表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

19/186

第十八話。丸太運びと昼飯から実戦へ

アルファは、丸太運び二往復を済ませた。

時刻はまだ、昼前である。


アルファ、ドラカン、サニーは、入り口近くの椅子でまったり。

オーラスは、長椅子に寝そべり昼寝を、

犬三匹もオーラスのそばで、昼寝をはじめた。


ニックとマメダは、

危ないから広場でやるなとサニーに追い出され、湖畔で弓の練習中。


ダンザ、リリーは、子供達と広場で遊んでいる。


ダンジョン跡から、トンバーとハチムがヤリを持って出てきた。



トンバーが、広場でだらけている全員に言う。

「もう荷運びは終わったのかい?」


ドラカンが答える。

「土運び2tを二往復、木運び2tを二往復終わっただよ」


「ホントかい?

昼前に終わっちまうとは・・・アルファ、ご苦労だったねぇ」


「はは、力仕事ってんでも無いっすから、ウロウロしてただけっす」


トンバーさんは、ご機嫌のようだ。

「合間に貝まであんなに採って、アンタが来てくれて助かるよ。

山神様に感謝しなくちゃね。

それに比べてウチのったら・・・何昼寝なんかして・・・」


おっと、機嫌を損ねちゃいけねぇ・・・。

「いやぁ、オーラスさんは昨日の夜の番、最後に寝たそうっすから」


「まったく、昼の仕度でも手伝わそうかね。

ハチム、あんたはもういいよ、ヤリの訓練でもして、日に当たりな。


サニーとリリーは、昼の仕度手伝っておくれ。


アルファ、アンタは休んでな。

今日は天気もいいし、昼は外で食べるよ」


サニーは、ドラカンに赤ん坊を預け、リリーとキッチンに向かう。

ハチムは、湖畔にヤリの練習に向かった。


昼飯の準備中、俺は、

長椅子で赤ん坊をあやすドラカンさんと、今後の相談をした。


「さて、俺はどうしたもんすかねぇ・・・。

毎日荷運びって訳にもいかんでしょうし。

今のところやる事は、ダンジョンで一儲け位しか思いつかないんすけど」


「んんー、ダンジョンだか・・・

まぁ力を付ける事は悪い事ではないだが、

初日から、そう力むでも無いだー」


敷物を持って通りかかったトンバーが、

長椅子で寝ているオーラスを見ながら言う。

「アルファは働きもんだねぇ・・・

それに比べてうちのダンナは・・・」


「ダンジョンがどんなもんだか、いっぺんお願いしたいっす。

魔法も自分の石つぶてと、魔力探知しか見てないし・・・。

オーラスさんの魔法見てみたいっす。

・・・つーか、俺、魔法どころか、まだ魔物を見てないっすわ」


「うーむ・・・ダンジョンだか?」

ドラカンさんは、あまり気乗りしないようだ。


「ドラカン。昼食べたら、うちの連れて、

ダンジョンに、アルファを連れて行けばいいよ」


「そうだったな、魔物をまだ見てないだな・・・

オーラスの魔法も・・・

後2人は誰にするか・・・」


トンバーさんの指示だからか、

ドラカンさんは、ダンジョン行きを承諾したようだ。

後2人って事は、5人フルPTだな。


「前衛でダンザと・・・後はだれっすかね?」

「前衛は、俺とオーラスでいいだよ」


「え?アイテム師と魔法使いが前衛っすか?」


「まぁ、ダンザよりは倒され難いだー」


「ああ、レベルが高いからっすね」


ドラカン、オーラスともLv22。

Lv8のダンザより、前衛として安心出来るか。


「うむ・・・アルファは見学・・・

念の為アイテムの準備してればいいだー。


いや・・・俺とダンザが前衛で、オーラスが魔法を見せる・・・

後は、マメダは、弓の試し撃ちがしたいかも知れんだーな」


「前衛、ドラカンさんダンザ、

後衛オーラスさんマメダ、回復俺っすね」


「それでいくだー」


「了解っす。なんか準備する事とか、注意する事とかは?」


「んー特に無いだー。

今日は見学だーな・・・一階層目をゆるゆるとな」


リリーがダンザと犬を連れて、お昼を伝えに、

レンダさん達を迎えに行こうとすると、

チビッコ達も付いて行きたがった。


チビ達は、出歩けないから、広場以外に行きたいのか。

陶芸の釜や、材木置き場は近いから、行った事ある様子だ。


チビ達も行くんじゃ心配だから、

俺も付いていこうかと思ったが、オーラスさんが行ってくれた。


・・・俺が行くより安全度高まるもんね。


つーか俺Lv5で、リリーLv6じゃん・・・

リリーは冒険者登録もしてないのに・・・。


