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僕が帰宅するなり、
兄が、滅多にないテンションで駆け寄ってきた。
「ジャジャジャンジャジャーン!!
アサヒ スーパードライ ネット限定版プレミアム!!!」
兄は、それを一本ずつ両手に持っていた。
兄は言う。
「この缶、飲み終えたら、取っとこーぜ!!」
そんな一郎に、次郎は、しがみついた…。
そして、声を震わせて言った…。
「…1人の時、その時だけで、誰かといる時は、そうしないように心に決めていた!
決めていたんだ!!…ううっ…」
弟は、泣く…
そんな弟に、兄は言う…。
「どうした~!?次郎、ちゃんと、俺に話してみろよ♪♪」
と………。
【おわり】
何かの縁で、この作品を読んでくださった皆様!
どうか、今日も明日も素晴らしい日に、なりますように♪