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翠と橙(みどりとゆず) vol.010 LINEの画面を翠、「ジャ~~ン。」

そんな絃の目の前にスマホのLINEの画面を翠、

「ジャ~~ン。」


「ロンド、獲得!!!ッシャ――――――――ッ!!!!」

絃、その画面を見て、

「ワハッ。」

両手を叩いて、

「や~~り~~。ユッキ~~。かかか。さっすが~~。」


「うんうん。ありがと。でもね~~。多分、今回は、やっぱり…、千慧マネージャーの営業手腕、おっきぃだろうね~~。」

「あ~、あ~。いつも話してる女性の営業の人~~。」


翠、

「うん。」


「頭は切れるし、物スンゴイ、センス良いからね~~。ボスとコバちゃん。そしてヤマチがいれば、会社ひとつ、出来る。な~~んて言われるくらいだから…。」



ここで言うヤマチと言うのは、山根千慧(やまねちさと)の事である。

そしてコバと言うのが、矢萩呉羽(やはぎくれは)翠の直属の上司。

もともと、呉羽を、「ゴバ」と呼んだ社員がいたのだが、

「そんなの変~~。それだったら、コバちゃんにしようよ。」との声に、全員賛同、異議なし。

株式会社アンジェリーナ、創立5周年目のビアパーティの時の事。

その夏に新しいブランドとして立ち上げられた「ジェシカ」のリーダーとして、

他社から、院瀬見が彗星の如くヘッドハンティングした逸材が矢萩呉羽。

そしてその時に、呉羽が、「この人と一緒でなければ絶対に嫌。」と言ったのが、

山根千慧である。


院瀬見としても、千慧については全くの情報なしの状況だったが、

ジェシカ立ち上げ以来5年は経つが、わずか片手の人数だったスタッフも、

呉羽と千慧の業績で4倍に膨れ上がり、今現在も右肩…上がり…と、言われている。



「でも…、ユッキも凄いんでしょ、営業力。みどさん、いっつも言ってるもんね~~。」


そんな絃に翠、

「うん。なんでかな~~、ユッキ見ていると、イヤとか、ダメって、言えないんだよね~~。…と言うか、言わせない…、っかな~~~。かかか。」


そんな翠の声に絃、

「おほほほほほ…。」

唇を尖らせながら、残りの缶を飲みほして、

「こりゃ、完璧に、惚気になる。か~~えろっと~~。」


「こら、絃~~。言わせたの、そっちだろ~~。」


「きゃはははは。ではでは、ご馳走様~~。おっやすみなさ~い。…あ~~っと、この事…、雅樂さんには…???」

ドアを開けたままで絃。


「帰ったら、本人から言うでしょ。その方が雅樂ジィも、喜ぶよ。」


そんな翠の声に絃、

「ふん。…だね~~。じゃ。」


「うん。おやすみ~~。」





こちらは…、自宅のリビングでひとり。会合で帰りの遅い旦那を待ちながらの呉羽。

軽~くひとりでワインを飲みながら、

「さっすがは…ヤマチ。やってくれますね~~。」

そして、千慧にLINE、

「まずはお疲れ。こっちはワインで…乾杯だぜ。」


そして、すぐに返ってきたメールが…、

「みどには悪いけど…。ユッキ、借~りてるよ~~。」


そのメールに呉羽、

「お手柔らかに~~。」





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