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大英雄と魔王の合言葉  作者: 黒ひげの猫
1章
6/11

魔王と従者

 人間界にいた頃、大英雄と呼ばれていた時の生活となんら変わらない日々。


 決まった時間に起き、簡単に身支度を済ませ手軽な朝食を食べる。


 家事と炊事を熟し、昼食をはさむ。


 昼食の後には軽く運動がてら城近辺の見回りに、喧嘩の仲裁。


 昼にやり残した仕事を片付けた後に風呂と夕食を済ませ、次の日の準備を行う。


 何も変わらない、ファウストが送っていた日常。


 変わったとするならば、ここが魔界だという事と魔王イリス·イェルムヴァレーンの従者として、主の世話が増えた事くらいだ。


 魔界は常に暗闇に覆われ血に塗られたように赤い月が浮かび、人の姿からかけ離れた禍々しい見た目の魔人や魔獣、そして上空にはドラゴンが飛び交う。


 荒れ果てた広大な荒野には、各種族の縄張りでもある領地が点々と広がり、魔界の中心地とも呼ばれている場所にはサキュバス族とインキュバス族が仕切る繁華街が拡がり賑わいをみせている。


 その繁華街の喧騒から一山離れた場所に天空の覇者であるドラゴンたちが住まう鬱蒼とした森があった。


 その森の奥深くに、『三欠の魔王』と呼ばれている魔王イリスが住む魔王城が存在していた。


 魔王城の周りには、魔王の座を我が物にしようとする他種族同士の戦いが絶え間なく繰り広げられ、常に血の臭いが漂い、怒声や叫び声が響き渡り、常に混沌とした状況にあった。


 魔王であるイリスが何故、『三欠の魔王』などと呼ばれているのか、そして常に命を狙われているのか。


 ファウストは魔界で魔王の従者となったばかりの頃は魔王イリスと他種族の関係性に疑問を感じていたが、イリス本人はこの話題に触れられたくないのか、時間が経過するつれてファウストの中から、この疑問は消えつつあった。


 常に命を狙われている事に目を瞑れば、魔界での生活も慣れてしまえばなんて事無かった。


「っ、イリス! いつまで寝てるつもりだっ!」


 ただ厄介な事は、魔族から人族を護り元大英雄と呼ばれていたファウストが忠誠を誓った相手、魔王イリスが想像を絶する程、生活能力が低い事だった。


 ファウストは自分の部屋に籠るイリスに声をかけ続けるも返答は無い。


 痺れを切らしたファウストは部屋の扉を蹴破ると、部屋の中心に置かれている大きなベッドから気持ちの良さそうな寝息が聞こえてきた。


「イリス! そろそろ起きないと、朝食抜きにするからな!」


 ファウストが首を落とされそうになった時に、魔界からドラゴンと共に現れた魔王イリスに持ちかけられた話に乗り、イリスに忠誠を誓い魔王の従者となったファウストだったが、あの日の選択は間違いだったのではないのかと、七割方本気で後悔をしはじめていた。


