あらすじ
【序】 ガラクタの星詠み
舞台は、宙に浮かぶ「国立アストラル学園」。人々は星の力を魔法に変えて暮らしていた。
主人公の少女リアは、膨大な知識を持ちながらも魔法を一切使えない「無能」として蔑まれている。彼女はせめて星を身近に感じようと、自分の制服に宇宙柄の刺繍を施し(1枚目の姿)、親友のルナに支えられながら平穏な日々を送っていた。
【破】 封印解除の代償
ある夜、学園に闇の怪物「星喰い」が急襲する。
ルナが命の危機に晒されたその瞬間、リアの内に眠っていた神話級の魔法**『蒼穹のセレナーデ』**が覚醒する。しかし、その力は「自らの記憶」を魔力に変換して放つ、残酷な忘却の魔法だった。
リアは敵を壊滅させるが、代償としてルナとの大切な思い出の一部を失ってしまう。
【急】 忘れゆく救世主
生徒会長エレナは、世界を救うためにリアを「兵器」として利用しようとする。リアが魔法を使うたび、彼女の記憶は砂のようにこぼれ落ち、自分の名前さえも忘れていく。
剣士カイルとルナは、リアを連れて学園を脱走し、彼女を「一人の少女」に戻すための逃避行を始める。だが、世界を覆う闇を払うには、リアがすべての記憶を捧げて「星」になるしかなかった。
【終】 永遠のセレナーデ
最終決戦。リアはルナへの最後の想いを魔力に変え、闇の根源を浄化する。
世界に平和が訪れたが、リアの存在した痕跡は人々の記憶からも、記録からも完全に消滅した。
唯一、理由のわからない涙を流し続けるルナ。彼女の手元には、リアが遺した「星柄のネクタイ」だけが残されていた。
空を見上げるルナ。そこには、誰よりも優しく瞬く「リアの星」が、今日も親友を照らし続けていた。




