7,親が相方の第一手
今度はペアの相方が親だったときの考え方です。
相方の攻めを基本受けないというのを念頭に入れつつ、最も注目すべきポイントは相方がどんな駒から打ちだしたのか。そこから考えます。
四枚駒なら、きっとその駒が二枚以上あるのだろうと推測できます。持っていた場合、次に自分が攻めるときにその駒を出してあげましょう。すると、相方が持っているその駒は強い駒であることが分かり、それを使いやすくすることできます。
二枚駒のとき、まず推測されるのは四枚駒がバラバラだということです。同じ駒がないから全体で二枚だけの駒を出して、その駒の位置を探りに来た。そう考えられます。この場合、これから先の相方の盤面を注視してください。相方が上がれそうなときに自分の攻めが回ってきたとき、相方の盤面でまだ出ていない駒があれば、それで待っている可能性が高いのです。
もし、相方の第一打が通って、同じ駒が連打された場合は考えを改める必要があります。つまり、相方は敵の王を炙り出しにきたということだからです。その場合は四枚駒が複数枚あることが間々あります。もし三打目が王でないなら、持っていればそれをぶつけてみるといいでしょう。
シの場合はし攻めのサインです。詳しい手順は別項目で説明します。
基本は以上のような考え方で結構ですが、当然例外もあります。限られた情報に潜む数多ある考えから、正しい解を求めることも、ごいた上達の一つかもしれません。