「アンタの身支度はいつも時間がかかるんだから、いい加減起きてくれ」


 部屋の床には脱ぎ散らかせられたドレスと、あちこちに散らばる装飾品の数々。


 昨夜は魔界の各地域を牛耳る各種族長達との食事会があったが、他種族と顔を合わせる事が嫌いなイリスは終始不機嫌で、早々に食事会を切り上げたかと思えば不貞寝。


「ったく、誰が片付けると思ってんだよ……」


 散らばったドレスや装飾品をファウストは集めていると、突然目を覚ましムクリと起き上がったイリスはファウストを見るなりポツリと呟いた。


「…………お腹、空いた」


 さすがのファウストも、ため息を吐くことしか出来なかった。


「ハァァ――。準備しておくから湯に浸かってこいよ」


「カリカリに焼いた肉の塩漬けと、スープが食べたい」


「分かったよ、ご希望通りに用意しておくから」


「あと、甘い物もよろしく」


 イリスはそれだけ言うと、何も纏っていない身体にシーツをくるりと巻き浴場へと向った。


「………………やっぱ、選択を間違えたよな」


 再び深いため息を吐いたファウストは、脱ぎ散らかされたドレスを抱えながらイリスの部屋を後にし厨房へと向った。






 イリスは簡単にどの料理が食べたいとリクエストを出してくるが、食材に限りがある魔界ではかなりのレベルの高い要求だった。


「えっと……。肉の塩漬けと野菜のスープ。甘い物はどうしようか……」


 魔界育ちのイリスは魔界と人間界の食事をどちらも食す事が出来るが、ファウストは生まれも育ちも人間界の為、魔界の食材を口にする事を身体が受け付け無かった。


 そんなファウストの為にイリスが貯蔵庫を用意し、人間界から仕入れた食材を保管していたのだが、気づけばイリスの好物に偏り始めている。


「昨日の食事会でだいぶ食材が減ったな……」


 食事のメインとなる肉や魚、野菜類が底をつきかけ始め貯蔵庫の中が寂しく感じられる。


「変身薬、貰いに行かないとな」


 ファウストは朝食に必要な食材を手に取り、調理に取り掛かった。


 人間界では劣悪な環境下で長年過ごしていた影響か、ファウストは食への興味を完全に失せていた。


 栄養を摂る事さえ出来れば何でもいいと思っていたのだが、自分の為だけではなく、イリスの従者として彼女の為に料理を作る事となり、初めて振舞った料理はとてもじゃないが美味しいと言えるものではなかった。


『こんな物を、魔王であるこの私に食べろだなんて冗談じゃない!』


 ……なら、お前が作れよ。


 ファウストは喉元まで飛び出しかけた言葉を飲み込み、機嫌を損ねたイリスをなんとか宥め、従者として料理の特訓が始まった。


 魔界に来て、初めての仕事が料理を学ぶ事だなんてファウストは思いもしなかった。


 特訓の末、魔王イリスや他種族の長達の舌を満足させる程の腕前となり、手際の良さと洗練された下拵えに、イリスが好む丁寧な味付けと美しい盛り付け。


 文句のつけようがない程ファウストは料理の腕を磨き、今では厨房に立つ事がファウストの唯一寛げる時間となっていた。


「さてと。肉に添えるソースはフルーツを使った甘い味と味の濃い二種類にして、付け合せは茹でた野菜とスープは……」


 朝食の献立を考えながら食材の下拵えをしていると、浴場から拡張されたイリスの声が聞こえてきた。


「ファウストーーーッ! こっちに来てぇぇえっ!」


 相変わらず、イリスは魔力の調整が苦手のようだ。


 膨大な魔力を所持するイリスは、魔力の加減や調整が頗る苦手で本人にとっては、ほんの僅かな魔力で作った攻撃魔法を放ったと思っているようだが、実際のところ加減や調整なんかデタラメで、イリスが放った攻撃魔法の全てが極大魔法と呼ばれる、簡単に街一つ吹き飛ばす程の威力を持つ。


 イリスの従者となり、イリスの力を知れば知る程ファウストは「力を抑えろ」「加減を学べ」「魔力の調整をしろ」と散々言ってきたのだが、未だ改善は見られない。


 今だって拡張されすぎたイリスの声は、魔王城だけでは収まらず城を囲む大地や木々を揺らした。


 カタカタカタッ――――。


 衝撃波で、窓ガラスや棚などが小刻みに揺れる。


「っ、あの馬鹿っ!」


 ファウストの両耳からドロリと血が流れ出す。


 イリスにとっては、距離の離れた所にいるファウストを呼び出す為に声を拡張しただけに過ぎないのだが、イリスが魔法を使う。


 つまり、日常使いの魔法も範囲が広く威力の強い攻撃魔法へと早変わりする為、その声を直に聞かされたファウストの鼓膜は破り裂かれたのだった。


「ただの拡張魔法なのに、ここまでの威力かよ。……いつになったらあのバカは加減を覚えるんだ」


 ファウストは損傷した鼓膜が修復され、音の詰まりがクリアになるのを待ってから、イリスのいる浴場へと向かった。






「何の用だよ」


 魔王の従者とは思えない荒々しい言葉使いでファウストは、浴場を隔てる扉に向かって声をかけた。


「遅い。早く中に入って」


 ムスッと不機嫌そうな返事が返され、ファウストは渋々扉に手をかけ浴場の中へ入った。


 魔王城の浴場は複数人の大人が走り回れる程の広さがあり、その半分以上が浴槽で占められている。


 浴槽には地熱で温められたお湯がかけ流され、水を流す事の出来る魔法装置で温度の調整を行う仕組みとなっている。


「熱すぎたのか?」


「違う」


「なら何で呼んだんだよ。朝食の仕込みをしてたのによ」


 イリスは赤く長い髪を簡単に纏め上げ、濡れた髪の隙間から見える白くて細いうなじが、ほんのりと赤く色ついていた。


 イリスは短く「ん」と言い、浴槽の端に並べられている小瓶に指を差した。


「なんだよ。コレ」


 その小瓶は掌に収まるサイズで、花を思わせるようなデザインが施されており、女性向けの物だと直ぐに分かった。


「こういうの、お前は興味無いと思ってた」


「……ローザに貰ったの」


「ローザ? あぁ、サキュバス族の長か。あの人に貰った物を信用して大丈夫なのか?」


「害は無いって言ってたし、大丈夫でしょ」


「害は無い、ねぇ」


 イリスはそう言うが、多くの魔人や魔獣が行き交う魔界の繁華街を仕切るサキュバス族の長ローザは、性別問わず誰もを魅了する美しさと自分が狙った獲物から精気や金を全て奪い尽くす事で有名で、『女豹のローザ』なんて呼ばれている。


