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259/259

翠と橙(みどりとゆず) vol.259 翠と橙(みどりとゆず)

「なんだか…1ヶ月前も…、同じような…。」

惇哉。

「ちょっと今日は…珂帆ちゃんは…仕事で来れないようだけど…。礼人、永亮、お疲れ。ヘルプ、助かった。」


礼人も永亮も、にこにこと。

「はい。お疲れ~~っす。」


「文字通り、雅楽は貸し切り。思いっきり、飲んで食べてくれ。みどと巽君。そしてゆずとユッキ。これからに乾杯。」

惇哉。


一同、

「か~~んぱ~~い。」


雅樂、

「みんな、ありがとうよ。けけけけ。見た事のない、男子、ふたりもいるけどよ。」


礼人、永亮、

「あはははは。初めまして。」


薫郎、翠、

「あっ、そう…言えば、礼人に永亮、初めてだ、ここ。」

「うんうんうん。かかかか。」


永亮、

「いやいやいや。なんで、今、そこ、強調するかな~~。」


「んめ~~。うんうん、これ、最高~~。」

礼人。


翠、

「きゃっははは。さすが礼人、全く聞いちゃあいないねぇ~~。」


千慧、

「まっ、食い気…だからね~~、礼人は…。」


雅樂、

「こいつは面白れぇや。おぅおぅ、どんどん食ってくれぃ~~。作り甲斐があるってもんよ~~。なぁ~ユッキ、ユウマ。」


巽、にこにこと、

「はい。」


「ねね、また、部屋…見た~~い。」

万美、尋音、飛香。


翠、

「どうぞ~~。」


橙、

「うん。いいよ~~。」



廊下を渡って。


「うんうんうん。良い感じ。」

千慧。


呉羽、

「新居…だね~~。ってか…???かかかか。みど、巽君。」


巽、

「はい。」


「来年には…結婚でしょ…???」

口を真一文字に万美。


巽、

「えっ…???」

翠の顔を見て、照れながら…、

「あ…、はぁ…。はははは。」


そんな巽を翠、睨んだように。


巽、

「そう…なりますか…。」


翠、目を閉じて、2、3回、頷いて。


「怒らせたら、恐いですから。」

巽、冗談ばりに。


そんな巽に翠、怒った表情で、

「くぁっ!!!」


呉羽、千慧、

「おぅ~~~。」


その瞬間、翠、しっかりと巽の右腕を占領。


菫、翠に、

「だよね~~。ふふふふ。」


惇哉、

「ん~~。」


そして、今度は薫郎と橙。


万美、

「へぇ~~。こんな風になってたんだ~~。」


尋音、飛香、

「かっわいい~~。」


永亮、

「これが…愛の巣…だったと…。」


万美、またいきなり永亮の頭をペン。


「痛~~って。」


呉羽、手を叩いて、

「きゃっはははは。…まだまだ、これから今度は、新しい愛の巣になんのよ。ゆず~~。」


橙、

「はい。」


「ユッキ。」


薫郎、

「はい。」


「ゆずの事、頼んだよ。」


「あっ、あぁぁぁ。でもさ、ふたりとも…。みども…ゆずも…、プロポーズって…???」

永亮。


万美、その言葉にまた、永亮の頭の上まで右手を…。

「…っと~~。ふん。良い事…言うね~~。」


そんな永亮の言葉に、翠、

「へっ…???」


ゆずも…、

「ふん…???」


一同…、翠と巽、そして薫郎と橙の顔を…。


…すると翠、永亮の傍に。

「あのね…。永亮…君。」


永亮、

「はい。」


翠、

「かかかか。もう…両親もこうなったの了解してんだもん。と~~っくの昔。私はユウマの両親に会う前に。そしてゆずは両親がここに来る前に。」

橙を見て、

「ねぇ~~~。」


惇哉、

「かかかか。…っという訳か。うん。」


橙、

「はい。私も…お言葉…頂きました。」


万美、尋音、

「そう言う事~~。」


惇哉、

「うんうん。天晴、天晴。」


呉羽、菫、

「うんうん。雅楽、ますます賑やかになるね~~。」


千慧、

「うんうんうん。」


下から声、

「お~~い。まだまだ喰うもん、あるんだぞ~~。」


呉羽、

「かかかか、行こか。」


礼人、

「ヨシ、まだまだ喰うぞ~~。」


一同、

「かかかか。そればっかり~~。」







そして…2年半…後…。


雅樂、

「あぁ…、ここは…こうしてよ。」


宗像家、部屋の増設である。


翠、娘の「雅(みやび)」を抱きながら、

「みやび~~。おじいちゃん、また、部屋作るぞ~~。」


1歳になった雅を見ながら雅樂、

「けけけけ。ゆずのお腹の中にも、雅みたいな可愛いの…出来たからな~~。」


「かかかか。おやっさん。またまた雅楽、賑やかんなりますよ~~。」

巽。


雅樂、

「へっへ。当然よ~~~。」


橙の臨月が…近づいていた。


薫郎の隣で橙、お腹を撫でながら、

「ふぅ~~。」


薫郎、

「はは。パパになるか~~。」


橙、

「パッパ~~~。かかかか。」



絃、

「店、開けるわよ~~。」


雅樂、

「はいな~~。」









―――― Fin ――――



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