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(´Д` )井沢氏3!!

「では次は、学校をモチーフとしたギャルゲをつくり、学校のHPからダウンロードできるようにする、という議題だ。

これは完全にふざけているな。

そもそもギャルゲを作れる人などうちの学校にはいないはず。

仮に君が作ったとしても完成する頃には君が三年生になる頃だと思う。

よって不可能だ。」

自信満々に井沢氏が言ってきた。

民衆もこれには井沢氏よりだ。

その民衆の顔や行動を見て勝ちを確信したかのように肩の力を向き始める井沢氏。

「それは違うよ!!」

「「論破」」

この言葉に再び肩に力を入れ直す。

「どういうことだよ。」

「この学校にはPC部といった主にフリーゲームを作っている部活がある。

このPC部の活躍は飛躍的だ。

特に二年生ながら部長をやっている俺の彼氏......いやホモダチは、フリーゲームランキングでギャルゲながらも50週連続一位という記録を持っている。

もちろんクオリティーも高くスポンサー料だけで一人暮らしをしているほどだ。

その上仕事も早く、一ヶ月あれば一人でラブプラスぐらいなら作れるといっていた。

そんな彼女......いや彼に頼めばできないわけでもない。」

一回も噛まずに抑揚をつけて言ったところ民衆から拍手が飛んできた。

その光景を見て悔しそうな表情を浮かべる井沢氏。

「だっ、だとしても、うちの学校をモチーフにするってどういうことなんだよ。」

苦しそうに突っかかってくる井沢氏。

「それはうちの学校をメインの舞台とし、学校の美少女をボイス付きで登場させるということだ。」

さらに大きな拍手が飛んでくる。

「でっでも、肖像権に引っかかるのではないか。」

まだ何かをいってくる。

「あくまで合意の上でするんだよ。

もし断られてもほかの女子を当たる。

なにせ、うちの学校は美少女が多いからな。」

これには民衆(特に男子というか全部男子)から

「さすがディオ!」

「俺達に出来ないことを平然とやってのけるッ!」

「そこにシビれる!」

「あこがれるゥ!」

と野次が飛んできた。

いや、俺宮本だから。

「うっ......

俺の負けだ。

負けの時は、スピードワゴンはクールに去るぜ。」

いや、お前井沢だから。

「次だ次、文化祭を武道館でする。についてだ。

これは不可能だな。

確かだったが武道館を借りるには三百万ほどするはずだ。

そんな金公立高校である我が学校にはない!!」

威張ることかよ......

「金がなければ作ればいいんだよ。」

拍子抜けをした顔、無理もないか。

「そのための、マグロだろーが。」

決まった、連続で論破を返した......!

「いや、馬鹿なのか君は。

マグロの養殖が一年もないうちにできるわけがないし、三百万も集まりはずがない。

それにここは群馬県だ、武道館までどうやって行くつもりなんだ。

生徒、教員、保護者、近所の人を連れて行くんだぞ。」

おっふ......

「参りました。」

潔く負けを認めることにした。

「武道館でなんかできるわけがねーよ

気づくのが遅いんだよアホレイツォ!」

調子に乗るジョセf......ではなく井沢氏。

けど、何も言い返せない。

テーマが悪かった、なぜこんなことをマニフェストにしたんだ......

「ドジこいたーッ!」

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