 そんな女豹から渡された物を信用する事が出来ないファウストは、なんの躊躇いもなく小瓶の蓋を開けた。


「……オイル?」


 小瓶の中に入っていた液体を掌に垂らすとトロリと粘りがあり、鼻の奥を刺激する甘ったるい香りが広がった。


「あっ! 何で先に開けるのよ!」


 まさかファウストが瓶の中身を確認すると思っていなかったイリスは慌てて振り向き、ファウストから小瓶を奪い取った。


「お前っ、まえっ! 前を隠せ!」


 ファウストの視界に、イリスのバランスの取れた形の良い胸元が飛び込んできた。


 女性の身体に慣れていないと言えば嘘になるが、あまりの突然な事にファウストは慌てながらも自分が着ているシャツを脱ぎ、脱いだシャツでイリスの胸元を隠した後これ以上視界にイリスの身体が映らないように顔を背けた。


「アンタに身体を見られるのは初めてじゃないんだから、そんな慌てなくてもいいのに」


「……そういう訳にはいかねぇだろ。それに嫁入り前の身で何言ってんだ」


「嫁入りって……」


 濡れた身体をシャツで隠し続けるには限界があり、厚手のタオルを持ってきたファウストはそれをイリスに渡す。


 ファウストから『嫁入り』という言葉を聞いたイリスは、嫌そうにため息を吐いた。


「ハァァ。…………ほんと、人間って血を重んじるくだらない考えを持ち続けるから、愚かで無能な王が生まれるのよ。古びた下らない伝統で苦しめ続けられたのは誰?」


 イリスはジロリとファウストを見上げる。


「これ以上、私に下らない伝統を押し付けないで。ここは魔界よ? 強い者がこの世界を支配する事が出来る。ただそれだけ」


 イリスはくるりとファウストに背を向ける。


 ファウストの伝統を重んじる考えが、どうやら気に食わなかったようだ。


「…………分かったよ。悪かった」


 イリスの言葉に、ファウストは何も言い返す事が出来なかった。


 イリスの言う通り、愚かで無能な王や王族にどのような扱いを受けて来たのか。


 決して忘れた訳ではないのに。


「で――。小瓶の中に入っている液体は何?」


 ファウストは気を取り直し、イリスに小瓶の中に入っていた液体の正体を問い詰める。


「そっ、それは……」


 ファウストの質問にイリスは声を詰まらせ、歯切れの悪い返事を返す。


「な、なんだっていいでしょ! ローザが髪が綺麗になるから使えって!」


 そう言われてしまえば、そうなのかと頷くしかない。


 ローザはサキュバスとしての力だけではなく、魔法薬学にも精通しており、彼女自身で開発した特別な技術を駆使して作られた魔法薬や美容薬は即効性があると高い評価を受けており、高値で取引されるなど絶大な人気を誇る。


