表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/16

翠と橙(みどりとゆず) vol.008 「巽~~。仕事、終わった~~。ルッポラ行く~~。」

店に戻ってきた巽、

「お疲れ様で~~す。今、戻りました~~。」


「おつかれ~~。どう…、初めてのデリバリー???」

店長の本条珂帆(ほんじょうかほ)


そんな声に巽、

「ん~~。結構、お客さんたち、親切そうで、良かったですよ~~。ちょっとだけ…、緊張しましたけど…。」


「うん。そう。とにかく頑張って~~。料理も出来る、ウェイターも出来る。…んでもって、デリバリーも、出来そうな人、巽君しか…、いないから…。」

そして、

「今って、デリバリーもかなり…人気あるから~~。手放せないコースなのよね~~。」


「はい。了解です。」

店の客を見渡しながら、

「あっ、店長、本条さん。」


「…ん…???」

「今、回ってきたところもそうなんですけど…。初めてのトコ…なんですか…???」


「んんん…、お得意さんよ。ウチ…、贔屓にしてくれてる企業さん…。」


その声に巽、

「ふ~~ん。そっか、そっか。」


ドアを押してふたりの女性が入って来る。


「いらっしゃいませ~~。」

そして、客たちを見て、

「社会人、1年生。頑張れ、橙。」




夕方、

「巽~~。仕事、終わった~~。ルッポラ行く~~。」

巽のスマホに橙からLINE。


「おぅ。お疲れ、どうぞ、どうぞ、ご来店、お待ちしております~~。」


そして数分後、ドアを押して店の中に入って来た橙に、

「はい、お疲れ~~、ゆずちゃん。仕事、終わったんだ~~。」

珂帆。


「ただいまです~~。珂帆さん。お腹空いた~~。」

空いている席に着くなり、


「かかかか。巽~~。ゆずちゃん、来たよ~~。」


「おっと。巽の大事な彼女~~ってね~~。はい、いらっしゃ~~い。」

ウェイトレスの堤柴乃(つつみしの)、橙のテーブルに水の入ったグラスを置いて。


「ふふ。」

珂帆。


橙、

「柴乃さん。ありがとうございます。」


厨房から巽、

「おぅ、橙、帰ったか。今、作ってるから、待ってろ。」


橙、

「はい、巽~~。うん。ありがと。」




そして、巽の作った料理を食べながら橙、

「うんうん。さっすが~~。美味し。」

数分後、食べ終わって橙、

「ごっちそうさま~~。」


巽、

「おぅ。」


「ごちそうさまでした~珂帆さ~~ん。…さて。帰ります~~。」

そう言って橙、

「じゃ、巽~~。先、帰ってるね~~。」


巽、

「おぅ。」



紫乃、椅子から立ち上がる橙をカウンター内で見て、

「アパートで、隣同士…ってか~~~。」


珂帆、ドアの向こうでまた店の方に向かって右手を降る橙に、

「ふふ、かっわいいね~~~。」


「へへ。ありがとうございます。」

巽、テーブルを拭きながらも照れながら…。


「あっ。そっか。昨日から、橙ちゃん、社会人なんだ。…で…???」


「あ~~。」

巽、

「昨日から…、橙のオジサンが勤務している、アパレルの会社に…。」


珂帆、

「ふ~~ん。何て言う…???」


「アンジェリーナって、アパレルメーカー。」

「アンジェリーナ…???わぁ。ウチのお得意様~~。」


その声に、巽、

「はい???」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