無実
不愉快な主張ばかりが並べられている。
美味しそうなものは何一つない。
当たり前に強いて、強いられることを何故だ。
皆都合よく、捉えるのだ。
そんなにあなたは偉いかね?
そんなにあなたは辛いかね?
そんなにあなたは重要かね?
そんなにあなたは卑屈かね?
何一つ必要のない現実。
直視するには荷が重いかい?
自分を自分として守り続けたいという事。
自分を受け入れてほしいという事。
それは全くおなじ。
世界はみんなのもの。
社会はみんなのもの。
誰のためにも存在しているが。
誰かのためには存在していない。
そんな中で自分を主張するなら。
それは受け入れて欲しいという事。
分かってる。主張しない。ただもっているだけ。
ならば外には出ないだろう。
誰も知らない。
だから誰も触れられない。
触れられる場所に出したのならば。
無視を決め込むか、全てをかけて説得するか。
出されたものの完全なる自由。
それをどう扱うかも完全自由。
自由なんてものは決して優しくは無い。
弱肉強食紆余曲折。
時代や民意にすぐゆられる。
存在しない客観を極めろ。
他人の中に。
自分の中に。
常に客観を立ち上げろ。
自分の感覚に。
他人の感覚に。
常に疑問を投げかけろ。
隠すための論理に。
紛らわせる倫理に。
常に感性をふるわせろ。
自分だけを見ても。
他人だけを見ても。
そこには誰もいない。
事実という無実に騙されるな。
本当に知らなければならないものは。
みんなの中にある。
しかし。
誰かの中にはない。