 念の為、小瓶の底を確認するとローザが作った物だと証明するサインがきちんと刻まれていた。


「ま、害は無いって確認出来たし大丈夫か」


 ファウストの中で一つ引っかかるとしたら、イリスが渡された物は『商品』として扱われている物ではない、イリスの為だけに作られた薬だという事。


 何か悪巧みでもしているのかと思ったが、これ以上疑うのも面倒なので小瓶をイリスに返そうとすると、小瓶ごと突き返された。


「やって」


「は? 今度は何だよ……」


 思わずファウストは聞き返した。


「だから、やってって言ってるの!」


「え、俺が?」


「そう! そのオイルを髪に揉みこんで、最後にクシで梳かすの」


「分かった、分かった。やりゃいいんだろ?」


 これ以上何か言うと、面倒な事になると察したファウストは纏め上げられたイリスの髪を解き、オイルを馴染ませた。


「コレでやり方合ってんのか?」


「んー、多分大丈夫だと思う」


「なんだそりゃ……」


 言われるがままにオイルを馴染ませた後、数回イリスの髪に櫛を通すと潤いのある艶やかな髪へと変化を遂げた。


「おぉ、凄いな」


 ここまでの効果が現れると、もはや楽しくなってきてしまう。


 何度も髪に櫛を通すファウストに、イリスは不思議そうに声をかけた。


「そんなに違う?」


「全然違うな。こう、ヌルって櫛が通るんだよ」


「ヌルって。もっと他の表現は無かったの? それにしても、随分手慣れているのね」


 手馴れた手つきで、髪にオイルを馴染ませ櫛を通すファウストにイリスは感心をしていた。


「…………妹にも、同じように頼まれた事があるからな」


 スラム街で生活をしていた頃、偶然手に入った櫛や髪留めなんかを妹のリュドミラに持ち帰ると跳ねるように喜び、髪を綺麗にしてくれと頼まれる事もあった。


『兄さん! この髪留め私にくれるの? やった! 可愛く結んで!』


『ありがとう兄さん! どう? 似合う? 可愛い?』


「……懐かしいな」


 厳しい生活の中、妹リュドミラの笑顔を糧にしていたファウストにとって、二人で過ごした時間はどんなに月日が流れても色褪せない大切な思い出だ。


「何か言った?」


「いや。何でもねぇよ」


 ファウストはふと過ぎった思い出を払うように、意識を手元に集中させた。






「なぁ、ずっと聞こうって思ってたんだけどよぉ……」


 ファウストは目の前に広がる、多くの書類が重なり合って出来た山々を呆然と見つめながら呟く。


「な、なによ……」


「これ、終わるのか?」


 ファウストが発したその言葉に、イリスはビクリと肩を震わせた。


「いつかは終わるに決まってるでしょ」


「いや、でも。この作業続けて何日経った?」


 朝食を済ませたファウストとイリスは現在、魔王の間にて缶詰状態になっている。


 どのくらい時間が過ぎたのかもはや考えたくもないが、仕事が一向に終わらない事実も考えたく無かった。


 魔王というのはただ権力を振りかざし、玉座でふんぞり返るだけだと思われがちだが、実際は地味な仕事が山のように待ち構えている。


「許可書、承諾書、認可書、届出、まだまだ出てくるんだけど。全部、魔王のサインが必要な書類」


 書類の山から出てくるのは全て、魔王であるイリス直筆のサインが必要な書類ばかり。


 ファウストが書類を読み上げる度にイリスはぐったりと蹲り、ついにはペンを放り投げた。


「私の代わりにサインしてくれたっていいじゃない!」


「ダメに決まってんだろ。散々言ったよな? 書類が溜まっているから目を通しておけって」


 嫌な事は全て後回しにするイリスの悪い癖を熟知しているファウストは、こうならない為に散々口酸っぱく声を掛け続けていたというのに、やはりこんな事になってしまった。


 イリスとファウストは二手に変われ、イリスが書類に目を通しサインを書き、その書類をファウストが纏め書類を提出した各種族に使い魔で届けるという流れ作業に近い感覚で書類の整理を行っているが終わりはまだ見えない。


「もう無理! 疲れたっ!」


「そんな事言ってる場合じゃないだろ。 期限が過ぎてる書類だって見つかってんだぞ!」


「少しは休憩したい!」


「散々休んだツケが今、回ってきてるって分かってんだろ! いいから手を動かせ」


 まさに修羅場。


 疲れたと駄々を捏ねるイリスと、そんなイリスを一切甘やかさないファウスト。


 果たしてどちらが主で従者なのか分からなくなってくる状況がしばらく続き、夜行性のドラゴン達の咆哮が鳴りを静めた頃、げっそりとしたイリスがようやく魔王の間から姿を現した。


「も、もう無理…………」


「だから仕事は溜めるなって言っただろ」


 なんとか書類の整理を終える事が出来たのか、二人の頬や手の周りには黒いインクがベッタリと着いていた。


「お腹空いたぁぁあ!」


「分かったから。簡単に食べれる物作るからちょっと待ってろ」


 騒ぐイリスを宥めながら貯蔵庫の扉を開けたファウストは、ギクリと動きを止めた。


「私、ガッツリ食べたい気分なんだけど」


 そんなファウストをよそにイリスはファウストの背後から貯蔵庫を覗き込むと、一瞬で青ざめた表情を浮かべた。


「え……、どういう事?」


 顔面蒼白。


 貯蔵庫で起きている現実を受け止められないイリスは、ファウストに詰め寄った。


 食材の『しょ』の字も無い、もぬけの殻になった貯蔵庫。

「フゥゥウ――――――」


 イリスに詰め寄られているファウストは一呼吸置き、真っ直ぐイリスを見つめる。


「悪い。今日の朝で、食材全部使い切ってたの忘れてた」


「え……」


「明日まで飯抜きだ」


「な、な、な――。なんでよぉぉぉぉぉぉおおおっ!」


 今のイリスにとって、その言葉は死の宣告だった。


 宣告を受けたイリスの悲痛な叫び声は、魔王城をすっぽりと包み込んだ。

 

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