翠と橙(みどりとゆず) vol.013 「橙ちゃんに…。追い越されるかな~~~。」
営業のスタッフも…、
「へぇ~~。ユッキの…中学…同級生…。凄っ。」
呉羽、
「ゆずちゃん、自分の席、戻って良いよ~~。さて…。」
ミーティングが始まる。
そして…、休憩ラウンジで、薫朗、アイスコーヒーを飲んで、いきなり、
「ぶっ!!!東大…???」
「きったな~~~。」
万美、尋音。
「ごめん、ごめん。」
ハンカチを出して拭きながら…。
「うん。自分でも否定しなかったもん。ねぇ、尋~~。」
万美。
ミルクティを飲みながら、首を2度ほどコクリと尋音。
「だから、物凄い物覚え良いって、みど。」
「へぇ~~~。」
「だから、もしかしたら…。私たち。橙ちゃんに…。追い越されるかな~~~。…な~~~んて、思ったりして…。」
笑いながら万美。
「ね、ね、ユッキ。どう思うよ…???」
その声に薫朗、思わず変顔。
「はい……???」
そんな変顔の薫朗に万美、
「んんんんん。な~~~んて……。…んな訳、ないでしょ。はいはい仕事、仕事~~~。」
いきなり薫朗、
「あら…。」
と、ガックリ。
そんな薫朗を見て尋音も、
「かかかか…。はぃ、仕事、仕事~~~。はははは。」
薫朗、
「ふ~~ん。すんげぇ。あったま…いいんだぁ~~。」
そして、またお昼前…。
ドアを開けて、
「毎度どうも~~~。ルッポラで~~す。ご注文のメニュー。お持ちしました~~。」
その声に、途端に、入り口のキャビネットの上に駆け寄るスタッフたち。
「来ましたか。あら、いつもの人じゃないのね~~。」
千慧。
「ふん。一昨日から、彼みたいねぇ~~。」
呉羽。
「スタッフたちには、人気の様子~~。」
「ん~~~。確かに。ふんふんふん。なかなかルックスも、前の人より……。良いかな~~。」
千慧。
「おやおや、営業マネージャー殿、仰いますねぇ~~。」
「当然でしょ。まだ…シングルですから。はっはっはっ。」
「ふ~~~ん。んじゃ、後で電話しとくは。彼女にライバル現るって。」
そんな呉羽に千慧、
「何バカな事…。言ってんのよ。張り倒すよ。」
そう言って、呉羽の前に左ジャブ。
「かかかか。ねぇ~~。こんなナイスボディの彼女がいたら、世の男性諸君、ほっとかないんですけど…。」
「あ~~ら。お褒めに与り、恐縮でございます~~。…って、本当に、人気なのね、彼…。」
巽を取り巻くスタッフのニコニコ顔。
「ま…ねぇ…。ウチの男子…と、言えば、ユッキと、門倉くんと、笹本くん…しか…。あはははは。圧倒的に、体格正反対の男子…。」
呉羽。
千慧、
「それ言ったら~~。もぅ~。礼人~~。可哀想じゃな~い~~。ぽっちゃりの、可愛い男子、なんだから~~。」
そんな千慧の声に呉羽、
「はいはい。」
「さて。私のナポリタンは…っと~~。」
そして、スタッフに混じって、
「ねぇ~~。」
「すみま…せん。私の…???」
最後に入ってきた橙。
「あ~~。これ…かな…???」
巽、バッグの中から取り出したバーガーと野菜サラダのセット。
橙、
「あ。はい。ありがとうございます。」
「この子、一昨日、入社したルーキー。よろしく~~。」
そして、
「君の名前って…???」
万美。




