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(*´∀`*)幼馴染!!

またまた話を大きく変更しました

玲奈に違和感を感じて半年がたった。

「隼人君はやく来ないとおいていくよ。」

透き通った声、完璧なスタイル、老若男女からモテまくる性格、撫でまわしたくなるよう愛くるしい容姿、周りに流されないメンタル。

そんな完璧な幼馴染の伶音が声をかけてきた。

なんて名前のラノベ?と思われるかもしれないがこれは事実である。

さらに一見コンプレックスとも思える運動音痴、不器用といった個性も抱えているが、むしろ幼馴染キャラをさらに引き立たているとも考えられる。

そんな完璧とも言える幼馴染キャラを放つ伶音であるが越えられない壁のせいで完璧にはなれない。

それは・・・・・・性別だ。

保険書から生徒手帳まですべて見回しても性別の欄には女とは書いていない。

オネエでもなければホモでもないし、今のところはノンケだと自分でいっていた。

男の娘と周りから言われているが全力で否定しているし、男にやおい穴がないことも知っている。

その赤面でオネエを否定している幼馴染も姿をみて俺は男の娘の幼馴染もありなんだと思いはじめた今日この頃。

<男の娘ルートのフラグがたった。>

「いまいくから。」

といいながらドアを開けるといと可愛い笑顔をした伶音がたっていた。

その笑顔は他者を幸せにさせるほどで、銀河一等星の輝きといってもいいほど眩しいものであった。

俺はこの無邪気な笑顔をどこの馬の骨なんかわからない男に渡してたまるかと伶音を守ることを決意した。

・・・・・・いや、女か。

「どうしたの?

そんなにニコニコしてさ、いいことでもあった?」

あなたです、はい、あなたのおかげです、あなたのおかげで今日もニコニコできています。

大切なことなので三回ぐらいいいました。

「べっ別に、お前と一緒にいくのが嬉しいからニコニコしているわけじゃないんだからな。」

デれてしまった。

あまりの可愛さにデれてしまった、俺。

これは惹かれてしまったかさすがに。

「何でデれてるの隼人くん?

