7話 掃除
急いだのでちょっと文法が変かも...
いけない、いけない。喜んでばかりもいられない。
今は早急に掃除をしないと今日の寝床も情報も得られない。
床に落ちた雑巾(魔方陣つき)を魔方陣に触れないようにして端っこを持って持ち上げる。
魔法があると喜んだ私だがやっぱり未知なものは怖い。
「ん?きれいになってる?」
なんと雑巾を持ち上げた所だけ床に積もっていた大量の埃がきれいになくなっていたのだ!
「さっき魔方陣が光った時に埃がなくなっちゃった?」
ということは……
「私もしかして水わざわざ汲んでこなくてよかったんだーーーー。」
「あーあ、なんか損したような微妙な気分…」
本当は、自分がエルフだとわかったことなど完全に損したわけではないけれどね。
「まっ、いっか!これなら相当掃除が楽♪」
「さーて、はじめよっと。」
結論からいうと….
はい、すごく疲れました…。
「やっ、やっと終わった…..。」
すでに軽く肩で息をしている。
誰だ掃除が楽なんていったやつ。
まず、もともとこの体に転生してから全然体力がなかったのに加え床の場合、モップなどという文明の利器はなかったので屈んで普通に拭くしかなかったのだ。
箒はあったのだが魔方陣は付いておらずただの箒だった。
床は埃だらけで、箒なんてではいた後には大量のハウスダストがまいあがるに違いない。
画してあの魔法陣の雑巾で拭くことになったのだが、それが大変だった…
使えば使うほど体の中にあったであろう魔力的なものが抜かれていったのだ。
だいだい感覚で最初の時と比べて半分ぐらいになってしまった気がする。
そのために体力的でなものではなく精神的に参ってしまった…..
「あーあ、これなら普通に掃除した方がよかったかも….魔法っていう謎現象にはしゃぎすぎた…」
「ていっても雑巾はあれしかないけどね…これから掃除のたびにあんなことになるのかー…」
しかし部屋の掃除をしているときにいろいろなものを見つけることができた。
まずトイレで、なぜか典型的な洋式だった。
トイレの底には魔方陣が描いてあり、ためしに流すと魔方陣が光って魔方陣の上に積もっていた埃がなくなった。
そして水が流れずにまた魔力的なのを持っていかれ疲れた…
次に照明があったことだ。
これで夜も安心だーーーと思い、つけてみると案の定また魔力(もう魔力でいいや)を持っていかれた。
明かりはかなり明るかったが対照的にわたしの心は(精神的にという意味で)ヘトヘトだ…。
もう魔力持っていかないで…(泣)…
最後になにより驚いたのが….
「じ、字が読める….」
なんと字が読めたのだ…
本棚を掃除しているときにふと背表紙に目がいったところ、文字の意味が分かったのだ。
いや、わかってしまった。
これにはほんとに驚いて、3回くらい字を見直してしまった。
しかし何度みてもそこには日本語とは全く違うかけはなれた意味の分かる文字の羅列がつづいていているだけだ。
ちなみに読んだ背表紙は『台所の最強本!Gの効率的な倒し方、消し方、滅亡させ方』
これを見たときここにもゴキ●リの運命から逃れられないのかとの思いと、この本前世にの時にほしかったと思ったのは余談だ。
「なんで文字なんてよめたんだろ……」
自分自身にはなぜ読めるのか全く分からない。
結局のところ….
「まぁ、読めなくて困ることないし、いいよねー。」
丸投げしたのであった。(思考放棄ともいう)
テストが終わったーーーーーーー!玉砕した教科も2つ3つほどありましたが11教科やりきりました!まぁ、まだテスト返しという爆弾を背負っているわけですが(泣)
投稿間隔は頑張りますが、以前のように毎日は厳しいかも...2-3日に1本ぐらいになるかもしれません。ともあれ最初の不定期(名目)は変わりませんが...
こけからもがんばります!
誤字、読みにくい表現等ありましたら知らせていただければ幸いです。
評価、感想等もお待ちしております。(でも作者のメンタルは豆腐です。)