さすがにレベル上げしないとマズイよな。


そうだよな・・・この世界で生きていくんだ、

いくらなんでもLv5はマズいわ。


ダンジョンがどんなもんだか、魔物がどんなもんだか、

とにかく経験、情報収集だな。


トンバーとサニーが広場に出てきて、食事の支度を始めた。


犬を連れて、ドラカンさんが俺に言う。

「湖畔に行ってるのを呼びに行くか」


「そっすね」


湖畔にまでは、行かなかった。

畑の手前でドラカンさんが「メシだー」と呼んだのだ。


俺には聞こえないが、答えがあったと言う。

耳がいいんだな、タヌキ族・・・。


湖畔組と陶芸レンダ達も揃って、広場で昼食が始まる。


時刻は正午前だが、朝が早く、

夕方にはダンジョン跡に入り、寝るのも早いのだ。


昼食は、焼きたてのパンと、スープ、塩漬けの野菜、

イノシシの燻製肉を、味付けして焼いたものであった。


俺は、当然のようにダンザの隣に陣取った。


リリーが、俺の分を取り分けてくれる。

ありがと、超嬉しい・・・ニヤニヤしちゃうぜ。


コッペパンっぽいパンを縦に半分に裂き、

イノシシ肉と塩漬けの野菜をはさんで食べるようだ。

サンドイッチか。


肉にしっかり味が付いていて、

塩漬け野菜と一緒に食べると美味い。

おチビ達も、これが好物のようだ。


「お肉おいしいねー」「お肉ー」「ウサギはー?」「貝もー」


トンバーが答える。

「貝は砂吐かせてるからまだ食べられないよ。

晩のスープに入れるかね?

ウサギも晩御飯だよ」


「晩御飯ウサギねー」「ウサギー」

「ウサギさーぁ、おいしいよね」「イノシシも好きー」


チビッコは、どこの世界でも肉が好きか、まぁ大人も肉好きだが。


ドラカンさんが言う。

「昼食べたら、俺とオーラス、アルファで狩りに行くだが、

ダンザとマメダも行くだか?」


ふーん・・・子供達には、ダンジョンに行く、

とは言わない感じっぽいな。


ダンザが、ドラカンに向かって答える。

「盾貸してくれるだな?」


「中盾だが使えばいいだー。

お前には、大盾のほうがいいと思うが無いだな」


マメダが、ダンザに言う。

「大盾作る?

バイロンさんの見たから、あんな感じので良ければ」


ダンザが、答える。

「おう、あれほどデカくなくていいと思うだが、作って貰うだな」


「アタシは・・・弓試してみたいかな」


ニックさんが、マメダに向かって言った。

「基本は出来てるし、いいと思うぞ。

ドラカンの予備の半弓で行くなら、

俺の半弓の矢も、20ほど持って行けばいい」


ドラカンが、ニックに向かって言う。

「悪いなニック。

マメダが本格的に弓をやるなら、弓も矢も調達せんといかんだな」


「矢の調達は、買うっすか?作るっすか?」


ニックが答える。

「買うんだ。

矢は結構デリケートで作るのが難しい。

使っていると精度も落ちてくるし、手入れもするが、消耗品だ。


半弓で近場の的を撃つなら、それほどの精度は要らないが、

俺の様に大弓だとな。

まぁ、俺でも屋内では大体半弓を使うんだがね」


「屋内だと大弓使わないんすか?」


「場所や相手にもよるが、取り回しが良くないのと、

そんなに長距離で撃つ訳じゃないからな。

威力より手返し重視だ」


「なるほど」


ドラカンが、話しをしめた。

「まぁ、今日はアルファに狩りの見学をして貰うだ。

これから行って夕方には戻る。

そう奥には行かないだー」


昼飯を終え、ドラカンさん達は狩りの準備をした。


俺は何もすることは無いが、皮手袋と革の帽子を装備し、

ポーションと毒消しを12個ずつ渡されたので、アイテム収納しておく。

さっきのと合わせて15個ずつ、計30個だ。


リリーが、気を付けてね、と俺を心配してくれた。

超優しい・・・超嬉しい・・・必ず帰って来るよ。


犬も連れて行くのかと思ったが、

5人フルPTなら要らないとの事だった。


ドラカンさんからPTの招待が来た。


ふぅ・・・とうとうだ、ダンジョン、魔物、実戦・・・。


アルファ達は、ゲンコツダンジョンへ向かうのであった。

さらっと、斜め読みでも、読んで貰って有り難いっす。


いいねやら、感想やら、ブックマークやら、レビューやら、

星5やらw頂きたいっす。


反応無いと、便所の落書きだものねw


そう言えば、まだだったな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