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第0話 孤独なおじさんの孤独な聖戦

俺の声はもう、届かない。


ドラゴンの咆哮の中、

みんなの声も、俺の耳には、もう届かなかった。


pt内通話は、途切れた。


俺とptメンバーの距離が離れた事により、

ptは解除されたのだ。


距離は稼げた。

リリー達は、逃げられるだろう。


リリーの祈りの指輪からの、

神気の供給も途切れた。


俺の体の神獣化も、

徐々に解かれて行く・・・。


俺の視界では、

肉体から俺が弾かれるまでのカウンターが、

身体の神獣化終了カウンターに切り替わった。


俺は、もう、神獣体から弾き出されない。


身体の拒絶反応により、俺が弾き出されるより先に、

超高濃度、超高質の神気が途切れ、

神獣化自体が、解かれるから。


時間は前より、数十秒稼げる。

リリー達が逃げる、大事な時間を。


神獣の力を失いつつあるアルファを、

ドラゴンゴーレムは、押し返そうとしている。


ダンジョンの底、暗闇の中、ただ一人となったアルファは、

徐々に力を失い、凝縮された時も、徐々に通常の速度に向かう。


アルファは、ドラゴンとの押し合いに、負け始めた。



アルファは、これまでの人生を思い出して居た。


俺は、赤ん坊の時、病院に捨てられた。

ドコの誰とも知れぬ、捨て子、施設育ちの孤児だった。


天涯孤独。


生まれてこの方、

心の奥底で、一人ぼっちだった。


中学から近所で造園業のバイトをした。

草むしりや、垣根を刈ったりして、木の剪定を習った。


高卒でバイト先に就職し、造園師となった。


俺は、心に空虚を抱えたまま、孤独の中、中年に差し掛かっていた。


いつもの様に、近隣の高校の木の手入れに行った。

そこで、爆発に巻き込まれた。


あれが、

あの爆発が、きっかけだったのだ。


からっぽだった俺は、この異世界で、全てを得た。

俺が、心の底に抱えていた空虚を埋める、全てを。


リリー達、とっつぁん達、おチビ達、犬達。

妻、兄弟、家族、親族、仲間・・・。


俺の目的、俺の生きる意味。


俺の全てだ。


みんなこそが、

漫然と、死にたかぁ無いから、

ただただ、生きて来ただけの、

俺の、生きた証。


それこそが、

俺の生まれて来た、

生きて来た、意味だ。

音楽ネタ、ONE OK ROCK 『Deeper Deeper』

読後にでも聞いてみてね。


なんぞ、割り込み投稿が出来るっぽいので、やってみたw

後悔は、していないw


さらっと、斜め読みでも、読んで貰って有り難いっす。


ちょろっとでも、面白いかな?良いトコあるかな?と思っちゃったら、

いいねやら、感想やら、ブックマークやら、レビューやら、

星やら、頂きたいっす。


具体的には、下の方の☆☆☆☆☆っす。

詰まらなければ☆ひとつ、面白ければ☆5つと言うルールっす。

それが、この話への応援となります。


反応無いと、便所の落書きだもの、反応無いの悲しいっす。

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