翠と橙(みどりとゆず) vol.066 4人でテーブルを囲み、ランチを食べながら…。
通りに出て巽、バイクに乗って、
「おし。次~~。」
すぐに信号に捕まって。
「そっか~~。逢坂…翠かぁ~~。」
また10年前の病院での出来事を思い出して、
「凄い、バイタリティ、あるよね~~。あの時、あんなだった、みどが…。」
4人でテーブルを囲み、ランチを食べながら…。
突然尋音、
「ぷっ。」
翠、万美、
「…ん…???どしたの…尋…???」
尋音、何やら可笑しそうに…。
「いやいやいや。な~~んかね。また、羨ましい人がひとり、出来た~~ってね~~。」
翠、万美、
「え~~、へへへへ…???」
尋音、
「いや。だってさ。毎日決まった時間に、彼氏の顔が見れる。な~んて…羨ましいじゃん。まっ、みどはもう既に、慢性化…してるけどさ。」
その声に翠、
「わっ。やだ、あん…尋、な~~によ、慢性って~~。ひっど~~~。」
万美、
「かっかかかかか。」
翠、
「笑うな。」
万美、可笑しくて、
「いやいやいや。ごめん、ごめん。かかかか。慢性化…。うん。言えてる、言えてる。」
ぷ~たれる翠。
何故か赤くなっている橙。
「まっ、雅樂じぃも、こういうかも…。ちげぇねぇか…、かっかかかかか。とっとと結婚しちまえ。って。」
「ふん。ま~だ、まだまだ、結婚なんて。」
「おぅ、おぅ、おぅ、おぅ。同棲している割には…、なぜか…ドライ。」
万美。
尋音、
「ねね、エッチしてんの…???」
その声に翠、尋音の背中をバン。
「もぅ!!!!」
尋音、目を閉じて、
「あった~~。」
橙もその声が可笑しくて、
「ぶっ。」
「かかかか。ゆずもおかしいって~~。」
翠、
「ゆず~~。」
じろりと橙を睨んでの翠。
「でも、でも…。私も羨ましい。毎日、好きな人と一緒にいられるって…。チーフ。」
「けど…。うん。私もそう思う。」
万美。
「同棲…しててさ。それに会社でも一緒。しかも…それ、会社…殆ど全員、知ってるんだからね~~。公認って。」
「ふんふん。」
尋音。
「片や、彼氏は海外で…。現在、会えないもんね~~。」
翠、
「おっと~~。税君か~~。」
橙、
「ちから…???」
「うん。万美の婚約者。」
橙、
「えっ!!!!」
目を真ん丸るく驚いて。
「な~~に、ゆず~~。まさか…こいつ~~。私に…彼氏がいないとでも…。」
優しく橙を睨みつけながら、スプーンを持った手の人差し指を向けて、万美。
橙、慌てて、
「そんな、そんな。」
「現在、シンガポールで、日本料理店、支店長~~。」
橙、
「へぇ~~。凄~~い。」
万美、
「へへ~~。」
「…でもって、2年後には日本に帰って万美とゴールイン。」
尋音。
「婚約してすぐに、シンガポールだもんね~~。意地悪だよね~~。」
「かかかか。仕方ないでしょ。会社が離さないんだから。それよりどうなのよ、檀君。」
橙、
「だん君…???」
「尋の彼氏~~。フランスレストランで、シェフドランしてる~~。」
翠。
橙、
「うそっ。凄っ!!!」
その橙の驚きに嬉しそうに尋音、
「へっへへへ~~。」
橙、
「尋さん、シェフドラン…って、高級ウェイターじゃないですか~~。凄~~い。」
尋音、嬉しいような…困ったような…。
「まま…。そう…なんだけど~~。あははは……。」




