翠と橙(みどりとゆず) vol.021 尋音、「場所はOK。全員一致。」
「んじゃ…、ゆずちゃんの歓迎会…。今のところ、ルッポラで…って…。みんなに伝達しておくわ。」
尋音。
「了~~解。よろしく~~。」
万美。
「ふふ。こういうのは…尋、得意だからね~~。」
橙、
「へぇ~~。」
そして、夕方までは…。
尋音、
「場所はOK。全員一致。ただ、日程が…。それぞれで…。」
万美、翠、
「で…???」
「やはり…今度の金曜日が有力。…で、ルッポラもその曜日で予約済み~~。」
翠、
「当然…。」
尋音の顔を見て。
「ふん。コバちゃんもヤマチもOK。」
「よろしい。」
「そして…。おまけに…。」
その尋音の声に翠、万美、変顔で…、
「ま…。当然…、そうなるか…な…。」
顔を見合わせて、
「ボス。」
レストランデリバリー「ルッポラ」柴乃、
「店長~~。」
珂帆、
「ふん…???」
「今度の金曜日…。9日なんですけど…。凡そ20名の団体、予約入りました~~。」
「はいはい。ありがとうございます。…で…???」
「株式会社アンジェリーナのジェシカの帯刀さんと言う方から…。」
「おやおや。ゆずちゃんの会社…。さては…、ゆずちゃんの…歓迎会かな…???」
そして、デリバリーから戻った巽に柴乃、
「はい、お疲れ~~。巽く~~ん。今度の金曜日、ほらほら、いつもお昼に巽君がデリバリーしているジェシカ。何やら、ゆずちゃんの歓迎会、ここでやるらしいよ~~。」
その柴乃の声に巽、
「へぇ~~。そうなんだ~~。あっ。店長、お疲れ様で~す。今、戻りました~~。」
珂帆、
「はい、お帰り~~。柴乃ちゃんから話…聞いた…???」
「あ~~、はい。」
「いつも贔屓してもらってるから…、ちょい、サービス、入れちゃうよ~~。そのつもりで~~。」
巽、
「はい。ありがとうございます。」
「そろそろ、疲れた~~。なんて言いながら、ゆずちゃん、来たりして…。」
そんな柴乃の声に巽、
「かかかか。…ですかね~~。…でも、そうかも…。ああみえて、料理だけは…、苦手ですから…、ゆず…。はははは。」
「でも…、簡単な料理は…でき…。」
「まぁ…。多分、カップラーメンくらいは…。」
困ったような顔で巽。
「うそ。東大出のあの子が…???」
「はい。」
そして、
「前に一度、私、たまに何か作るよ。って言ったんです。」
「ふん。」
「何を作ってくれるのかな~~と思って…。」
「ふん。」
「フライパンの使い方…見てたんですけど…。」
「ふん。」
「目玉焼き…、数秒後、何故かフライパンを返して、目玉焼きがフライパンからはみ出して、床にグッチャリ。」
柴乃、
「うそ…。」
巽、
「ほんと。」
そして、
「やっちゃった~~。と言いながら、フライパンを持って、俺の前に。お~~い。あっぶな~~。火傷する~~。」
柴乃、
「なんで…???」
巽、
「ん~~~。」
腕組みをして巽。
柴乃、
「ん~~。ゆずちゃん…。そうとう…強かだわ。料理下手…。」
そんな柴乃に巽、
「まっ。だから…ほっとけないんですけどね…。」
「くくくく…。」




