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第六十六話。新たなる日常~一儲けの加速と対外的問題

俺達若手PTと、お目付け役のニックさんは、

6階から9階途中までの殲滅を終え、地上に出た。


俺は、ダンジョン前広場で、水を配りながら言った。

「今日の戦果は、

魔石290、HPポーション13、

薬草72、毒消し草53、虫糸28、ラットの歯4、粘液5っす。


今日は、6階からの殲滅だったので、

ダンザ、昨日よりキノコの喰らっちゃったすね。

所要時間は、四時間足らずと言ったトコっす。

リリーの魔力、30切っちゃいました」


ダンザが、笑いながら答える。

「毒は食ってないだな。

両手に盾持ってるだしw何でもないだーなw」


盾ねぇ?建材の間違いだろw

お前、両手盾気に入ってるのなw

まぁ防御力は知らんが、PTの攻撃力は爆上がりだw


ニックさんが、水を飲みながら言う。

「ふぅ・・・290か、信じられんな・・・」


今回も魔石が多い。

倒した魔物が多いと言う事だが、

半分近く虫系を虫毒で倒しているから、手数は減っている。


6階からは、魔物の群れ自体も、

7匹平均と言った感じで増えてるし。

戦闘数自体は、昨日と大して差は無かったのかも。


リリーもマメダもハチムも、

水を飲み一息入れて居た。


マメダが、矢を弄りながら言う。

「レベル上げと言っても、

いくらなんでも狩り過ぎじゃない?」


ハチムが、続ける。

「数はそうなんですけど、防御壁と投げ槍、

ライトと虫毒ですから、全然苦じゃないですね」


リリーが、嬉しそうに言う。

「凄いわ、私のレベルもう13よ?」


13?

うそん、昨日リリーは9に上がったんだったよな?

今日4つもあがったの?


俺は、視界のPTステータスを弄り確認する。

リリーダンザLv13だ・・・

俺ハチムマメダはLv12。


何故にリリーに先を行かれる・・・じゃない。

1日でLv4上がる?

いや半日か。


9階の魔物、レベル13だったから、

数倒せばこうなりもする?か・・・。


Lv9の分際で、6階から先を殲滅しようと言うのが、

調子に乗りすぎだったか。

乗りすぎってもなぁ・・・。


前衛ダンザでさえ、ほぼ攻撃食らって無いし、

後衛は勿論攻撃さえされてない。


出来るだけ安全に、

無理せずゆっくりやってるつもりなんだが?


ライトと魔力探知で、比較的安全な高速移動と、

防御壁&投げ武器で、普通より戦闘にも時間が掛からないとは言え、

戦闘数、魔物を倒す数が、常識はずれなのか。


オーラスさんもニックさんも、

魔石の数にちょっと呆然としてたもんなw


うーん、リリーのMAXMP、今朝は60ちょいだったが、

レベルが4上がって、MAX80を超えてるな。


いいぞ、薬草は十分だ。

聖水に回せるMPが増えれば、

HPポーションで一儲け、加速するかも。


考えに耽る俺を尻目に、

ダンザが、中盾と石盾を放り出して、座り込み言う。

「腹減っただーな」


俺はダンザに言われ、急激に空腹を感じる。

ダンジョンの中じゃ、緊張で時間感覚と空腹を忘れる・・・

ホントだな。


8時過ぎ辺りからダンジョンに潜り、

四時間弱・・・正午を回ってるのか。

朝飯早いからなぁ、そりゃ腹も減るかw


俺は、アイテム収納から、

トンバーさんの準備した昼飯を出しながら言う。

「ここで、飯とするっすか。

今日は、スープが付いてるっすよ」


昨日と同じ、焼肉と塩漬けの野菜を挟んだパンと、

粘液瓶を容器にした、パスタ入りの暖かいスープだ。


ダンジョン前広場で皆車座となり、昼食を始める。


俺は、飯を食べながら、これからの予定を話した。

「まだ昼過ぎっすから、急いで帰る事は無いっすよね?

