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新幹線

作者: 加和伊。

「・・・停まります。」今日も新幹線に乗って仕事に行く。

 いつもは寝たことのない新幹線で深い眠りについた。

 毎日降りる駅は、少し前に過ぎている。それにはしっかりと気付いていたが、体が言うことを聞いてくれなかった。そういえば昨日飲み過ぎていたことを思い出して、ふと「疲れた。」と声に出ていた。普段は堅い人と言われる性格で弱音も吐かない性格だった。

 「おい、ふざけているのか。」後輩に強く当たる。いつものことだからと気にも留めなかった。

 そんな夢を見ていたことが「疲れた。」と声に出した原因だったのかと深く反省をした。直後、「バンッ」 新幹線が止まった。大きな音が出た駅は聞いたことのない所だった。なぜか喜びに近い感覚と共に新幹線を飛び出した。

 きっと夢だと勘違いしたのかもしれない。また声がふと出た「仕事は無しだな。」堅い人。そう言われるのが嫌になっていたからだろう、今日くらいは無邪気で居たかった。

 人のいない大通りを進んで行き、コンビニに入った。「いらっしゃいませ〜」の声はなかった、普段は気にならないのに気になった。お客もいないコンビニ、だんだんと怖くなる。ことはなかった。人間の欲が深いことを知った、いつまでもここにいたい。そんなことを思っていると、猫を見かけた。

 いつも嫌いだと言っている猫に声をかけた「みんなは?」猫は不思議そうな顔をして言った。「にゃ〜」そうだよな。なぜか返事を待っていた。

 「先輩ってノリ悪いよな」聞こえていないフリをして次の日には飲みに付きあった・・・そうだ、それで新幹線で寝てしまったんだ、戻らないと。そこからのスピードは速かった。大きな音のしたあの場所に戻ろうとした。そこにあったはずの駅がない。おかしな話だ、久しぶりに笑っていた。「なんでだよ」お笑い芸人になれるくらい綺麗なツッコミだった。そんなことを考えていたら幸せだった。

 ぱっと目が覚めた。朝だ。夢だ。会社に行こうと思い、新幹線に乗った。会社に着き、仕事をしていると後輩が寝ていた。「おい!」言いかけた言葉を飲み込み、「起きないと今日は飲みに行かないぞ」そんな言葉を言ったであろう、しっかりとは覚えていないし、覚えていたくもない。そして夜に飲みにいき楽しんだ。

 朝だ。会社に行こう。新幹線に乗った。二日酔いで寝てしまった。「バンッ」 止まった。「なんでだよ」やっぱりお笑い芸人になれるんじゃないか?新幹線のように早いツッコミは自分の足に当たった。何も感じない、「夢か」 気付いた。 

                「今日も飲みに行くか。」

どうもこんにちは、投稿者の加和伊。です。

この二日酔いで寝てしまうみたいなシチュエーションを経験をしたことがないので想像で書きました。

なんせまだ18歳なので経験したくてもできないわけです。

こういうのは書いていて楽しいですね。

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