恋・・・
初のBL中途半端でなんかおかしいですが
暖かい目で呼んでくれると嬉しいです
今僕は恋をしている。
普通だったら恋は
楽しくて、喜びで満ちあふれていると思う。
だけど自分は違う
切なくて、悲しくて・・・。
4月1日
緊張しながら今日から僕の通うことになる
中学校に向かっている。
まるで空が祝ってくれているかのような晴天だった。
家から学校まで10分の距離にあるけど
初日から遅刻なんて出来ないから早めに家を出た。
早めになんて出ていなかったら
こんなつらい思いをしなくて良かったかもしれない。
僕が学校に向かって歩いていていると後ろの方から
「ねー君ー」
僕のことではないと思って無視していたが
周りを見てみると僕しかいないことに気づいた。
こんな時に一体なんの勧誘だと思いながら後ろを向いた。
そこには、うちの制服を着た男子がいた。
多分先輩だ。
凛々しい顔つきで性格も良さそうで
いかにも優等生と感じだ。
そんなことより自分が一番驚いたのは
自分自身の心境だった。
「君ハンカチ落としたよ」
「あ・ありがとうございます」
「君今日からうちの中学に来るのかい?」
「はい よろしくお願いします」
「よろしく俺の名前は足利彰正2年生だよ」
「僕は毛利鷹です」
「毛利くんかよろしく なんかあったらいつでも言ってくれよ」
このとき僕は真っ白になっていた。
それに心拍数がスゴいことになっている。
何故だかわからない。
説明なんてできない
「よろしくお願いします」
僕はその日何があったかあまり覚えてない。
足利先輩に会ったことしか覚えてない。
一体どんな奴と喋ったのか。
担任の顔すら覚えていない。
もしかしたら学校に行ってないかもしれない
いや学校には行ったかな。
足利先輩と一緒に行った。
「おーい毛利くーん」
足利先輩の声だと脳が認識する前に体が反応した。
「足利先輩!」
声がうわずってしまった気がする。
恥ずかしい。
・・・なんで恥ずかしいなんて思うんだ。
うわずったなだから恥ずかしいのは当たり前なんだが、いつもの恥ずかしさとは何かが違う気がする。
「今日はどうだった毛利くん」
「なんか緊張しちゃってあまり覚えてないです」
「そうだな最初は緊張しちゃうよな」
「そうですね」
なんでこんなに緊張してるんだ。
わけがわからない。
これが女性だったらわからんでもないのに
まさか・・・有り得ないよな。
「足利先輩家こちらなんですか」
「うん学校から10分ぐらいかな」
「僕もそれぐらいの距離なんですよ」
「へーじゃあ家近所かもね」
「近所だと嬉しいです」
嬉しい?なんで嬉しいんだ。
先輩が近くにいれば何かしらあるかもしれないが嬉しいのか?
「どの辺に住んでるの」
「商店街の近くのマンションです」
「もしかしたら同じマンションかも」
「え」
「○○○マンション?」
「はいそうです」
「じゃあ一緒だ」
「本当ですか!!」
心が踊った。
こんなに嬉しいのは初めてかもしれない。
さっきから何度も思っているがなんで嬉しいんだ。
自分が怖くなってきた。
男に恋・・・いや有り得ないあっちゃいけない
、そんなこと・・・
「足利先輩ちょっと用事があるんで急ぎますね」
「そうなのか じゃあまた明日な」
「それじゃあさようなら」
僕は走った。用事なんてないが急いで帰った。
家には誰もいなかった。まあ両親共働きだからしょうがない。
いや今のこの状況だといなくてよかったと思う。
あれからいろいろと考えた。
だけど考えれば考えるほど訳が分からなくなってくる。
「あーなに考えてんだ俺」
言ったと同時に目覚ましが鳴った。
もう時間か・・・なんか行くのやだな。
「はやく起きなさい」
母親が珍しく起こしてきた。
時間を見たら30分も過ぎていた。
やばいいくら学校が近いからってこれじゃあ遅刻だ。
先輩のことは忘れよう!それが良い。
学校についたはいいが自分のクラスがどこだか分からない。
昨日のこと先輩以外覚えてないからな・・・いやいや先輩のことはどうでもいいんだ。
「どうしたんだ毛利くん」
なんで先輩はあらわれるんだ。
「おはようございます。クラスが分からなくて」
「クラスだったら張り出されてるよ」
「そうなんですかありがとうございます」
「なんか元気無いけどどうしたんだ」
「いやー元気ですよ」
「そうか?」
元気だけどさ元気出せないんだよ。
足利先輩にクラスの場所を聞いてクラスにいっていろいろ聞いて今日は帰った。
帰り足利先輩とかぶらないように帰った。
昨日も学校でも考えた。
自分の気持ちのことを考えた。
考えに考えた結果
僕は足利先輩のことがすきだ。
恋・・・してる。
・・・・・・・・後日談・・・・・・・・
僕は最終的に告白した。
本気で真剣に・・・
それを聞いた先輩は苦笑いして終わった。
それから先輩と関わることはなかった。
切なくて、悲しかったけど・・・ね
観覧ありがとうございます
これだけと思われるかもしれませんが
これでも自分ではいい方だと思っていますw
今後も何かしら書いていきたいのでよろしくです