俺の魔力はまだあるっすから、魔力探知はまだ出来ます。

湖畔に出て左の草むらで、

虫毒草採ってから帰りたいっすけど、どうっすか?」


誰からも異論は出なかった。


久々にマメダが言う。

「荷物はアンタが運ぶんだから、

いくらでも採ればいいわ」


ダンザも、ニヤニヤしながら続ける。

「荷運びしてくれるのが、

アルファのいいところだーな」


ニックさんも、リリーもハチムも笑って居た。


ダンザ、お前・・・

2,5kgの石盾なら何の文句も言わず運ぶのにな。

盾バカめw


盾形なら重さ感じないのか?w

盾は投げ易いって言い出した時は、噴出しそうになったぜw

盾の才ってのは、それほどに盾扱いに長けてるって事か。


そう言えば・・・

槍の才持ちのハチムに、槍投げを教わろうとしたが、

なんちゅうか、感覚的な言い方で、訳判らんかったな。


スッとか、グッとやってスパっと、とか、

角材の重さを使ってズン、とか・・・。


あれか?『才』ってのは、『天才型』って事か?

天才型一流スポーツ選手は、

一流コーチに必ずしも成れないってヤツかもな。


となると、マメダに弓習うってのも、無理だろうなぁ。


俺は、この先どうしたもんだか・・・。

魔力探知をし、

防御壁と投げる為の武器を大量に運んでるっても、

攻撃にはあまり役に立ってない。


土魔法じゃ、やっぱイマイチだよなぁ。


リリーは良いとして、

俺も攻撃の役に立たないと、この先キツくなるかも。


まぁ・・・壁に当たったら、その時考えよう。

先を思って不安になっても、しょうがないんだから。

二神様も言ってた、出来る事をやれば良いんだと。


俺は、自分の予期不安を、上手く収めながら思う。

体が若いと、気も若くなるもんだな。


つい数日前まで、俺は地球の、ただのおっさんだったのにw

今や、タヌキ族を盛り立てる、二神の使い・・・か。



アルファ達は、食事を終え、虫毒草採集を行い、

集落への帰途に付くのであった。


夕飯までの間、リリーは聖水を。

出来上がった聖水を使い、ドラカン始め元冒険者達が、

HPポーションと中級虫毒を作った。


それ以外の者は、日常の作業をし、

若手達は、武器防具の手入れをし、翌日に備えるのである。


リリーのレベル上げ、薬草を聖水でHPポーションに格上げする、

新たなる集落の日常が、始まったのである。


ドラカン達は、町に出ようとしなかった。

誰かに鑑定をされると、

『シガラキ教徒』である事が、判ってしまうからである。


人の国、神聖国ライツでは、公然と獣人差別がある。


南の獣人国ゼンツと接するイーハン辺りでは、

住民に獣人差別意識はほぼ無いが、

北方に行けば、差別意識は濃くなる。


ドラカン達は、獣人がライツに住み着き、獣神を生んだとなると、

どのような事になるのか、それが心配であったのだ。


それでも、集落の食料は減っていく。


イーハンとドラカン集落の間にある隣村、

イーハン東村へは食料の買出しには行った。


隣村の商人ニボガッツや、顔馴染みの村民なら、

鑑定される恐れは少ないからだ。


しかし、隣村では、HPポーションの換金は出来ない。

換金出来なければ、そう遠く無い先に、

食料を買う事も出来なくなる。


いつまでも、集落に閉じ篭っている事は、出来ないのであった。


アルファ達は、毎日ゲンコツダンジョンに潜り続け、

10階の魔物Lv14では、

もうレベルが上がり辛い段階に入っていた。


若手PT、アルファ、ダンザ、リリー、ハチム、マメダ、

全員Lv16に達していた。

さらっと、斜め読みでも、読んで貰って有り難いっす。


いいねやら、感想やら、ブックマークやら、レビューやら、

星5やらw頂きたいっす。


反応無いと、便所の落書きだものねw


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