にどんな行動を示されたのかが私は非常に気になるところではあります。
纏めに入りますが、作品を完結出来なくて当たり前です。完結出来たら、本当に凄いのです。
完結を目指す事は作者それぞれの姿勢であり、他人にとやかく言う資格はありません。
しかし、作品を放置する場合は読者の皆様から見限られても作者は文句を言えません。
人気作家目指すならば、完結させて下さいね。
個人的な意見として、このサイトの本質を作者も読者も忘れないで欲しいと言わせて頂きたく思います。
「小説家になろうとは規約に違反しない限り、自らの思いを自由に表現出来るサイト」
このサイトに素晴らしい完結作品が増える事を祈る事で結びの言葉とさせて頂きたく思います。