表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/68

翠と橙(みどりとゆず) vol.041 「ただ。これだけは…本人の口から聞けた。うん。」

万美、そんな尋音に、

「わ~~かってる。わ~~かってる。お店、忙しいみたいだもんね~~。」

そして、

「ただ。これだけは…本人の口から聞けた。うん。」


尋音、奈都、

「何々…???」


「巽君も…、高校の時に、病院に入院してた事実、あり。」


翠、

「!!!!」


尋音、奈都、

「う~~~っそ!!!」


「ただし、そこで、女性と出会ったか…どうかまでは…。」


そこで、尋音に顔を近づけて、

「ん~~っね。」


思わず尋音、変顔。

「あ…は…。ははははははは。」


奈都、

「巽君って…今、何歳…なの…???…私たちより…。」

右手人差し指を上に、

「……???」

そして、下に、

「……???」


翠、万美、尋音、3人共に、首を傾げて…、

「さあ…???」





「しっかし…、さすがに若い。かかかか。全く…知らない曲ばっかりだ。」

ソファにスッポリと収まり、ビールを飲んでいる惇哉。

「それにしても、礼人~~。いいぞ~~。」


既にワイシャツまで汗ぐっしょりで女性スタッフと一緒に熱唱している礼人。


「中々どうして…。こりゃ、静かに飲めそうもないね~~コバ~~。」

千慧。


そんな千慧に、

「ば~~か。あったりまえでしょ~~。カラオケボックスで、なんで静かにお酒、飲めんのよ。」

笑いながら千慧の右肩をトンと叩く呉羽。


そして、

「はいはいはい。次々、ゆずちゃん。」


万美と尋音に押されて。何とかマイクスタンドまで辿り着く橙。


みなが…、

「ねね、ゆずちゃん、何入れたの…???」


そして、流れた曲が…。

そしてモニターに出てきた曲目、「明日への手紙」


一同、

「お~~~~。手嶌葵…。」


一気に鎮まる室内。そして橙の声が…。


スタッフたち、

「うそ…。」


惇哉、口を一文字に。

菫、呉羽、千慧、腕組みをして、そして頷いて。


黙って聴いている翠、万美、尋音。奈都に顔を傾けて耳に、咲茉。

その咲茉に頷く奈都。


男子社員は…借りてきた猫のように、何故かキチンと座り。

殆ど動かないスタッフたち。



そしてワンコーラス終了、その時、惇哉、

「パチパチ。」


その瞬間に、スタッフ全員、拍手喝采。

そして、一同同時に、

「上手―――――っ!!!!」


男子社員、拍手しながら、

「上手い、上手い。凄ぇぇぇぇぇ。」


呉羽、

「これは、これは…、とんでもない子…、ジェシカ…入ってきたんじゃなくって~~。歌手だよ、歌手。」


万美、

「いやいやいや。なんで…???ここまで完璧に歌う…???かかかか。」


尋音、

「私…ダメ…。ゆずちゃんの次に、歌えない…。」

顔の前で両手をクロスさせながらひらひらと。


その隣で翠、

「ばか。あんたが駄目なら、私なんて、更にダメでしょ。」

翠、ぶすっとしながら。


「かっかかか。それは言えるか、みど~~。」

いきなり翠の背中をバンと叩いて呉羽。


翠、

「あた。んもぅ~~。コバちゃん、そこ…強調する~~???」


「かかかか。みどの音痴は…ウチじゃ、有名だからな~~。」

惇哉。


翠、ますますぶすっとして、

「ボス!!!!」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