デれてる姿も可愛いねえ//////」

そうでもなかった。

「いや、お前ほどじゃないからな。」

「えっ//////」

つい本心を言ってしまったところ、無言でうつむかれその姿をみて俺もうつむいてしまった。

「何してるの、お兄ちゃんたち、早く行かないと遅刻するよ。」

今日もすごいクマをしている玲奈がそう言ってきた。

確かに何をやっているんだろう、男同士で・・・・・・

「おっおう、もういくよ、じゃあな。」

伶音も一礼して一緒に玄関をでた。

「玲奈ちゃん相変わらずすごいクマだね。

可愛い顔が台無しだよ。」

同性として可愛いと思っているような口調でそう言ってきた。

「毎日夜遅くまでなんらかの作業をしているからな。

あいつも中2になったし、勉強とかのことで大変なんだろうな。」

「ほえー、さすが神学校やっぱり違うな。」

そんなに神々しい学校にあいつは通っていないぞ。

「ところでさ、玲奈ちゃんまた駅でナンパされていたよ。」

「それは可愛そうだな、気の毒すぎる。」

本当に気の毒すぎる、ドンマイというしかないな。

「そうだね、僕も止めようと思ったんだけど電車の中だったから無理だったんだよ。」

「じゃあ、伶音は玲奈が絡まれている姿そんなに見ていないんだな。」

「・・・・・・?、そうだよ。」

それはよかった、本当によかった。

玲奈は武道にも大いに心得がある。

この前も絡んできた四、五人ぐらいの高校生を威圧感だけで吹き飛ばしていた。

信じられないけどこれマジだから、「波っ!」とか実際に言ってたし。

本人曰く武道を心得過ぎてしまったらしく、本気出したらちょっとした元気玉ぐらい出せるらしい。

冗談っぽくいっていたが、顔がマジだったから多分マジなんだろう。

それ以来俺は玲奈の部屋に入って同人誌を仕組むのをやめた。



そうこう話しているうちに学校に着き、校門付近に新しいクラスが張り出されていた。

「おっ、僕は二組か・・・・・・隼人君は何組?」

「・・・三組。」

「隣りだね、でも隼人君僕なしで大丈夫・・・・・・?」

息子を小学校に通わすことになった初日のおかん張りに心配してきた。

「大丈夫だ、問題ない。」

がちで不安しかないがこういっておいた。

「声が震えているよ?」

「俺は友達が多いから心配するな!!」

強がってはみたがやはり声が震えてしまう。

「隼人君は友達が少ないというか、僕以外いないからねえ。」

確かに俺は伶音が言うとおり友達が少ない、というより伶音だけが友達だった。

でも友達ができなかったのではなくて作らなかっただけだから、そこは勘違いされたくない。

伶音が学校に休んだ日、休み時間のたびに寝てたがあれがちで眠たかっただけだから、前日実質二時間しか寝てなかっただけだから。

それにバドミントン部にはいって三週間でやめたのも友達ができなかったからじゃなくて、三週間でバドミントンのテクニックをコンプして飽きただけだから、ガチでそうだから。

本気をだせば友達の百人ぐらい簡単に作れるから(震え声)

余裕だから(震え声)



クラス替えは新しい自分を作るチャンス、とどっかの本で書いていたしな、うん。

そして覚悟を決めるべく深呼吸を二三回して教室にはいった。

教室に入るとリア充グループとヲタクグループとぼっちがちらほらという感じだった。

リア充グループ、ヲタグループ、どっちにはいるか、これは究極の選択だな。

趣味ではヲタクグループのほうが合うと思うが、このままだとクラスの中心人物になれない。

俺の夢は友達百人とおにぎりを富士山で食べることだからな。

ということは、もしヲタクグループにいくと友達三人とコミケで同人誌買うということになりかねない。

ここは無理してでもリア充グループに行くしかない。

いつやるか、フォイでしょ!!

あっ、間違えた。

「俺宮本隼人っていうんだ、一年間よろしくな。」

こういうつもりだったんだけど、

「よろっっよろしくっっっ、おれおれおれみやもと、みやもとはやと。

いちねっねんかっん、くぁwせdrftgyふじこlp。」

と、言語すらも無視していってしまった。

「おっ、おう。

えーーっと、宮本君でいいのかな・・・・・・?」

「くぁwせdrftgyふじこlp」

返事されたことに驚いてまたやってしまった。

「じゃあ・・・・・・俺ら、よそのクラスいってくるから、またな。」

・・・・・・逃げられてしまった、伝説ポケモンよりはチャンスはあったがそのチャンスを激しく棒に振ってしまった。

「あいつ、まじなんなんww?」

「日本語でしゃべれっつーのwwww

きもっ」

廊下からデカすぎる陰口が聞こえてきた。

その瞬間先月から考えていた富士山観光ツアーの案が脳内シュレッダーにかけられた。

やっぱり俺にはリア充という未知の生き物にはなれないのか、これは宿命なのかと思った。

落ち込んでいてもしょうがない、次はヲタグループに声をかけてみることにした。

「山崎氏ww

今季は何を見ているでござるかww?」

「オウフwwwいわゆるストレートな質問キタコレですねwww

おっとっとwww拙者『キタコレ』などとついネット用語がwww

まあ拙者の場合アニメ好きとは言っても、いわゆるラノベとしてのアニメでなく

オリジナル要素を主として作品として見ているちょっと変わり者ですのでwwwダン・シモンズの影響がですねwwww

ドプフォwwwついマニアックな知識が出てしまいましたwwwいや失敬失敬www

まあオリジナルの要素としてのはがないは純粋によく考えていると賞賛できますがwww

私みたいに一歩引いた見方をするとですねwww実写化は

商業主義のキッチュさを引き継いだアニメとしてのですねwww

キャラの完成度はですねwwww

フォカヌポウwww拙者これではまるでオタクみたいwww

拙者はオタクではござらんのでwwwコポォ」

半端ねえな。





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